いろいろな物事は、いろいろな所にいろいろな爪痕を残して行く。災害は地面に、恋は心に、女の子は背中に、そしてアトピーは体中に…と言った具合だ。
ここ十日間ばかりの間僕を心底苦しめたのは、なんと言ってもアトピー性皮膚炎である。
辛かった。
夜中に何度も目を覚ました。と言うよりも眠ること事態が出来なかった。
恥ずかしい話だけれど、夜中に半泣きで何度も何度も死にたいと思った。
ことここに至れば致し方ない、携帯電話のジョニーさんにはしばらく休養してもらって、皮膚科に行くことにしよう。
苦しい決断を昨日した。
病院で貰った塗り薬を塗ったくり、抗生物質を服用して就寝。それでも二時間おきに目は覚めた。
そして今日、鏡を見てびっくり。
顔が小さくなっている!
汁が出るまで掻き崩した左のあごのエッジ部分が、今日は頬の下辺りに、おまけに長らくネクラな一重だったまぶたが、なんと両目ともぱっちり二重になっているじゃあござんせんか!
いやあああそうだったのか、そんなに僕の顔はむくんでいたのか。
てっきり本番終わって太ったのかと思ってた。
恋もアトピーも、無駄に傷つく訳ではないのである。
…可能な限り、傷つくのは避けたい所ではあるのだけれど。