廃業(清算)とM&A、事業承継の違い | 資金繰り 事業再生 M&Aアーク司法書士法人@代表社員 李 永鍋(リ ヨンファ)のブログ

目次

1.廃業(清算)とは

2.廃業(清算)とM&A、事業承継の違いを比較

3.廃業(清算)とM&A、事業承継の比較

4.廃業(清算)よりもM&A、事業承継がおすすめ!

5.M&A、事業承継を検討する際におすすめの仲介会社

6.まとめ



1. 廃業(清算)とは

廃業(清算)とは

廃業とは、会社や個人事業の営業を終了し、資産と負債を整理して会社や個人事業を消滅させることです。


会社の廃業は、具体的には解散手続きと清算手続きの総称です。解散手続きは清算手続きに移る前の段階です。法人破産などで強制的に行われる強制解散と、株主総会の決議で任意に行われる任意解散とがあります。


清算では、資産と負債を整理することで資産を全て現金化して負債を弁済し、残った資産を株主に分配します(残余財産分配)。清算は資産超過の場合は通常清算、債務超過の場合は特別清算か破産手続きがとられます。


個人事業の廃業は手続きとしては税務署に廃業届を提出することです。実際はそれに加えて、従業員の雇用や税金に関連した各種書類の提出、および資産と負債の整理などを行います。