海?山?
私にとっては“山”
「禅の集い」
と言っても、
1■年前ですけど。
2or3回しか行ってませんけれど。
「レイちゃん。禅の集いって言うのがあるんだって」
夏のある日、散歩から戻った母が言った。
何の脈絡もないのはいつもの事。
だが、坐禅と来たのは初めてだ。
怪談好きはうんざりする程知っているし、
TV等で嫌と言う程付き合わされているが、
近隣のお寺や神社とはほぼ無縁だったはず…。
どうやら、散歩中に会った子供達に聞いたらしい。
「今年は申込み終わっちゃったから、来年行こう」
…わかりました。
頻繁に遊びに行っていたお寺で毎年行われているらしい。
盆踊りや除夜の鐘くらいしかお寺のイベントは知らなんだ。
建物の中の事は全く分からない。
良い機会だから、七不思議の拍子木も見て来よう。
翌年の夏。
忘れっぽい母が、
「申し込んでおいたからね」
ご機嫌な様子で報告して来た。
逆に私が忘れていたよ。
禅の集いでやる事は、
坐禅、読経、写経、講話、掃除etc.
最初に貰ったスケジュール表、
『朝、早いなぁ』
お寺さんはもっと早いんだろうな。
坐禅堂に行く前に、
車座になって座り方を教わる。
「無理そうなら、片足だけで良いからね」
体が硬い私には有難い言葉。
座布が大きかったお蔭か、
結跏趺坐も組めました。
通路の歩き方、
坐禅の作法等の説明を受け、
いざ、坐禅堂へ。
自分の位置につき、
教わった通りに座る。
通路を歩く音がするだけの静かな空間。
少しすると、例の音がし始めた。
『…痛そうな音…』
徐々に近付いて来て、
自分の番。
一瞬走る鋭い痛み。
『いったぁ~(>_<、)』
右肩がずきずきしている。
『ん?これは、もしかして…』
あちこちに飛んでいた意識を、
その痛みに持って行った。
ズキン…ズキン…
堂内を歩いている音が消えた。
『…沢山の虫が鳴いている…』
虫の音も消えた。
畳の色も消えた。
真っ暗な空間。
カァァァ~ン
遠くの方で、何かの音が聞こえた。
カァァァ~ン
…あぁ、合図だ。
体が動かない。
カァァァ~ン
目が開いた。
体も動く。
教わった通りに、体を解して行く。
妙にすっきりしていたが、
終わったとたんに復活する肩の痛み。
水道で冷やしてもなかなか消えなかったが、
他の皆は平気そうに遊んでいた(・・;)
コツを掴んだのかわからないが、
其の後は、比較的簡単に出来た気がする。
あれが寝ていたのでなければ。
本当に久し振りに、境内へ行ってみた。
以前の様な境界線が感じられない。
七不思議を回ってみた。
…???????
物凄い違和感を、父にぶつけてみた。
「私が変わったのかな?」
「住職様が代替わりした。前の方が凄過ぎたんだよ」
息子さんにお寺を任せて、本人は何処へ?
ある日、実家近くの御客様がいらした。
「私、○○寺の近くなんですよ」
「私、○○寺の檀家なんですよ」
今の御住職になってから、色々変わったらしい。
先代はまさか…と思っていたが、
杞憂だった様で。
「神奈川に行かれましたよ」
温かい空気を纏った優しい笑顔の上人様。
ちょっと調べてみたら、本当に凄い方で…。
年に数回の拝顔ではあったけれど、
これも御縁なのでしょうね。
集中力を養う為にと
研修で禅寺へ行く会社もあるそうです。
気軽に体験できるお寺もあるので、
皆様も一度如何ですか?
頭の中がスッキリしますよ。
