過払い金請求で明細がないのですが | 資金繰り 事業再生 M&Aアーク司法書士法人@代表社員 李 永鍋(リ ヨンファ)のブログ

過払い金請求で明細がないのですが


過払い金返還請求をする際に必要なものとされている中で以下のものが挙げられます。

1 身分証明書(運転免許証・健康保険証)のコピー

2 印鑑(認印)

3 消費者金融との契約書、申込書、利用明細、クレジットカード実物

「1」と「2」は、代理人契約を結ぶ際に必要になります。

ここは皆さん問題ないと思うのですが、問題は「3」。


「一部は保管してあるけど全部は・・・」や、

「昔のことだから全部紛失してしまった・・・」など、

そういった状態にある方が多いかと思われます。



安心してください。必要ありません。

こんなことを言ってしまうと誤解を招いてしまうかもしれませんが、

『特になくても問題ない』ということです。

書類が無くても過払い金返還請求は出来ます



書類はあるに越したことはありません。

ただし全くない状態でも支障はありません。

お金も問題なく戻ってきます。



重要となってくるのは、

あなたと消費者金融の間にどのような取引があったのかを知ることです。

「取引の事実があったのか?」

「いくら借りていたのか?」

「どのように返済していたのか?」「

期間はどのくらいだったのか?」などです。



それを確認するためには消費者金融側に保管されている

『取引履歴』を見れば一目瞭然です。

全ての取引の履歴が記載されています。

取引履歴は必ず保管しておかなければいけないものであり、

代理人が『取引履歴の開示請求』を行えば開示してくれます。



なので、特に関連書類はなくても問題ありません。