遂に八月である。強制夏休みまで後一週間である。
半強制的に有給を消化せねばならんとか、取得の説明の折りの屈辱的な公前つるし上げとか、経緯を辿れば複雑だが、まあ十日近くあそこにいかんで済むかと思えば今となっては有り難い。
という訳で、夏休みと言えば恒例の一人旅、そして今年は群馬県は太田から、歩いて鎌倉まで新田義貞公がたどった栄光の道のりを歩いてみようと言う、題して「ただひたすら歩いて行く、新田義貞公サクセスストリート浦島奇譚ツアー2008」!
概要をもう一度説明すると、新田義貞公が旗揚げした生品神社から初の大会戦場小手指が原、苦闘の末勝利を掴んだ分倍河原、そしてモーゼもびっくりの奇跡を起こした稲村ケ崎を経て、源氏の守り神鶴岡八幡宮まで歩く、という罰ゲームの如き旅行である。
思いつきで言い出しては見たものの、一体どれだけ日数がかかるのか見当もついていない状態だったのだが、このままでは何とも計画の立てようがない。
無計画のまま適当に実行して「出来ませんでした」とかいうしょぼくれた結末はまっぴらごめんである。
よし、ここは一つ一体自分が何時間でどれだけ歩けるのか検証してみよう。
自分の歩行ペースがどれだけのものか把握できれば、距離から逆算してかかる日数も出す事が出来るし、その結果「やっぱ無理」となれば中止も含めた代替案もひねり出せようと言うもの。
そんな訳で今日はふと思い立って川崎から東神奈川まで歩いてみる事にした。
この「ふと思い立って」というヤツがくせ者で、うっかり今日はスニーカーではなく「ヤンパチとんがりシューズ」を履いていたのをすっかり忘れていた。
「ヤンパチとんがりシューズ」は去年の六月に散華した儚い恋が、10月に更なるダメージを僕に与えたおりにやけ買いした先のとんがった革靴である。
ちなみに「ヤンパチシリーズ」には他に蛇骨、ジャンパー、指輪がある。
七万くらい使ったね、一日で。
まあそれはそれとして、六字半に京急川崎駅から歩き出して、東神奈川目前まで行ったのが八時頃。
結局横浜まで歩く事にし、横浜到着が八時半前であった。
新子安あたりの標識で計算すると、川崎→横浜間は大体11~12㎞。
これを二で割れば…おお、5.5~6㎞/hで歩けると言う事ではないか。
と言う事は、単純計算で一日十時間歩けば50㎞以上移動できる事になる。
なるほど、もし太田→鎌倉間が100㎞であれば二日、150㎞でも3日と言う事だな。
よしよし、意外に好成績じゃないか、俺。
後は移動ルートを詳細に検討し、距離がどれくらいであるのかを算定するのみ。
ふふふ…ひょうたんから胡麻的に、楽しい旅行になりそうな予感がして来たぞ。
…とか言って、どんどん自分の首を絞めて行くんだよね、俺。
そうそう、今日は横浜で花火大会だったらしいよ。