カウンターチェア等は

どのように考えるべきなのか?。

 

 

アイランド型キッチンと一体になったカウンターテーブルとハイチェアのモダンなインテリア空間設計

※キッチンと一体となったカウンターテーブルのアイランド型キッチン&ハイチェア空間展示

 トーヨーキッチンスタイル大阪ショールーム

 

デザイナーズ住宅にモダンに映える空間展示オシャレな暮らしをホテルライクに提案するトーヨーキッチンスタイルショールームのアイランドキッチン

※キッチンと一体となったカウンターテーブルのアイランド型キッチン&ハイチェア空間展示

 トーヨーキッチンスタイル大阪ショールーム

 

 

皆さんのご自宅には

カウンターテーブルはありますか?。

 

 

 

対面式キッチンとカウンターのあるLDK空間でブレックファーストやブランチを楽しむ暮らしの空間提案と奈良県の建築家とつくる家

※造作カウンターを計画して座りやすさと使い勝手をダイニングテーブルと同じに設計したキッチンカウンター

 

 

対面キッチンにおける

キッチンカウンター、

最近だとリモートワークや

リビング学習用の

カウンターデスクやテーブルを

新築時に作った、

またはこれから計画しているという人も

多いのではないでしょうか?。

 

特にキッチンカウンターは

通常のダイニングテーブルや

デスクと比べて

高い位置に設定されていることが多く、

そこに椅子を配置しようとすると

そのチョイスにも一考が必要です。

 

勿論、カウンターの計画の際

インテリア計画として

椅子も一緒に検討しているケースだと

椅子の座面とカウンターの高さ

そして使うシーンをイメージして

カウンターの高さを調整したり

二段式のカウンターで設計する事もあります。

 

 

ですが、

そうではない場合は

テーブルが高い・低いは

意外とよくある家具の悩みです。

 

ダイニングテーブルと

ダイニングチェアを選ぶ際に、

天板の高さと座面の高さのバランスを

考えるのは非常に重要なことです。

 

テーブルが高く感じて

食事や作業がしづらい。

 

テーブルが低いので

背が丸まり疲れるといった事態は、

おおよそテーブルと椅子の

高さのバランスが合っていないために起こり、

これは日々の食事や作業においては

思いのほかストレスです。

 

ダイニングチェアの座り心地と

テーブルとの高さのバランスは

快適な暮らしや

健康の基本となると言っても

大げさではありません。

 

しかし、

意外と知られていないことでもあり、

多くの人が

テーブルが高すぎて

テーブルが低くて

椅子と合っていなくて

という不便を抱えていたりもします。

 

これはカウンターにおける

カウンターチェアを導入する際にも

起こりえることです。

 

差尺を適したものにすれば

テーブルも使い易くなり疲れにくい

ダイニングテーブルに対して、

丁度良い座面高の

ダイニングチェアを用意する指標は、

差尺(さじゃく)」と言われる数値です。

 

その数値の出し方には

計算式も存在しますが、

一般的な指標としての目安としては、

280mm300mm程度」と言われています。

 

この寸法から外れた差尺だと、

テーブルに手を添えたりする際に

明らかな違和感を覚えるほどです。

 

こうした感覚には個人差もありますが、

ダイニングテーブルとは別に

ダイニングチェアを購入する、

例えば新規で購入するにしても

別々のところで購入する、

あるいはテーブルか椅子のいずれかが

古くなったので買い替える際には、

テーブルと椅子の差尺は

280mm~300mm」であることが

必須と覚えておくと良いです。

 

仮にダイニングテーブルと

ダイニングチェアをこれから選ぶ、

という人は、

まずは椅子、

つまりダイニングチェアから

決めていくことをお勧めします。

 

着座した際に

しっかりと足裏が床に設置する

座面高のものを選ぶのが、

疲れにくい着座を長時間行う条件です。

 

そこから差尺を計算して

テーブルの高さを決めるのが理想です。

 

逆の場合、

つまりテーブルから

決定することが「ダメ」という訳ではありませんが、

椅子は身体を預け、

時には作業し、

時には寛ぐものです。

 

作業をする際に

疲れやすいかどうかは

集中力の向上や能率を左右し、

寛ぐ場面だからこそ

疲れやすいのはご法度です。

 

毎日過ごす場所だからこそ、

空間と同じように

家具も出来る限り

身体にフィットするものを

選ぶことが大事です。

 

ダイニングテーブルと異なる

カウンターの差尺。

 

最近では対面式のキッチンが主流になり、

その流れでキッチンに併設する

カウンターテーブルで

食事をする人も増えてきました。

 

ここで使用されるのは

座面が高く、

脚も長いカウンターチェア、

またはカウンタースツールです。

 

こちらもカウンター「テーブル」という

天板高があるものと合わせる以上、

「差尺」はやはり重要です。

 

ただし、

カウンターチェアは

ダイニングチェアとは

考え方が少し異なるので

注意が必要です。

 

ダイニングテーブルと

ダイニングチェアの差尺とは異なり、

カウンターチェアは

推奨される差尺が異なります。

 

カウンターテーブルと

カウンターチェアの差尺については

250mm300mm」が

理想的な差尺とされています。

 

ダイニングテーブルと

ダイニングチェアの差尺に比べ、

推奨される数値の幅が

大きいことが特徴です。

 

この幅を持たせている意味は、

人の体系や用途にもよるものであり

ダイニングテーブルを置かずに

カウンターテーブルで毎日食事をする

もしくは、ダイニングテーブルは別にあり、

カウンターテーブルは

朝のコーヒーや

帰宅後の晩酌程度で使うかで

変わってきます。

 

尚、しっかり食事をとる場合の推奨差尺は

最大270300mmというところです。

 

一方、

晩酌や軽食を楽しむ目的なら

250mm~270mm程度の差尺で十分です。

 

カウンターの高さで

座面高は変わる。

 

キッチンカウンターの高さは

設備や造作に関わる部分でもあるので、

テーブルのそれよりもまちまちです。

 

同じ対面式でも

アイランドスタイルなら

キッチンのワークトップと

同じ高さ=850900mm。

 

一方でペニンシュラタイプだと、

腰壁をキッチンと

ダイニングスペースの間に

配していることも多く、

それ自体が手元を隠す役目を

果たすことから

キッチンのワークトップよりも

高く設定されていることが

多く見られます。

 

1000mm前後が多い印象です。

 

ここに先程の場面ごとに

異なる推奨差尺を当てはめます。

 

仮にキッチンカウンターが

850mmの高さで主に食事をするなら、

座面高の理想は「550580mm」

というところです。

 

食事がメインの目的でないとすれば

座面高は600630mmとなります。

 

キッチンカウンターの高さが

1000mmとして、

そこで食事をとるなら

座面高は700730mm程度、

軽食喫茶がメインなら

730750mm程度が

理想的な座面高となるわけです。 

 

一般的にカウンターチェアは、

安全面を考慮し、

座面高が750mmまでが

望ましいと言われています。

 

転げ落ちたり、

体勢を崩したりする

危険性も少なからずある為です。

 

間取りと共に暮らしのサイズを

イメージする事は

本当に大切ですので

空間としての使い勝手と共に

家具もレイアウトや

採用の方針も

住まいの設計や

デザインに組み込みながら

家造りの事を丁寧に考えてみませんか?。

 

住まいの新築・リフォーム

リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

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 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

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インテリアの要素と

暮らしの雰囲気による心地の違いを

デザインすることで

空間の質も使い勝手も変化します。

 

※和モダンを意識した自由な空間をイメージしたリビング階段と土間のある暮らし提案のLDK設計プラン

 

 

リビングテーブルの選び方も

その一つです。

 

リビングテーブルの導入は

いくつかの点で

見極めが重要です。

 

リビングテーブルは

人や家庭によって

その重要度が異なる家具のひとつです。

 

食事や作業を

ダイニングテーブルで行う前提がある人は、

ソファの前に配置する

アクセサリー的に考えるかもしれません。

 

一方、

リビングテーブルで

食事や作業を主に行う人もいます。

 

その場合、

リビングダイニングに

ダイニングテーブルが無いケースもあり、

そこではサイズや高さといった

スペックはより重要になってきます。

 

リビングテーブル自体は

リビングダイニングという空間の中で

低い場所に重心をつくり、

余白を埋めるという意味では

有能な存在です。

 

しかし、

サイズやレイアウトを

軽視すると「邪魔」あるいは

「有っても無くても良いもの」に

なってしまうものでもあります。

 

リビングテーブルは

有名なデザイナーによる名品から

無垢材の一枚板天板を

使用したものも含め

素材やデザインの選択肢も多様です。

 

その選択においては

いくつかの点を

しっかりと見極めて

選ぶことで

その価値も変わると言えます。

 

食事や作業がメインの場合と

使い勝手を良くするポイント。

 

リビングテーブルを選ぶにおいて、

まず「どの目的のために導入するのか」

という点の見極めは重要です。

 

例えばそこで

食事や作業を行うことが多いのか、

それは同時に何人か、

あるいはソファの前に置いて

軽食などを置いておくことが

メインなのか?。

 

場合によっては

「ソファの前にあるのが普通だから」

という理由かもしれません。

 

食事や作業を

複数人で行う場になるなら、

幅と奥行は

ダイニングテーブルと同じように

ある程度の大きさが無いといけません。

 

テーブルはいわば「場所」なので

大きい方が

心身ともにゆとりに繋がります。

 

しかし空間の使い勝手も

広さの認識も「それ」で変わります。

 

この場合、

ソファの前に配置されることが多い

テレビボードやその他の周囲の家具、

あるいは壁やドアなどとの

距離感も余裕を持ったものにしないと

回遊性が損なわれます。

 

ここで美しく

使い勝手の良いものになる

ポイントを挙げるとすれば

ソファのクッション部よりも

大きいサイズにしないこと、

そして「脚はなるべく中央に寄せること」です。

 

リビングテーブルを

ソファの前に置く場合、

テーブルとソファの間に

身体を入れて出入りします。

 

その時にソファより

大きいサイズのリビングテーブルだと

身体をぶつけやすくなるなど、

使い勝手に影響します。

 

テーブルの総幅は

ソファの肘掛けと肘掛けの間の

クッション部までの

総幅であれば

出入りにも影響しにくくなります。

 

また、

脚が天板の4隅に

ぴったりついているようなものは

やはり出入りに

影響する場合があります。

 

脚のデザインや

取付位置についても

打合せができるのであれば、

その点もふまえたものに。

 

このブログでも何度か書いている

家具と間取りと暮らしのバランスがあるので

僕の場合は

設計に入る際に

そういう部分も含めて

家具のコーディネートと共に

インテリアのショールームへ

ご案内させていただくようにしています。

 

それも含めての設計と間取りプランなので。

 

小さくても良い場合は

選択肢が広がるという事。

 

逆にそこで食事はしない、

飲食の機会はあっても

グラスや小皿を置く程度なら

サイズは小さくても

良いかと思います。

 

ソファの前に

リビングテーブルがあるのが

普通だから置くという場合も同様です。

 

この場合、

選択肢は「テーブル」と

銘打っているものでなくても

良いかもしれません。

 

背もたれの無いベンチは

一般的なリビングテーブルと

ほぼ高さが変わらず、

そのうえで奥行きは小さくなります。

 

軽食程度なら

問題ないサイズ感であることが多く、

そのことで空間の余白が生まれます。

 

これで空間そのものが

より軽やかに見えることや、

ソファの前、

あるいはテレビの前が広くなることで

回遊性が増す効果もあります。

 

もちろん、

本来は人が座るためのものですから

来客の際には

移動させても良いです。

 

コの字型でソファに

差し込むような

レイアウトができるものも有用です。

 

身体の近くに

飲食物などを

置いておくことができるので

便利なうえ、

ソファの前が開放的になります。

 

空間を広く見せることも、

ソファ前を小さいお子さんの

遊び場として

活用することなどの

メリットがあります。

 

スツールの活用なども

視野に入れると

より幅広いコーディネートが

可能になるかもしれません。

 

一枚板のリビングテーブルは

汎用性が高いという事。

 

基本的にはテーブルという家具は

天板と脚があれば成立します。

 

そうはいっても

インテリアですので、

やはりデザインや素材、

色合いを含めた「見た目」は重要です。

 

これを選んではいけない、

というものは無く、

それぞれが好みのものを

選ぶのがベストですが

大前提として

空間全体の雰囲気に

沿うものを選ぶのが良いかと思います。

 

ビビットカラーで目立たせる

というのもポイントになる

考え方もあります。

 

サイズが大きく

空間の主役級になるものなら、

そのテーブルが持っているイメージで

全体を作りあげるのも「あり」です。

 

また、

空間全体のテイストが決まっている、

あるいは他の家具を含めた

インテリアに差し込む

アクセント程度であれば、

全体のイメージと

乖離していないものを

選ぶことが得策です。

 

例外は無垢材の一枚板天板です。

 

人気の樹種でも

リビングテーブルとして活用しやすい、

サイズが小さいものは

価格も抑えめで取り入れやすい一方、

樹種次第では

ガラスや金物を多用した

モダンな空間の

アクセントにも

ナチュラルテイストの空間にも

ハマりやすく

お勧めしやすいものとなります。

 

リビングテーブル上を

「もの置き場」にしないために・・・・・。

 

リビングテーブルを

使用するうえで気を付けたいことは

日常における「もの置き場」と

なってしまうことです。

 

丁度良い場所に

丁度良い高さのスペースがあり、

普段使うものや

一度使用したものを「とりあえず」

置いてしまいがちです。

 

一つか二つならまだしも

様々なものが重ねておいてあるのは

単純に空間全体の

見た目の美しさを損なうだけでなく、

いざという時に

目的のものを

見つけにくくなるといった

弊害も生み出します。

 

リビングテーブルを

導入するにあたっては

ものを置きっぱなしにしない

という意識を高めると同時に、

その近くに

片づけを行い易い

収納家具などを

配置することもお勧めです。

 

例えばソファの横に

座面と同程度の

小さい収納家具があるだけでも

「そこに物を入れる」という

意識を根付かせて

空間を美しく見せるとともに、

テーブルランプなどを置いて

よりインテリア性を

高めることが可能になります。

 

暮らしの雰囲気を空間から

イメージする事も

設計時には大切な時間です。

 

住まいの新築・リフォーム

リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

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 建築家 山口哲央

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家を建てるには、

建物の工事費以外にも、

実は色々なお金がかかります。

 

ところが、

ほとんどの方は、

その仕組みがよく分からないと思うんです。

勿論つくり手側は

逆に当たり前すぎて

そこまで説明しない事も多くあります。


せっかく良い関係を結ばせて頂いた

すまい手さんと、

万一「こんなはずでは……」といった事があっては、

本当に残念ですよね。

家造りの際に

皆様にご安心頂くため、

できる限り、

一般的な建築費用を「見える化」しました。

 

ぜひご参考にして頂きつつ、

ご不明な点はご相談時にもお尋ねください。

坪単価の内訳

坪単価に含まれる一般的な工事費用です。
※この内訳は一般的なもので、

 業者によって、または計画建物の内容によっては

 必ずしもこの限りではありません。

 

設計監理費用が10%という空論が

雑誌などにも書かれていたり、

そもそも建築家や設計事務所のホームぺージ等にも

書かれていますが、

実際にどれだけ労力や技術力が掛かっているのか?

手間や経費等によって異なりますので

大体10%という内容を鵜呑みにしないように。

 

国土交通省のホームぺージにある

設計、工事監理等に係る業務報酬基準を

ご参照ください。

何がどういう意味で

設計監理報酬額となっているのかがわかります。

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk_000082.html

 

それでは本題に戻り建築価格についてですが、

本体工事費用

本体工事費用とは、

建物本体、建物そのものをつくるのにかかる費用です。

躯体工事費用

  • 基礎工事
  • 木工事

設備工事費用

  • 電気設備
  • 工事給排水衛生設備工事
  • 24時間換気設備工事

仕上げ工事費用

  • 屋根・板金工事
  • 外装工事
  • 金属製建具工事
  • 木製建具工事
  • 石・タイル工事
  • 左官工事
  • 塗装工事
  • 内装工事
  • 雑工事

坪単価と別にかかる費用

この費用を考えて

資金計画を立てれば安心です。

※この内訳は一般的なもので、

 計画する建物の内容によって

 必ずしもこの限りではありません。

別途工事費用

本体工事に含まれない工事にかかる費用です。

  • 付帯工事費用
  • 地盤調査費
  • 地盤補強工事費
  • 家具工事費
  • 冷暖房設備工事費
  • 電話工事
  • カーテン工事費
  • 外構工事費
  • 造園工事費
  • 解体工事

その他費用

役所への申請、

引っ越しに関わる経費など、

工事費以外にかかる費用です。

  • 建築確認申請費・風致地区申請・埋蔵文化財・開発許可・道路占用許可・その他事前手続き費用
  • 登記費用
  • ローン関係(各種保険)
  • 水道納付金
  • 税金(登録免許税/不動産取得税/固定資産税・都市計画税)
  • 地鎮祭
  • 引越し料
  • 家具・家電購入代
  • 仮住まい費用
  • 植木移植費

ここに書き出したものは一例です。

実際の工事見積書には様々な選択肢からの

項目が可視化されて書かれています。

 

そういったところの金額を

総合的に数値化したものが

坪単価となります。

 

本来は坪単価→見積もり積算集計

ではなく見積もり積算集計→坪単価

です。

 

数字のマジックに騙されないように

お気を付けください。

 

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暮らしの空間に

充実の「余白」が生まれる

スキップフロアの魅力。

※住宅の間取り設計で空間の段差を立体的に活用するスキップフロアの設計提案実例

 

家を建てる際、

「土地は狭いけど広く見せたい」

「いつも家族の気配を感じていたい」

というような悩みや希望が

浮かぶ方は多いかと思います。

 

そんな思いがある際に

間取りと共に

立体的な空間利用を考えた

暮らしのスペースとして

おすすめしたいのが「スキップフロア」です。

 

段差を活かして

空間を広く見せることができるので、

たとえコンパクトな住まいでも、

広々と感じられます。

 

そんな「スキップフロア」の魅力や、

注意点、

スキップフロアと

相性の良い間取りなどを・・・・・・。

 

スキップフロアとは、

1つの空間に、

さまざまな高さのフロアをデザインした

空間のことです。

 

例えば、

床から30センチくらいの

高さに設けたフロアは「小上がり」と呼ばれ、

リビングの小上がり和室などに使われます。

 

また、

1階と2階の間に設けたスペースを

「1.5階」や「中2階」と呼びますが、

こちらもスキップフロアです。

 

このように、

フロアごとの高低差で

空間を区切る方法を、

スキップフロアと呼びます。

 

段差をうまく活用することで、

デッドスペースを減らして

床面積を広く使ったり、

収納スペースを

増やしたりすることができます。

 

スキップフロアのある住まいでは、

次のような魅力が感じられます。

 

視覚的に広く見える。

スキップフロアのある間取りでは、

段差で部屋を区切ります。

 

視界をさえぎる壁が最小限ですむので、

空間が立体的になり

広がりが生まれます。

 

そのため、

部屋が広く見えて、

開放感を感じられるのが大きな魅力です。

 

自然光・風を取り入れやすくなる。

空間が上下につながっているため、

日当たりや

風通しがよいことも魅力です。

 

壁や扉が少ないので、

自然に風が通り抜け、

換気しやすい住まいになります。

 

また、

日当たりいい高いところに

窓を設ければ、

空間全体に明るい光が

届くようになりますし、

窓の外側に向けての

開放感も生まれます。

 

床面積を広く使える。

限られた面積を、

広く使える点も大きなメリットです。

 

空間を区切る壁が最小限で済み、

床の段差で空間を仕切っているため、

廊下を設ける必要もありません。

 

壁や廊下などの

無駄なスペースが省ける分、

リビングを広くしたり

収納を増やしたりすることができます。

 

家族とのコミュニケーションが増える仕組み。

自然と家族間の

コミュニケーションが増えるのも、

スキップフロアの魅力です。

 

空間がゆるやかにつながっているため、

声や気配が届きやすく、

どこにいるのかを感じやすくなります。

 

同じフロアにいても、

高低差によって

程よい距離感を保てるのもいいです。

 

知っておきたい注意点。

一方で、

人によっては

デメリットと感じることもあります。

 

事前に知っておけば、

そういう面も納得して

間取に取り入れることができます。

 

建築コストがかかる。

同じ面積の住宅と比べても、

スキップフロアには

材料や設計の手間が増えることで

建築コストは高くなる

可能性があります。

 

また、

壁がない分、

構造的な強度や耐震性を

通常以上に検討する事になります。

 

空調効率について。

 

空間を仕切る壁が少なくなるため、

空調効率が

低くなってしまうケースもあります。

 

せっかく一体感のある

間取りになっても、

室内の気温が

快適に保てなくては、

過ごしにくいですよね。

 

建物の気密性、

断熱性にも配慮して

プランニングしておくことが重要です。

 

プライバシー確保。

コミュニケーションが

取りやすいということは、

プライバシーの確保が

難しいケースもあるということです。

 

夜勤や部活動で

生活時間にズレがあるなど、

家族のライフスタイルによっては、

暮らしにくい可能性もあります。

 

家造りの際に行う

間取りと暮らしの条件整理の時間で

開放的でコミュニケーションの

取りやすい家にしたいのか、

お互いのプライベートを尊重し

干渉し過ぎない家にしたいのか、

その程よさを含めて

あらかじめよく検討しておくことが大切です。

 

バリアフリーのさまたげになる。

 

スキップフロアは

段差を活用した間取りですので、

バリアフリーの

考え方にはなじまないこともあります。

 

小さなお子様や

高齢の方がいらっしゃる場合は、

手すりや落下防止柵などの

対策も含めて計画しておくことが大切。

 

キップフロアと相性のいい間取り例

スキップフロアを取り入れるとしたら、

どのような間取りと

相性がいいのかイメージしにくいかもしれません。

 

スキップフロアと

相性のいい間取りを少し・・・・・・。

ビルトインガレージ

ビルトインガレージとは、

1階や半地下に作られる

住宅一体型の車庫のこと。

 

一般的な居室よりも

天井を低くできるので、

その分、

居室にあたる上階の天井を

高くしやすくなります。

 

ガレージの上にスキップフロアを計画し、

そこにリビングを設ければ、

座ったときに視点が下がり、

部屋が広く見えます。

 

吹抜け

開放的で、

どこにいても家族の気配を感じられる

「吹抜け」もスキップフロアとの

相性が良い間取りです。

 

スキップフロアを

ちょっとした隠れ家や

秘密基地のように利用して、

遊び心のある空間にすることができます。

 

ロフト

窓がなく、

天井高の低い空間はロフト収納や、

シアタールームにするのも良いです。

 

スキップフロアは、

デッドスペースを減らし、

空間をムダなく使いたいという方に

ぴったりの計画手法です。

 

スキップフロアは、

実際の面積よりも空間を広く活用することができ、

デッドスペースを

少なくできる点も魅力です。

 

家族の気配を感じやすく、

コミュニケーションの取りやすい

暮らしも叶います。

 

部屋を広く見せたい、

収納スペースを増やしたい、

室内空間に

メリハリをつけたいという方には

オススメのスキップフロア。

 

そのメリット・デメリットを

十分に理解したうえで、

アイディアや遊び心を活かした

暮らしの場面を計画してみませんか?

 

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注文住宅の間取りのなかで

配慮も重要な

トイレスペース。

 

そしてそのトイレ空間の印象となる

デザインの方針にも

色々な意味と居心地をご提案しています。

 

一見、

「トイレなんてどこでもいい」と

思われそうですが、

実はトイレの間取りは

よく考えないと

暮らしそのものに

失敗しやすい部分です。

 

 

 

注文住宅のトイレの間取りで

失敗しないためのポイントも

いくつかありますので、

そのうちの一部を

少し考えてみたいと思います。

 

1つ目は位置関係について。

 

単純に玄関から近い位置に

設置してしまうケースや

リビングと接しているトイレ、

脱衣所の中に

トイレを設置する場合などが

あるかと思います。

 

 

 

それぞれに

必要な配慮は異なりますが、

例えば、

玄関近くにトイレを設置する場合だと

ドアを開けた際の状態が

気にならないように、

トイレ掃除の際の状態を

思い浮かべる事も重要です。

 

 

また音や常時での臭いの対策などは

状況判断が難しいところです。

 

 

リビングはご自身や家族が

生活する場所の中心であり、

そのリビングに接していると

近くに誰かいる可能性が高く、

気にしてしまうかどうか?。

 

 

家族だけでなくて、

友達を呼んだときも

その他のお客様を

リビングに招待するケースも

あるでしょうから

その際も含めた

配慮の設計をどのように

工夫しておくのかは重要です。

 

 

脱衣所の中に

トイレの入り口があるケースでは、

トイレの設置個所数にも

よりますが、

誰かがお風呂に入っている間は

トイレに行けなくなってしまう

事態もあります。

 

またそれだけでなく、

お客様がいらっしゃった際にも

洗濯物を綺麗に

片付けておくような

必要があります。

 

プライべート用と

パブリック用を分けて

考えておく事もポイント。

 

使いやすいトイレになるように

設置場所を決める。

 

設置場所で気にすべきことは

やはり「トイレの音」も人によっては

重大な事項になります。

 

実際にトイレの音を聞かれても、

平気という人もおりますので

価値観の

状況判断は必要ですが・・・・・。

 

出来ればですが

あまり音が気にならないような場所に

設置するのが

ベストだと言えます。

 

トイレの設置数を

きちんと考えるという事。

 

一般的には一階に1カ所、

二階に1カ所の合計二か所という事も

多いかと思います。

 

ですが家族の人数と行動等を考慮して、

1番よい設置数を計画するように。

 

各階に二か所と一か所を

振り分けるというケース、

お客様用トイレと

自分達用トイレと

複数を使い方に分けて

計画するケースもあります。

 

近い将来の事を考えて

寝室に近づけて

防音と臭気対策という計画も

実際よく行っています。

 

トイレはできるだけ

我慢しないほうがいいので、

いつでも使える設置数がベストです。

 

必要な広さを持ったトイレにする。

場合によって

トイレの広さは変わってきます。

 

一般的な長方形の畳のサイズを

目安にすると、

基本的には0.75帖分~1帖分の広さが

多いかもしれませんが、

少し広さを意識して

間取りを考えたり、

身体的な考え方も

そこに付随させて

ドアの開閉から移動を含む

一連の動きから解析して

広さを求める事も大切です。

 

車椅子を使用している方や

日頃から動作が大きい方に、

手を洗う際の動作も含めて

考えた場合は

少し大きめのトイレの方が快適です。

 

このように、

場合によって適切な広さを

考える事がポイントです。

 

掃除の事もありますが、

小便器と大便器を

分ける事も考え方の一つです。

 

それぞれの暮らしの特徴や

ライフプランに応じて

計画する事を丁寧にと思います。

 

間取り検討の際には

そういうところも考える事で

随分と暮らしやすさも変わります。

 

住まいの新築・リフォーム

リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから

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 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

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家造りでは様々な部屋のイメージを

まとめながら暮らしについて

考えるかと思いますが、

毎日使う場所だからこそ、

それぞれの役割を持った部屋について

こだわりたいですよね。

理想的な寝室を計画する為に

考えておきたい事も

色々とあると思います。

 

このブログでも様々な事を

18年近く間書いてきていますが

今回のテーマ-も

皆さんにとって

少しでも家造りの

参考になればと思います。

 

おしゃれな寝室計画には

色と小物と照明が大切。

色についてです。

寝室は文字通り寝る場所なので、

気持ちを落ち着かす事の出来る

コーディネートが良いかと思います。

 

あまり派手な色は使わずに、

落ち着いた雰囲気で

まとめると気持ちも安らぎやすく・・・・・。

 

特に壁は

部屋の中で最も

存在感があるので、

色選びは慎重に。

 

2つ目は小物。

小物は自然素材の置物や

温かい色合いの

ファブリックアイテムがお勧めです。

 

具体的には、

観葉植物を置けば、

クリームや木材を基調とした部屋には

マッチちやすくなります。

 

また、

綿や麻といった素材の

ファブリックアイテムを取り入れれば、

さらに落ち着いた雰囲気を

演出する事ができます。

 

大きな壁がある住宅には、

気に入っている写真や画像を

掛けるのもいいです。

 

3つ目は照明。

寝室には一般家庭にも多く採用される

シーリングライト(天井に直に取り付ける照明)の他に、

間接照明を計画する事で

雰囲気が随分変わります。

 

ランプはやわらかい

電球色のものを使うことで、

落ち着いた雰囲気を作り出せます。

※LED照明では調光調色といって

 色も明るさも同器具で調整可能なタイプもあります。

 

寝る数十分前には、

シーリングライトから間接照明に切り替え、

気持ちを落ち着かせると

眠りやすくなります。

 

寝室には安眠効果のある

カラーを取り入れるように。

 

ここからは、

寝室のデザインでも

特に重要な色について。

 

寝室におすすめの色は

青や緑、茶です。

 

それぞれについて少し説明を。

 

まずは青色です。

青色には睡眠導入効果や

リラックス効果があるとされています。

 

疲れた体を落ち着かせる寝室には、

ピッタリの効果。

 

更に、

青色には血圧を下げる

効果もあるため、

眠りにつきにくい方は、

取り入れたい色の1つです。

 

次に緑色。

緑色は目を休ませる

効果があるとされています。

 

小物の1つとして

観葉植物を置けば、

インテリアとしておしゃれなだけでなく、

目を休ます事もできます。

 

オフィスワークで

毎日パソコンを使用する方は、

部屋に緑を取り入れると良いです。

 

最後は茶色です。

茶色系は、

緊張をほぐす効果が

あるとされています。

 

寝室は基本的に、

この茶色を中心に

計画していくと良いかと思います。

 

ただ茶色だけでは、

薄暗い寝室になってしまいますので、

青や緑を少しずつでも

取り入れてみる事も検討に。

 

これらの色以外にも、

好きな色はあると思いますが、

寝室にはあまり色を

増やさないように

心掛けると良いかと思います。

 

寝室はやはり

落ち着いた雰囲気が大事なため、

色が増えてしまうと

その分リラックスしにくくなってしまいます。

 

原則としてですが、

基調とする色は

あまり増やさずに、

3~5色程度でまとめると

良いですね。

 

寝室は、

眠りにつく場所であるため、

部屋全体のデザインと

リラックスのバランスを考えながら、

インテリアコーディネートを・・・・・。

 

またインテリアやベッドの選び方、

その他に考えておくべき

ポイント・おすすめのレイアウトについて

気になる方は、

インテリアコーディネートの

お問合せをいただければと思います。

 

暮らしの空間が変わる事で

不思議と気持ちも変わるものです。

 

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木造平屋建て住宅のメリット、デメリット、

適正価格での選択肢について。

※平屋建ての家デザイン提案事例・間取り鳥観図

 

家を建てるに際して

木造平屋住宅に興味がある方、

平屋の家を建てようかと

検討されている方に

少しでも参考になればと思います。

 

木造平屋は、

多くの魅力を持っています。

 

以下では、

そのメリットについて・・・・・。

 

スキップフロアや

屋根裏などが実現できやすい。

木造平屋の一番の魅力は、

建物内での高低差を利用しやすい事です。

上下階が存在しない分

極論二階建てまでの

天井高さを設ける事も可能になります。

 

そういう意味で天井高さを大胆に活用した

空間を考える事も可能になります。

※構造補強は必要です。

 

1階だけではなく、

屋根裏を有効活用することで、

収納スペースや

リラックススペースを確保できます。

 

広々とした空間を楽しむための

ポテンシャルが広がります。

 

生活動線がシンプルで

暮らしやすいという事。

平屋住宅は、

階段がないため

生活動線が非常にシンプルです。

 

キッチン、リビング、

寝室などが一つの階に集約され、

家事や移動が水平移動のみになり

楽になります。

 

特に家族が多い場合や

身体的に負担が多い場合には、

上下階階の移動がない事は

大きな利点です。

 

一般的な2階建てと比べて

メンテナンスコストが低いという事。

木造平屋は、

2階建て住宅に比べて

メンテナンスコストが低い事が魅力です。

 

屋根の修理や外壁の塗り替えなど際、

比較的経済的です。

 

それにより、

長期間にわたって

住宅を維持する費用を

節約しやすくなります。

 

木造平屋のデメリット。

木造平屋には多くのメリットがありますが、

デメリットも考慮する必要があります。

 

以下では、

そのデメリットについて。

 

ある程度広い土地が必要。

木造であれ鉄骨であれ

鉄筋コンクリート造であれ

平屋を建てるには、

すべての部屋を一階に集約するため、

ある程度の広い土地が必要です。

 

広々としたリビングスペースや

個人の部屋を平屋に確保するためには、

それなりの土地の広さが

要求されます。

 

狭い土地に平屋を建てる場合は、

間取りの工夫が必要です。

 

中心部に採光しづらい平屋は、

周囲の建物や樹木によって

中心部の採光が

制限されることがあります。

 

平屋の中心部にも

採光を確保するために、

計画的な配置や窓の工夫が必要です。

 

明るく快適な空間を計画する為には、

建物のレイアウトとサイズを

考える段階から注意が必要です。

 

平屋の注意点。

平屋を建てる際には、

以下の内容にも

留意することが大切です。

 

家族間のプライバシー確保に注意する。

平屋は開放的である一方、

家族間のプライバシー確保が

課題となることがあります。

 

個々の部屋の配置や

適切な仕切りを検討し、

各個人がプライバシーを守りながら

過ごせるように。

 

防犯対策。

平屋住宅は一階に

住環境が集約されるため、

防犯対策が二階建てよりも

重要です。

 

セキュリティカメラや防犯窓、

外部の照明などを設置し、

家族の安全を確保できるように。

 

日当たりと風の通り道を確保する。

平屋は日当たりと

風の通り道を確保することが

特に重要です。

 

窓の位置や通風を考慮して、

快適な居住環境を実現するには

建物サイズと共に

採光がポイントになります。

 

また、

庭やテラスなどの

アウトドアスペースも検討要素です。

 

土地の建蔽率と容積率を確認する。

こちらの内容はもっとも基本的な事であり

専門的なことでもありますが

土地の建蔽率や容積率は、

建築に影響を与える重要な要素です。

 

地域の規制に従い、

建物の大きさや配置を

今一度確認を・・・・・。

 

建築確認やその他法令での

許可を取得する際にも

確認が必要です。

※面積に算入する算入しないという位置関係は

 柱・壁・屋根の関係プランにより

 変わる事もありますので注意が必要です。

 

構造は木造の方が

鉄骨構造や鉄筋コンクリート構造に比べて

コストが低く、

住宅の価格を抑えることができます。

 

地域の気候や耐震性を考慮しながら、

木造を選択することで

予算を節約できます。

 

水回りを一カ所にまとめる。

水回り(キッチン、バスルーム、トイレなど)を

一カ所にまとめることで、

配管工事や設備の設置費用を

削減できます。

 

効率的なプランニングにより、

コストを抑えながら

使いやすい住宅を実現できます。

 

シンプルな外観や間取りにする。

外観や間取りをシンプルにすることで、

建築コストを抑えることができます。

 

贅沢なカタチや複雑な構造を避け、

自分達にとって

何が必要なのかを見直しながら

予算内で木造平屋を

実現する方法を考える事が重要です。

 

住宅設備関係は特に

初期投資とランニングコスト、

そして機械寿命を意識しておくと良いです。

 

十数年経てばどういう

況になるのか?。

 

今の暮らしを考えると

見えてくる事もあると思います。

 

エアコンやテレビ、

給湯関係は分かりやすいですよね。

設備関係の入れ替え等も

必要になる事を意識して

暮しにとって大切なものは何なのか?。

 

大げさかもしれませんが

家造りの際には人生プランを考える

キッカケにもなりますから。

 

そういう事も含めて

人生プランと住まいの事を

丁寧にと思います。

 

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キッチンには収納力も

重要なポイントです。

※アイランド型キッチンのレイアウトと暮らしに合わせた収納計画レイアウト事例

 

キッチンが果たす役割は

もはや料理を作る場に留まらない、

というのはこれまでも

多くの場で言われていることです。

 

家族やゲストとのコミュニケーションの場であり、

インテリアとして

住まいの印象を左右する存在ともなっています。

 

キッチンというものを

構成するうえでは

どれもおざなりになってはいけませんが、

重要視するものは

それぞれに異なります。

 

デザイン性を重視する、

掃除のしやすさなどの

機能性を重視する、

あるいは機器の

配列などを含めた使い勝手を重視する、

それぞれのニーズがあると思います。

 

その中で軽視されるべきでないのが

「収納力」です。

 

キッチンには

食材、キッチンツール、

食器・調理家電など

パッと思い浮かべてみるだけでも、

非常にたくさんのものが混在しており、

それらが機能的に配置され、

収納されていることが

望ましい状態です。

 

収納力を欠いたキッチンは

必要なものを十分に収納できずに、

その周辺は乱雑で

使いづらい場所になる

危険性が高くなります。

 

キッチンの面積が

広くなりつつあるのも

収納の必要性から。

 

キッチンにおける

収納力向上の必要性の認知の高まりは

新築やリフォーム(リノベーション)の際

キッチン面積の増加という点に

て取れます。

 

キッチンを使用する人が増えた、

つまり一人のみが

キッチンを使用していた時代から

家族で男女関係なく

皆もキッチンに立つことが

珍しくなくなってきているという

時代の流れも一因としてあります。

 

しかし、

やはりキッチン面積の増加は

収納性を求めた結果にあると

言って良いかとおもいます。

 

間取りに余裕があれば

パントリーなどの

収納庫を設けることも

もはや一般的になっています。

 

また、

時短調理のための

冷凍食品のストックに使用される

「セカンド冷蔵庫(冷凍庫)」は

家電販売店でも人気商品となっていますが、

その配置場所が

必要になる=キッチンスペースの広大化に

繋がるというのは

言うまでもありません。

 

災害に備えた備蓄や

防災用品の置き場所が

キッチンということも多く、

それらを「収納しておく」という意味で

間取りにおけるキッチンの面積は

広くなっています。

 

収納力を増やし、

活かすために必要なこととは

方でキッチンの収納は

単純にキッチンスペースが大きればよい、

というわけではありません。

 

収納とは

「使ったものを仕舞う」

「仕舞っているものを出す」

「普段使用しないものを仕舞っておく」

というものです。

 

それらの行為において、

目的のものが出し入れしやすいか、

あるいは

その場所が普段の動線の中で

使いやすいかどうか、

そして住まい全体と

バランスがとれているかが重要であり、

それはキッチンでも同様です。

 

つまり、

キッチン収納というものは

このようなことを満たしたうえで、

必要なものを

十分に収納できる容量があれば

申し分の無いものになるという事です。

 

そしてそれは何らかの理由で

十分なキッチン面積を確保できない

といった場合でも同様であり、

その場合は

「何を取っておいて」

「何を手放すか」という選択も

重要になります。

 

「8割収納」をめざすキッチンに限らず

収納の基本的な考え方として

収納スペースの

約8割程度に収まるようにものの

所持を抑えるという

セオリーがあります。

 

常にスペースを満杯にしておかない、

つまり収納スペースに

余裕を持たせることがポイントです。

 

食品や食材のストックは

一時的に増えることも多くあります。

 

セールなどで

賢くまとめ買いを行ったとしても

収納スペースにゆとりがあれば

置き場所に困ることも、

収納しきれずに

そのまま外に出ていることもありません。

 

キッチンツールも

その種類は実に多岐にわたります。

 

それらもスペースにゆとりがないと

ついつい煩雑な

収納になりがちです。

 

そしてそれは必要な時に

すぐに取り出すことができない、

あるいは見つからないと

いったことも招きます。

 

まずは

「使いづらいと感じているもの」

「セットの一部が欠けてしまったもの」

「買ったはいいが一度も使っていないもの」といった、

「頻繁に使用しないもの」を

手放すだけでも

ある程度のゆとりができるはずです。

 

普段の動作をイメージする

収納物を少なくして

余裕を持たせたうえで、

次に決めるのはそれらが

どこにあれば使いやすいのか、

という事です。

 

つまり「収納場所を決める」

作業になります。

 

現代のシステムキッチンや

それに伴う一般的な

キッチンスペースの設計は、

これまでに蓄積されてきた

データに基づいた

「最大公約数」ともいえる

使い勝手を求めたものでもあります。

 

つまり、

収納機能についても

ある程度の使い勝手は

約束されています。

 

そのうえで「ここがもっとこうだったら」と

思うことがないかどうかを突き詰めて、

その問題を解消させることが

自身にとって

本当の意味で使い勝手や

収納力を兼ね備えた

キッチンとなるはずです。

 

具体的に言えば、

手の届く範囲に

よく使用するものがあることが

理想です。

 

特に頻繁に使う

キッチンツールや食器類は

腰の高さから目線までの範囲に

収納することで、

出し入れの動作も

よりスムーズになります。

 

使う頻度に応じてよく使うものは

腰高から目線の高さ、

その次に使う頻度が高いものや

重さのある鍋やフライパンなどは

腰より低い高さ、

使用頻度の低いものや

軽いものは手を上に伸ばせば

届く高いところに。

 

まずは使用頻度に応じた

「上・中・下」を決める事は大切です。

こふぇは一般的な

収納スペースでも同じです。

 

このような

自分にとっての使いやすさ、

個々に異なる事情に応じた収納力や機能を

求めるのであれば、

やはり理想はオーダーキッチンです。

 

使い勝手や収納機能を

細かい部分まで追求しながら、

機器の配列や設備の仕様なども指定でき、

組み合わせることができる

自由度はやはり

魅力と言えます。

 

闇雲に理想を詰め込むだけでは

本当の意味での

完成度は低くなる可能性もありますが、

様々な事例を知り、

空間と一緒に考える事で

それらの不安はある程度解消されます。

 

暮らしに有効な考え方を

キッチンの計画でも丁寧に。

 

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住宅設備の機能的な良さを

活用する暮らし。

 

暖房・乾燥・換気・涼風等の機能付きバスルームという選択肢。

※浴室換気暖房乾燥機付きバスルーム(システムバスルーム)

 

浴室換気暖房乾燥機を

上手く使って

入浴事故をなくすように。

※浴室換気暖房乾燥機付きバスルーム(現場造作バスルーム)

 

入浴中の事故は交通事故よりも多い

という統計があります。

 

入浴中の急死・急病の原因は

心肺停止、脳血管障害、

一過性意識障害(失神)、

溺水・溺死とされており、

冬場の寒冷地にとくに多く見られます。

 

暖房の効いた部屋から

寒い脱衣室に行って服を脱ぎ、

熱いお風呂に入る。

 

こうした温度差は

血圧の乱高下や脈拍の

急激な変化をもたらし、

脳出血、脳梗塞、

心筋梗塞などを

引き起こす「ヒートショック」が

起こりやすくなります。

 

このようなことが原因で

亡くなる人は

推定年間1万人以上とされ、

交通事故死の2倍以上にもなります。

 

ヒートショックから身を守るには

急激な温度差をなくすこと。

 

家の中でどのような温度環境を

イメージしておくのかも重要で

特に冬の寒さに関しては

考慮が必要です。

 

そのうえで

例えば浴室換気暖房乾燥機は

浴室の換気・暖房・乾燥などが

目的ですが、

ヒートショック対策にも

一役買っています。

 

暖房機能で

入浴前に浴室を暖めておけば、

浴室に入ったときの

ひんやり感が緩和でき、

急激な温度変化をなくせます。

 

浴室換気暖房乾燥機は

便利でメリットも多く、

導入を希望されるご家庭は

少なくありません。

 

暖房機能のほか、

換気・乾燥の機能は

湿気を抑えてカビや結露の発

減らしてくれます。

 

衣類乾燥機能は

雨の日でも夜でも

洗濯物を乾かせるので、

忙しい家事の強い味方にもなります。

 

最近ではミストサウナ機能、

カビ抑制機能、涼風機能などより多機能になり、

消費電力を抑える

省エネタイプや静音タイプもあります。

 

洗面脱衣室にもそういった機能を

付加させることも可能です。

 

実際にそういった空間にも使用可能な

ミニマムなエアコンも

実は住宅設備機器として

建材メーカーも開発しています。

 

予算やライフスタイルにあった

機種を選ぶには、

間取りと機能面から

住み方に対して

イメージを持つことが大切です。

 

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収納上手な家づくり。

※LDKの死角となる部分に収納スペース+テレビボードを設けた事例

 

素敵に見える空間の理由のひとつは、

室内がすっきり

片付いているからという理由もあります。

 

我が家を常に

すっきりさせておくには

収納が肝心ですが、

収納スペースは、

ただ多ければよい

というものではないのが

難しいところです。

 

仮に、

奥行きの深い収納が

たくさんあれば

収納スペースは増えますが、

問題はそこに何を収納するかです。

 

布団や座布団を入れても

スペースが余るからと、

頻繁に使用する物を

奥に入れてしまうと

取り出すだけでひと苦労です。

 

逆に、

ほとんど使わない物を入れておけば

収納の中に何があるのか?

を随分探さなくてはいけまくなります。

 

例えば、サーキュレーターや

ファンヒーターのような

「季節品」を収納するなら

押入れを減らして、

もう少し奥行きの浅い

収納をつくっておくと便利です。

 

一方、

掃除機やモップなどの「日用品」は、

リビングやダイニングに

収納スペースを設けておくと、

汚れに気付いたときに

短時間で手際よく掃除できます。

 

新築工事や

リフォーム・リノベーション工事を

計画する際には、

どのような持ち物、収納物があり

どのような時に使うのか?

そこに何を収納するのかを

ある程度まで検討しておく事は大切です。

 

「季節品」のほか、

お客様用の布団や座布団、

雛人形など

特定の時期にしか使わないものほど、

きちんと採寸して

確実に収納できる場所を

確保しておきたいものです。

 

片付けることを

意識した家づくりをしておけば、

ライフスタイルにあった

「収納上手な家づくり」を

実現することが可能になります。

 

設計をご依頼いただいた際に

皆さんに

手渡しをさせていただいている

書類には

そのような「内容」をご自身でも

把握できるような状態になっています。

 

手間の掛かる作業ですが、

事前に収納計画を意識しておけば

住み始めてからの

整理整頓や収納等が

とても楽になります。

 

断捨離というほどでもなくても、

必要なものとそうでは無いものを

分別しておくことで

自分たちの暮らしにとって

必要な収納サイズもみえてくると思います。

 

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