4‐1 売却価格の決め方
気になるマンションの売却価格ですが、
どうやって決めるのでしょうか。
まずは売主の希望する価格があります。
これくらいで売ってほしいというものです。
これからの生活のこと、
そしてマンションを取得したときの苦労、
これらがあるため、
どうしても価格は高くなる傾向があります。
つまり〝相場〟よりは高くなる。
しかし、
これがまずはすべての出発点となるのはまちがいありません。
そして、その売り出し希望価格に対して、
相場の値段と比べてみます。
相場といっても正確なものがあるわけではありません。
大体、同じレベルのマンションで、
このあたりの地域で、
過去(できるだけ近い)にどのくらいで売れているかを見るわけです。
もちろんマンションにも個性があります。
一つとして同じものはありません。
だから同じ値段でもありません。
買い主からしても、
これが欲しいということになれば、
相場とかにはあまりこだわらないことにもなります。
ただ、一応の目安は知っておく方がよいでしょう。
その相場に近い値段で落ちつくことも
確率としては高いことになるということです。
このように、
売主の希望価格と過去の取引事例・相場などを考慮して、
売り出し価格を決めていきます。
次に実際に売出しを始めてからどうなるかを
簡単に触れておきます。
売主の希望する価格が相場より高めの場合は、
やはり売却に時間がかかる傾向があります。
時間をかけている余裕がない場合は、
早急に値段の引き下げを検討しなければならなくなるでしょう。
他方、資金的な余裕があり、売り急ぐ必要がなければ、
じっくりと買主が出てくるのを
待つこともよいかもしれません。
ただ、これも、時間をかけすぎますと、
さらにマンション売却のチャンスが減ることも
考慮に入れておかなくてはなりません。
すでに述べましたように、
マンション売買の市場は日に日に供給が過剰になっている傾向があるからです。
待てば待つほど条件は悪くなる可能性もあるということです。
このあたりの決断は、
売主さんが信頼するに足りると判断した不動産業者の担当と
よく相談しながら進められるのがよいでしょう。
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