アメリカ北西部の山奥にこもり、大自然の中で自給自足のサバイバル生活を送るベン・キャッシュと6人の子どもたち 文明社会とは距離を置き、学校すら行かない子どもたちだったが、ノーム・チョムスキーを信奉する父親自らの型破りな熱血指導により、文字通り文武両道の優れた能力を身につけていた そんなある日、数年前から入院生活を送っていた母親レスリーの訃報が届く レスリーの家族と折り合いが悪いベンだったが、彼女の葬儀に出席するため、子どもたちちともに2400km離れたニューメキシコへ向け自家用バスを走らせる。 そんな一家の最終目的は、仏教徒だったレスリーを葬儀の行われる教会から救い出し、彼女の最期の願いを叶えることだったが…。

 


 

 

 

 

こちらは2016年の アメリカ映画 アメリカ です(119分)

 

この年アカデミー賞で、ヴィゴ モーテッセン が主演男優賞にノミネートされた作品で

 

す。「ロードオブザリング」を1作目で挫折してしまった私としては「イースタンプ

 

ロミス」や「ヒストリーオブバイオレンス」 のイメージしかなくて、意外とメジャー

 

な俳優さんだった事に驚く 無知な私でありました、、、aya 予告等のルックスでは、

 

「リトル ミスサンシャイン」 のような明るめの作品かと思ったのですが、実際に観て

 

みたら 中々深い内容の作品でありました

 

 

 

 

8mm オープニング、森の中 鹿 鹿 をナイフで仕留める子供 身体を泥でカモフラージ

 

ュしてまるで、「ランボー」 かと見紛うシーン 父親がその成果を褒め、他に隠れて

 

いた子供達も同じような いで立ちで集まってきます 迷彩 ナイフ やばい!この映画は 

 

「ウィッカーマン」 のようなカルト教団の作品か? と心配してしまう出だしでありま

 

した ドクロ そもそもは、両親と子供6人で自然の中で、自給自足の生活を送っていた

 

のですが、(その間子供達は社会と隔離されて、森の生活しか知らないのでした) 母

 

親が 精神の病 で入院 数年、父と子供だけで生活を続けていたのですが (しかし、

 

子供達の学力は高く、8歳の娘ですら ジョージエリオット、ジャレド・ダイヤモンド

 

ブライアン・グリーン、ドフトエスキーなんぞの本を読んでいて 社会学、哲学、複

 

数言語 等の教育はなされているのでした 本 ) そこに訃報が届きます 母親が自殺し

 

た というものでした 父の ベンは、母親の両親とは馬が合わず、疎遠になっていて、

 

電話をしても 「来たら警察を呼ぶぞ!」 と言われる始末 それでも子供達の希望もあ

 

り、自家用バスに家族を乗せて 三重交通 高速バス DASH! 妻の葬儀に出席する為、街へと向かう旅に出

 

発するのでありましたビックリマーク 

 

 

 

 

ロードムービー的にはこの旅の過程で起きるアクシデントが見物だったりするのです

 

が、そこは あまり 描かれません 途中で寄るレストランで ステーキ 肥満の人達が多いの

 

を見て、あの人達 病気なの?と聞く場面や、メニューにあるコーラってどんな物 はてなマーク 

 

と父に聞くと、「毒の飲物だ」 と返って来たリという くすっ ニヤニヤ とするシーンや、

 

バスの中での幼い娘かの 「性交」 って? についての質問を、原語を使い学術的に説

 

明する等の独特の教育感は笑ってしまいます。 一家はなんとか既に始まっている母

 

親の葬儀場に辿り付きます  棺

 

 

 

 

彼等なりの正装をして式に参列し、最後にベンが割り込み、妻の残した 遺書を朗読し

 

ます。それは 「仏教的な思想の式を望む」 という物で、火葬して骨をトイレに流して

 

欲しいという内容の物でした (私と同じ考えで個人的に驚きましたが ウインク ) しかし

 

当然叶えられず、墓に納められるのでした その上子供達の身を案じた義父は、自分

 

が子供達を引き取り、学校に通わせ普通の生活を送らせると提案します  赤ちゃん  学校  

 

ベンは現実社会と向き合い、自分のエゴだったのかも知れない生活と、妻を救えなか

 

った事の自責に悩みます そして子供達を残し、バスで来た道を引き返すベンだった

 

のでありますが、まだやり残した事があるのを 子供達から教わる瞬間 が訪れるのであ

 

りました !! 笑い泣き

 

 

 

 

この作品のテーマを象徴したシーンがあります それはベンの妹の家に一泊する事にな

 

る場面で、彼女夫婦にも高校生と中学生の息子が居ます 家族だけで生活をするベン

 

の子供達の将来を心配して、普通に学校へ通わせるよう促しますが、ベンは頑なです 

 

世間を知らないベンの子供達を妹の子供達が笑います その二人にベンが質問します 

 

「権利章典って事を知っているか?」 と訊ねます あやふやな答えをする二人に、8歳

 

の娘を呼び寄せ、同じ質問をします すると、すらすらと キスマーク 「 人権を規定した法典の

 

ことで~1689年に制定された英国憲法の法典の一つで、、、」 と語り始めるのであ

 

りました ポカンとする二人 (私も) ベンの子供達は エスペラント語 も話せます

 

し、学問や宇宙論なんてものまで知っています。

 

 

 

 

過酷な生活で、自然の中で生きる術も知っていますが、それで良いのかはてな という疑問

 

です。学校では自然で体験できない様々な事や、人間関係、友達との時間、無駄と思

 

えるような時間と体験が出来ます チョイス、選択を子供に任せるという事も危険は

 

伴いますが、、、

 

 

 

 

都会の生活ではその逆を考える人も多いでしょうね くも そう、正解なんて無いのであ

 

ります。それと同時に、親と子供の関係、絆についても問いかけられます ベンの家

 

族は自分達なりの生活の答えを見つける 過程 を見つけます それを観ている私達も自

 

分達に問いかける事になります それも、それまでの過程の居場所を見つけるに過ぎ

 

ないのですが、何故なら 日々、答えも 気持ちも 常に変化していくものですから、誰

 

でも、、、でしょ ?

 

 

 

 

貴方ならどう生きますか?と問いかけられるような映画でありました それは皆さん

 

それぞれ考えて頂くとして、たまにはこんな作品もご覧いただくのも良いかも知れま

 

せんです子供達はとにかく可愛らしいのでありました 父 こども女の子 こども男の子  こども こども 女の子。 外国の女の子

 

では、また次回ですよ~! バイバイ

 

 

 

 

 

 

 

お母さんの遺言通りのお葬式風景です 歌は、お母さんの好きなガンズのカバーです