倒産する会社の社長 | 資金繰り 事業再生 M&Aアーク司法書士法人@代表社員 李 永鍋(リ ヨンファ)のブログ

事業再生や自己破産のお手伝いをする中で見えたもの

はじめに
倒産してからは遅すぎます



倒産の恐れのある社長は以下の項目に該当

1 自己中心


①相手の気持ちがわからない

「忙しいから書類がそろえない」

「時間がないから出来ない」

※あんたも忙しいけど私はもっと忙しい



2 悪いことはすべて他人のせい

倒産の原因はすべて経営者にある
これは本音です

言いわけの多い経営者に対する警告の意味もあります

不振の原因をすべて
「景気が悪い」

「従業員がわるい」

「銀行が貸してくれない」

自分の経営手腕のなさは棚の上である



3 嫌なこと、苦手なことを避ける

いちばん多い失敗例は「経理が苦手」「数字が読めない」というケース

経理に任せっきりにして大穴をあけられた

試算表 資金繰り表は毎月作成 確認しましょう


4 真の勇気がない


「真の勇気がない」経営者の特徴として、謝罪ベタと相談ベタ

謝罪は経営者にとって、ピンチを逆転する最後のチャンス

コツは迅速と誠意です



5 頭で分かっていても行動しない

「頭で分かっていても行動しない」

試算表 資金繰り表作ってください

3ヶ月たっても届かない


6 お人好し(頼まれたらノーと言えない)

他人に何か頼まれてノーと言えない


見栄や性格の弱さも


根本的には物事や善悪の判断能力が欠如している


安易に融通手形をきる


連帯保証人になり窮地に追い込まれる


「経営者が他人に何かを頼まれたときは、冷静に沈着に、二つの判断を下さなければならない」


一つは、依頼者の意図と人となりを見抜き、それが嘘や詐欺でないことを確かめる


二つは、いまその人を助けることが本当にその人のためになるかどうかの判断