惑星コレリアで生まれ育った若者ハン 銀河帝国の暗黒支配が激しさを増す中、自由を求める彼は幼なじみのキーラとともに故郷からの脱出を図るも失敗、2人は離ればなれに やがて銀河一のパイロットとなってキーラを迎えに戻ると誓い、帝国軍のパイロットを目指すハン しかし3年後、彼は帝国フライト・アカデミーを追放され、歩兵として戦場に送られる そこでウーキー族の戦士チューバッカと出会うハンだったが、、、

 

 

 

 

 

 

こちらは2018年制作の アメリカ映画 アメリカ です(135分)

 

「スターウォーズ」 のスピンオフ作品の本作 スターウォーズ ハリソン・フォードの当り役で、

 

エピソード4から観ている人にはファンが多いキャラクター 「ハン・ソロ」 が如何に

 

してチューバッカと出会い、アウトローの密輸屋になっていったか その若き頃が描

 

かれております   ドンッ 銃 撮影終盤の監督交代で、7割以上が再撮影になってしまっ

 

たという いわく付で、最終的に ロン・ハワード 「アポロ13」 「ダ・ヴィンチ・コ

 

ード」 の監督作となりました

 

 

 

 

8mm  「スターウォーズ」 ファンから、かなり良からぬ評判の声があった 為ちょっと

 

躊躇があったものの、ここまで来たら最後まで!という気でレンタルした次第であり

 

ました DVD 主人公がハン・ソロ という事で、「スターウォーズ」のシリーズからは

 

ある程度離れ、自由に描ける所がメリットで、本作はそのメリットを生かした 西部劇

 

的な冒険活劇の作品に仕上がっておりました。 

 

 

 

 

冒頭はいつもの青文字が登場 しかし、いつものテーマ曲は登場せず薄暗い混沌とし

 

た惑星コレリア をスピ―ダーに乗ったハンが登場 そこに SOLO のロゴが被さっ

 

て来るという オープニング 正直テンションの上がらない 「ダサい」 オープニングに

 

不安を感じてしまう私 真顔 前半部分は映像的にも暗くて、ややしんどい感じはあり

 

ますが、幼なじみのキーラと共に外の世界に出て行きたい というハンの気持ちを理解

 

させる為には効果的にも感じました 二人揃っての脱出には失敗するものの、ハンは

 

帝国軍に入隊する事で惑星を出る事に成功 パイロットになってキーラの元へ迎えに

 

行く事を目標に帝国側に潜みながらチャンスを窺っていた彼の前に、同じ匂いを感じ

 

る人物 ベケット が目に留まります 

 

 

 

 

彼もやはり帝国軍に紛れたアウトローで、帝国からある物を盗む計画を立てていまし

 

た。ハンは宇宙船を手に入れるお金欲しさに一味に加わろうとしますが、一杯食わさ

 

れ 帝国に売られてしまい、怪物の潜む檻に落とされてしまいます ケージ 恐ろしい怪物と

 

格闘するソロ 気が付くとその怪物も鎖を付けられ捕らわれの身でした 機転をきか

 

し、ハンはその怪物と共謀し檻を壊し二人で脱出する事に成功します 行くあての

 

無い二人はそのままベケットを追いかけなんとか仕事に有り付くのでありました シ

 

ャワーを浴びる二人 泥だらけの怪物の正体はチューバッカという名の大猿でした 

 

ベケットの仲間三人とハン チューバッカの五人は、帝国軍の走る列車から貴重な資源

 

を盗むという危険な強奪作戦を実行するのでありましたといった展開で、ハンの冒険

 

が始まっていく事になります。 

 

 

 

 

前記にもあるように、本作はメインのストーリーに直接関係ない所が多い為、冒険活

 

劇としてある程度のポイントだけ押さえ自由にストーリーを展開させています カー

 

チェイス、脱走劇、列車強盗、宇宙船でのアクションと映画的見せ場は盛り沢山です

 

し、「スターウォーズ」 ファンの心をくすぐる チューバッカとの出会い (今作では

 

初めてチューバッカの言葉に字幕が付く場面もあります) ランド・カルリジアンとの

 

出会いと、(「帝国の逆襲」でのハンとの再会場面の逆バージョンがみれたりしま

 

す) 彼とのギャンブルに勝って ミレニアムファルコンを手に入れるエピソード等の細

 

かい所はちゃんとなぞられております それ以外にもハン・ソロの名前の由来 (ビト

 

ー・コルレオ―ネか ビックリマーク 感) 

 

 

 

 

ハンの人生哲学の基礎となる事はベケットという人物が大きく関わっていた事や、愛

 

用の銃も彼からの頂きものだったりというバックボーン そしてもう一つ本作で登場

 

する、ハンにとって大きな存在の キーラという女性キャラですが、今一つ掴みどころ

 

がなく、ラストのサプライズ (映画のスターウォーズしか観ていない私のようなファ

 

ンは違う意味で驚いてしまいまして ポーン ハッアニメ クローンウォーズの設定を実写に

 

持ち込むという反則技、、、後から調べなければ分からないものを出すな!)  もやもや

 

その後が気になる終わり方はいかがなものでしょうかね (多分この続編は無いでし

 

ょうし、エピソード9に入れ込むのも年齢的に、、、) ただ、それだけ印象深く、最

 

も奥深いドラマ性を感じさせるキャラクターで、その後が気になるのでありました 

 

 

 

 

ベケットというキャラクターを ウッディ・ハレルソンが演じておりまして、彼が演じ

 

る事でとても魅力的な人間になっていました チューバッカ、ベケット、キーラ という

 

魅力的なキャラクターが多い中、主人公の ハン・ソロが (あくまで個人的な意見で

 

す) あまり魅力的に描かれていなかったように感じてしまったのは残念でした それ

 

は他のキャラクターにも言える事ですが、もっとキャラを掘り下げて欲しかった気が

 

します  中でも酷かったのは本作での悪役となる ドライデンというキャラ ただの現

 

代の金持ちギャングにしか見えませんでした ランドのお抱えドロイド L3-37 は

 

本作の中でピカイチの異彩を放った存在でありました。 ロボット修理 見た目はモロ機械的な

 

ドロイドですが、中身は女性そのもの キーラ とのガールズトークもありながら 「ド

 

ロイドにも権利を!」 と主張する強い意志を持つ女性ドロイドなのであります。

 

 

 

 

ディズニーになってから 「スターウォーズ」 にも強い意志と行動力を持った女性がフ

 

ューチャーされるようになり ナウシカ 遂にはドロイドにまで波及して来たのであります 

 

ドロイドの解放を訴える姿の陰にはアフリカ系の方々の配慮も見え隠れする私であり

 

ました それもまた別ストーリーで 生物 VS ドロイド なんてのもって、それは 「タ

 

ーミネーター」 でしたね  ドクロ 物語の最後は、ベケットの助言によってハンはタトゥ

 

イーンの大物ギャングのもとへと向かう事にします 具体的な名前は出ませんが、多

 

分 ジャバ・ザ・ハット ではないでしょうか R2-D2

 

 

 

 

本作にチラっと登場する ワーウィック・デイヴィス という小人症の俳優さんが出てい

 

て、彼は ジョージ・ルーカス 製作、ロン・ハワード監督作の 「ウィロー」 という作

 

品で主人公を演じておりましたし、本家の「スターウォーズ」にも出演しています 

 

ロン・ハワードの遊び心ですね 「スターウォーズ」 に必ず登場するセリフ 「何か嫌

 

な予感がする」 という言葉が本作ではハンが「良い予感がしてきた!」 と呟く洒落た

 

セリフになっていました 

 

 

 

 

まぁ本作を観ても観なくてもメインの 「スターウォーズ」 にはさほど影響はありませ

 

んし、逆に言えばシリーズを観ていなくても、単品作としてご覧になる事も出来ます  

 

ハリソン・フォードを念頭に置いて鑑賞すると微妙ですが、これはこれ、と考えてご

 

覧になれば SF冒険映画としては十分楽しめる作品に仕上がっていると思いますの

 

で、気が向いたら はてなマーク ご覧になってみて下さいませです  目  とにかく チューイ 

 

が可愛い事は保証します 恋の矢

 

では、また次回ですよ~! パー