ネタがネタだけに、最近司馬遼太郎さんの「義経」を読み返している。

俺版源平三部作の第三部「Soldier of fortune」を書く時に、吉川英治氏の「新平家物語」と件の「義経」を読んだのだが、二人の作家の性質の違いがもろに出ていてなかなか面白かった。

どうでも良いけどまず第三部をやってその後1部2部、ってなんだかドラクエとかスターウォーズみたいだね(笑)

司馬遼太郎氏の小説を呼んでいてよく思うのは、
「なんでこの人こんなに嫌いな人を主人公にするんだろう」
ということ。

いやあ、好き嫌い激しすぎ(笑)
絶対義経とかあんまり好きな方じゃないと思うな。
逆に龍馬とか西郷どんとかはたまらなく好きだ、というのが文章からひしひしと伝わってくる。
美化のされ方が違う。

そんな司馬氏は結構悪源太義平は好きらしく、義平殿の枕詞には必ず「天下第一の豪強」とか、賞賛の言葉を惜しんでいない。ついでに嫁さんもヘタすりゃ常盤御前なんかよりよっぽど綺麗だった風に描かれている。
大して主人公たる義経は「いくつになっても甘ったれ」だの「良く見ると左右の目の大きさは違うし、出っ歯でサル顔(これは「平家物語」などにも記載がある)」だのと、なかなか辛辣である。

その点主人公を限りなく美化する傾向のある吉川氏は清盛といい義経といい常盤といい、とにかく清く正しく美しい。
おかげで主人公が清盛から義経へ(平家から源氏)シフトする際に矛盾が生じて来てしまうのは、まあまあ致し方ない所か。

ちなみに僕は家系的にどうしても源氏よりになってしまうので、今回の「Ark Light」は気をつけないといけませんね。
ひっさびさの悪役、精一杯「悪源太」っぷりを発揮したいと思います(笑)