メキシコのとある村。愛らしいふたりの子供と美しい妻ナタリアとともに暮らすフアンは、何不自由ない恵まれた日々を送っていた。ところがある夜、赤く発光する“それ”が彼の家を訪問したときから、なにげない平和な日常は一転し、様々な問題が露わになってゆく。フアンの家に現れた“それ”とはいったい何だったのか?禍をもたらす「悪魔」なのか、それともどこかに彼らを導こうとする「神」なのか……。

 

 

 

 

 

 

こちらは2012年制作の メキシコ 国旗 フランス フランス国旗 ドイツ ドイツ オランダ オランダ合作映画で

 

この年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門で 監督賞 を受賞した作品です

 

 

 

 

とはいえ、本作の カルロス レイガダス 監督 の作品は、この 「闇のあとの光」 以外

 

日本未公開だそうで、現在 これが日本で観る事が出来る 唯一の作品という事になり

 

ます ですから当然この監督さんの映画を観るのは初見になるのですが、感想として

 

は、とても個人的な体験と主観を映画にする監督さんだな~と思った次第です

 

 

 

 

画面のサイズはモニターで観ると、左右が黒く切れた状態(昔のテレビ放送を観る感

 

じの)で、その上、屋外シーンでは画面中心以外は二重に映るように加工されてしま

 

います 波

 

 

 

 

その中で語られる物語も、これまた監督自身の幼少期の残像が、断片的に入っていま

 

す 映画は ファン という男と、妻の ナタリア、その子供の幼い 兄妹が、自然の豊か

 

な中での生活が描かれて行くのですが、時間は過去、未来と自在に行き来し、何かを

 

暗示するような抽象的表現も同時に描かれて行きます 

 

 

 

 

それだけに留まらず、男女混浴のサウナでのスワップシーンまで登場します 男性器

 

は モロだし でありますが、、 ビックリマーク 現在進行形のドラマ部分は、非常にシビアに進ん

 

で行きます それを上回るように画面に映し出される映像は、この上なく美しいので

 

あります SUNSET SKY キラキラ それを強調する為か、本作も自然の音のみで、音楽はエンドクレ

 

ジットすら流れません 音譜

 

 

 

 

カンヌでも賛否が大きく分かれたようですが、監督自身は 「観客が様々に解釈してく

 

れれば良い」 と発言されている訳で、私自身は、文化こそ違いますが  人間と自然の

 

過去と未来の関係、破壊と創造 暴力と癒し を描いた作品のように感じました そして

 

二人の子供の存在が 「光」 という象徴を果しているように思います (二人共、監督

 

のお子さんだそうです)

 

 

 

 

部分々を解釈して、映画全体を語ろうとすると、この作品は大変難しい映画として分

 

類されてしまいがちですが、全てを一つの世界感として鑑賞すれば、素敵な作品とし

 

て観る事が出来るのではないかと思います 勿論深い意味は沢山含まれているのです

 

が、、、

 

 

 

 

デヴィッドリンチ 作品とはまた違ったテイストの、不思議な魅力の世界であります

 

大変美しい自然描写と、自然な子供の動き、そして男性器まで鑑賞出来る作品でござ

 

いますので、よろしければご覧になってみてはいかがでしょうか ハテナ です

 

では、また次回ですよ~! バイバイ

 

 

 

 

 

 

 

映画のオープニング映像です これに感じる物があったら是非レンタルをにです