ノルウェーの街、オサネで40年以上にわたり妻マルニィとともに小さくも誇り高き家具店を営んできたハロルド。ある日、世界中で展開する有名家具チェーン店「IKEA(イケア)」の北欧最大店舗がハロルドの店のすぐ隣にオープンしたことから、ハロルドの店は閉店に追い込まれてしまう。さらに最愛の妻を失い、怒りを募らせたハロルドは、IKEAの創業者であるイングヴァル・カンプラードへの復讐を決意。おんぼろ車に乗り込み、IKEA第一号店があるスウェーデンのエルムフルトへと向かうのだった。道中で出会った孤独な少女エバも巻き込み、極寒の地での珍道中が幕を開ける……。

 

 

 

 

 

 

こちらは2014年制作の ノルウェー 映画になります 

 

 

 

 

家具職人として40年以上、夫婦で家具店を営んで来た ハロルド ある日、すぐ近所

 

に大手の家具量販店の IKEA がオープンした事によって、ハロルド の店は閉店に

 

追い込まれてしまいます 同時に認知症の妻までも失い、自暴自棄になった彼は、店

 

と自分に、家具用オイルを蒔き、火を点けますメラメラ が、ハロルド の頭の上からスプリ

 

ンクラーの水が降り注ぎ、彼は助かってしまいます

 

 

 

 

残された車に乗り込み、離れて暮らす息子の家へと向かいます 迎え入れてくれた息

 

子にハロルド は、IKEA の社長を誘拐して復讐するつもりだ、と言うのですが、相

 

手にされません息子の持っていた拳銃を 銃 コッソリ持ち出し、息子の家を後にしま

 

す 道中知り合った エバ という少女に、誘拐の話をすると、「IKEA の社長の自

 

宅を知っている」 と聞き、教えてもらい、侵入するのですが、全くの他人の家! 

 

嘘を教えられたのでした ガーン

 

 

 

 

夜、車で彷徨っていた ハロルド の前に、車の故障で立ち往生している、老人を見つけ

 

ます。好意で車に乗せてあげるのですが、その老人こそ ハロルド が探していたIKE

 

Aの創業者ガンブラート その人だったのです!そのまま彼をホテルに誘拐する ハロル

 

ドでありましたが、さて、いざ、誘拐したものの、どうしたものか、、、そこへ エバ 

 

も加わり、この無計画な誘拐劇は、いったい何処へ向かって行くのでしょうか、、かたつむり

 

 

 

 

という、ザックリしたストーリーのご紹介でありました ある種の人情劇であり、ロ

 

ードムービーの作品なのですが、北欧の独特のトーンとユーモア満載であります

 

それでいて、主要の3人の、それぞれ抱えている問題が、お互いに影響しあって、自

 

問自答していくのであります 

 

 

 

 

決して、これが答えだ!という解決に行き付く訳ではないのですが、「生きる」とい

 

う事の悲しみと、孤独 その上でなお「生きる」ヒントを模索するには貧富、年齢の

 

差は関係なく、付いてくる物なんだ、と、こだわりの紐がほどけた時、タイトルにな

 

っているように、「ハロルドが笑う」 のであります爆  笑

 

 

 

 

しかし、よくまぁ~こんなに IKEA を名指しで、しかも創業者のダークサイドなネ

 

タも許可する IKEA って、逆に怖い気もするのであります うちの近所にはあり

 

ませんが、、、もやもや 劇中 ガンプラートが、「椅子に価値があるのではなく、そこに

 

座る人にこそ価値がある」と、何とも説得力のあるセリフがあります 確かに、返す

 

言葉がありませぬ、、。

 

 

 

 

ハロルド役の ビョルン スンクェント さんも、味のある俳優さんでありますし、88

 

分という短い時間で、色々と楽しませてくれる作品でありますので、お店で見かけた

 

ら、手に取ってみて御覧下さいませ目

 

では、また次回ですよ~! バイバイ