メキシコへとバカンスにやって来た姉妹のリサとケイト 地元の若者たちと意気投合した２人は、彼らから“シャークケージ・ダイビング”という檻の中から野生のサメを間近で鑑賞するアクティビティに誘われる 臆病なリサも好奇心旺盛なケイトに押し切られ、２人で挑戦することに 翌日、さっそく２人は檻とともに水深５mに沈められ、大迫力のサメを堪能する ところがその時、檻を支えていたワイヤーが突然切れ、２人は檻もろとも深さ47mの海底へ落下してしまう ただでさえ水深が40mを超えると身体へのリスクが急速に高まっていくというのに、その上、人喰いサメの脅威が迫る中、救助も期待できず、酸素の残量もみるみる減っていく絶体絶命の危機を迎える姉妹だったが、、、
こちらは２０１７年制作の アメリカ映画 
です（９０分）
これを書いているのは晩夏の時期でありまして、今年も 海へもプールへも行かず（そ
もそも水着なんてものを持っていなかった私、、、） 夏も過ぎ去ろうとしておりまし
て、せめて海水浴気分になる映画でも観ようと、暑さでボーっとした頭で手に取った
のが本作でありました 置いてあるコーナーも B級ホラーが集められた棚でありまし
たが、たまにはこんなのもありかと思った訳です
タイトルとジャケットを見れば、映画の内容は、ほぼ理解出来る作品でございます
で、期待を裏切る事なく展開し、ケージに入ったままの状態で、女性二人がサメがウ
ロウロする４５ｍの深海へと落ちてしまう事に 
姉妹の二人は生きて生還する事
が出来るのでありましょうか～ 
といったシンプルな内容です（タイトルだけ見る
と、古い ストップモーションＳＦ冒険映画 のようですな！）
結果、これが意外にも結構 楽しめる作品でございました 前半の海上でのやりとりは
少々まどろっこしさもありますが、アクシデントにより海底に落ちてからは、サバイ
バルものとしてなかなか楽しめます それはサメの恐怖というよりも、海底という設
定の勝利でありまして、酸素が無くなって行く恐怖の方が大きく、事はリアルに進ん
でいくのであります 
まるで深海版の 「ゼログラビティ」 を観ている感じです
船との無線が海底では届かない為 
ケージを抜け出して無線の届く所へ移動し、
当然の事ながらサメの攻撃にあったりはしますが、サメの活躍を期待してご覧になる
と、ややスカされた気分になりますが、深海に取り残され、酸素が無くなっていく恐
怖は味わえます。姉妹のキャラクターも生かされた構成になっていますし、ラストに
はこの手の作品では見られない、ちょっとした仕掛けも待っておりました 
それにしても、主演の女優さん二人の撮影は大変だったでしょうが、その割にほとん
どの出演シーンがダイビングマスクを着けての為に、ちゃんとしたお顔が見れないと
いう悲しさ、、、今後、他の作品でこの二人を見ても気付かないだろうな～と思うの
でした 
今回は、ある程度ハードルを下げて観た感想でありますが エン
ドロール入れての90分という時間で、そこそこ楽しめる作品に仕上がっておりました
そして補足ではございますが、本作にあの マシュー・モディーン が船の船長役で出演
されておりました 意外な所で、突然 旧友に出会ったような不思議な気分になる私で
した。そんな訳で、ちょいとリアル路線の怖い映画をご覧になりたい方には楽しめる
作品ではないでしょうか？ なかなか上手く出来た Ｂ級海底ホラー映画でございまし
たよ 
では、また次回ですよ～！ 
