不謹慎な話なのだけれど、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読み終わった。
面白かった。
日露戦争では、旅順攻略戦を始め、ベトンに押しつぶされたり、機関銃になぎ払われたり、触雷して吹っ飛んだり、何十万人もの犠牲者が出て、こんなこと書くなんて非常識だなあ、と思う人は読まないで下さいね。
毎度毎度思うのだけれど、司馬遼太郎と言うひとほど、当人の題材(というか主人公)に対する好き嫌いの分かりやすい作家も珍しい。
逆に言うたら、大して愛情も感じない奴をネタに小説なんか書くなよ、と言う場合もあったり(飛ぶが如くとか)するのだが。
しかしながらほんのり思うのは、「余りに愛情を注ぎすぎた作品もそれはそれでどうか」ということである。
いや、悪くはないのよ。悪くはないんだけど、読んでて照れくさいって言うか、なんだか他人が他人に宛てたラブレター読んでる気になる。
わかるかな?
しかしながら今回の「坂の上~」は嫌いすぎず好きすぎず、ナイスバランスでしたよ、先生!
うーむ…日本海海戦かあ…。
たわしよ、調べれば調べるほど、芝居にならん気になるんですけど…。