会社を売るメリット6
メリット1:売却して資金を得ることができる
大きなメリットのひとつが、会社売却により資金が手元に入ること。子どもや孫など親族への相続対策にも有効に使える。
会社を売却つまり自社株を売却し、経営者が資金を手にした場合、売却益には所得税がかかるが、その税率は通常20.315%(所得税15.315%、住民税5%)です。仮に評価額2億円の会社を売却して資金を手にしたとしても、1,5億円近い資金が手元に残ります。
メリット2:後継者問題の解決
会社売却により解決できるのは後継者問題だけではなく従業員や取引先、融資先の金融機関への負荷も少なくて済みます。
メリット3:個人保証がなくなる
会社経営者にとって負担となっているのが、個人保証の問題です。個人保証とは、会社が金融機関から融資を受ける際、経営者やその親族が個人としてその債務の返済を保証することです。多くの場合が連帯保証の形をとるため、もしも金融機関から支払請求を受けた場合、「債務者(会社)に請求してくれ」「会社の債務から取り立ててくれ」などと反論することができません。個人保証は、現役の経営者にとって「事業展開をしたくてもできない」「経営者自身の生活が困窮するリスクがある」「親族や従業員に会社を引き継いでほしくても躊躇する」といった足かせになってます。
会社を売却すれば個人保証も含めて買手企業が引き取るのが通常で保証から解放されることになります。
メリット4:業務から解放される
会社を売却すれば、業務の負担や経営責任から解放されることになる。
メリット5:従業員をリストラしない
経営が難航した場合や今後の先行きの見通しが難しい場合、多くの経営者は廃業も念頭において今後の方針を検討します。ただ、廃業は選択肢のひとつになり得ても、なかなか決断には至りません。廃業は従業員のリストラを意味し、廃業が彼らの生活困窮の原因になります。
会社を売却すれば、従業員をリストラすることなく売却先の会社で雇用継続することができます。
メリット6:事業相乗効果を得られる
買収する会社の扱っていた事業分野での開拓を元々検討しており、ノウハウや技術を入手して事業展開を行うことを期待しています。
売手側の会社事業が赤字であっても、独自の技術やノウハウがあり、将来性が期待できるならば、資金力のある会社に買収されることで今後の事業展開が売手にとっても買手にとってもプラスになります