昨年のちょうど今頃くらいから、球界再編が叫ばれておる。
しかして、一体なにが変わったというのか?
相変わらず野球中継の視聴率は低く、東京ドームの空席は目立ち、いなくなったはずのナベツネは狐っぷりを発揮している。
交流戦もやった、新球団も出来た。
じゃあなにがいかんの?
なんで野球の視聴率は伸びないの?
どうしてみんなは野球に目を向けてくれないの?
答えは簡単。

上の方の人たちが、みんな巨人ファンだから。

それ以外にはない。
僕はずいぶん前から公言してはばからないけれども、阪神ファンだが野球ファンではない。
事実高校野球には毛の先ほどの興味もない。
それでもBSで見た阪神対ロッテのワタナベとか言う投手の投球には鳥肌が立ったし、「負けたら恥ずい」といわれた楽天戦もドキドキしながら見た。
多分きっと、野球は面白いんだよ。
正直そう思う。
投げて、打たれて、走って走られて。
地上波で流れないチームの、なんとイキイキしていることか。
それに引き換え毎試合放送される巨人のだらしなさってなんなのさ。

赤星は骨折しながら試合に出てる。
金本は満身創痍。
今岡も指は完治していない。

それでもみんな試合に出てる。
勝つために。誇りのために。
僕は他の球団の事はまったく持って興味がないからよく知らないけれども、そういう選手は他球団にもたくさんいるはずだ。
…ただひとつの球団を除いては。

投手でもない人間がひじに「違和感」をおぼえてお休み。
自分の打てる球を投げない投手を「タマナシ」呼ばわり(しかもオールスターには選出された)。
郷土が同じというだけで「今信玄」をなの…りたくても名乗れないダメ男…。

そんなものを全国に流して、なにが再生されるのか?どうやって感情移入すればいいのか?

四~五年前の巨人は違った。札束でほっぺたを叩いて集めた選手が活躍して、優勝だの日本一だの、二年に一回は達成していた。
それを見て、みんなは思ったはずだ。

「世の中は金だ。他球団から金を求めてやってくるいい選手がいて、それで日本一の栄光をつかめるのだから。だからこそ、自分も金を握ってすき放題やりたい。勝ち組になりたい、金持ちになりたい・・・」

みたいな、ある意味「お金大好きな人たちの正義」を体現する球団であれたのだ。
しかし今は違う。
古くは清原に振られ、江藤に振られ、万年最下位と言われ続けたタイガースが、男として「鶏頭となるも牛尾となるなかれ」の心意気で加入した「アニキ」金本も含め、きちんと「虎魂」を持った、知名度では二線級の選手だけで勝ち進んでゆく、その姿にこそ共感を呼んでいるのではないか?
「頑張ったから勝てる」
そう思わせなければ、誰も頑張らんよ。

今こそ目覚めるべきなのだ。
「金ではない。勝利を求めて戦うのだ」
という姿勢を、みんなが見たがっている、ということを。

…なんかかんかいって、阪神の試合を地上波で全部見たいだけなんだが。

でもぶっちゃけ、視聴率はそのほうが取れると思いません?