パチンコ店M&Aのメリット | 資金繰り 事業再生 M&Aアーク司法書士法人@代表社員 李 永鍋(リ ヨンファ)のブログ

パチンコ店の事業売却のメリット・デメリット


パチンコ店の事業売却に際しては、売り手、買い手にメリット・デメリットがあります。売り手のメリット・デメリット、買い手のメリット・デメリットを順に解説していきます。


パチンコ店の売り手としてのメリット・デメリット


【パチンコ店の売り手のメリット】


人材を確保できる

安定した経営が期待できる

優良顧客を確保できる

創業者利益を得られる

不動産収入を得られる


1.人材を確保できる

パチンコのホール運営をする際に、常に人材の確保に頭を悩まされていた経営者も、パチンコ店の事業売却により、大手チェーンなど複数店舗を運営しているグループの傘下に入れば、他店舗などから配置転換などで人材を確保することができます。


パチンコ業界も慢性的な人手不足は他業界と変わらないため、パチンコ店オーナーにとって人材確保はホール運営をするうえで大きな課題です。事業売却により人材確保問題に頭を悩ませなくてよくなることも事業売却のメリットの1つです。


2.安定した経営が期待できる

パチンコ店の事業売却により、大手チェーンの傘下に入れば、大手チェーンの資金力を活かした安定した経営が期待できます。


事業売却後のリニューアルオープン時に必要とされている赤玉施策(粗利率を一時的に低くして顧客に還元してサービスすることで常連客獲得につなげる営業戦略)なども、大手チェーンの資金力があれば可能になります。


3.優良顧客を確保できる

パチンコ店の事業売却により、大手チェーンの傘下に入るなど、資金力のある買い手が新たに経営してもらうことにより、資金力を活かした攻めの経営が可能になります。


資金力のあるパチンコ店オーナーにしかできない赤玉施策など積極的な営業戦略を実施することにより、リピーターなど優良顧客の獲得が期待できます。


4.創業者利益を得られる


売り手は、自身で立ち上げたパチンコ店のホール運営事業をM&Aによる事業売却によって、事業売却の対価として創業者利益を獲得することができます。


5.不動産収入を得られる

パチンコ店の事業売却を行う際に、事業譲渡の手法を使えば、不動産を譲渡せず、パチンコのホール運営事業のみ売却することが可能です。


売り手は、不動産を手元に残すことによって、店舗の不動産オーナーとして、買い手からパチンコ店の店舗の賃料たる不動産収入を毎月得ることが可能になります。


事業再生 M&A アーク司法書士法人

代表社員 李永鍋