今日は雨です・・・・・奈良吉野は・・・・。
小雨の中・・・静かに考える仕事。
土地の中に建物を考える場合・・様々な
与条件があります。
そして敷地の周囲にも、敷地そのものにも・・・・・。
形状としての条件や形質としての条件・・・土地の
高低差もそうですね。
高低差のある敷地では段差を上手に
取り込みたいですよね、計画に・・・・・。
そんな形質の土地・・・敷地では出来るだけ
盛り土をして段差を綺麗に「平地」のように、
擁壁(コンクリート製の壁で土を支えるもの)することの方が多いですが、
土地の安定性や、費用面もしっかりと考えて
「バランス」のある計画とすることが大事ですよ。
土地の個性となるような段差がある場合は
逆にその「段差」を生かした建物と外構(エクステリア)の
計画を考える事も得策となるケースもあります。
敷地内に高低差・・・・段差がある場合には、
半階ずつ床の高さをずらして「スキップフロア―」のように空間の解釈と、
死角・・・・意識的な操作で「逆に屋内での
広さをつくり出す工夫」を物理的条件に合わせて
計画することもできますよね・・・・・。
道路よりも段差が激しくて道路よりも
随分下の部分に地表面がある敷地の場合は、
それを逆に利用して、
盛り土せずに簡単な整地(敷地を整える工事)にしておき、
一階が地階のように二階が一階のように錯覚するような
「二階に玄関のある家」を
計画する事で土地の造成を簡略し、
コストを建築側に持っていく事も可能ですよね・・・・。
工夫次第で広がる変形・狭小・条件不利の敷地。
イロイロ考えてみませんか・・・・・敷地を生かす建築の工夫を。