ケイ(橋本環奈)は,簿記2級の取得を目指している専門学校生だが,凄腕の殺し屋だった。

 

 

 芸能事務所の依頼で,やばい動画を撮られたアイドルを救出するためにヤクザを皆殺しにしたりする。

 

 

 アジトは店長(馬場ふみか)の経営する地獄のように不味い会員制ラーメン屋である。

 

 

 また防弾カツラをかぶっているヅラ(岡村隆史)はデリヘルを装って現場に行くケイの送迎を担当している。

 偶然,ケイの正体を知ってしまった専門学校同級生の渡辺(鈴鹿央士)も仲間になる。

 

 

 

 

 

 また最近,スナイパーダリア(太田夢莉)も仲間になる。

 

 

 一方,三代目(佐藤二郎)が収監されることになった伝馬組では,その後釜を狙って内部抗争が激化する。

 

 後目を狙う木下(高橋克典)はケイたちに依頼してライバルの国津(兵藤大樹)一家を皆殺しにする。

 

 

 三代目の金庫番であるテラノ(杉野遥亮)は,木下が組の金を横領していることに気づき,調べ始めていた。

 

 テラノとケイは,互いの正体を知らないまま,バスの中で偶然知り合い,ケイはテラノに好意を抱いていた。

 

 

 ケイたちが組の抗争に巻き込まれていく内,互いに正体を知るが彼女の気持は変わらなかった。

 

 伝馬組にはミチタカ(城田優)という最強の殺し屋がいたが,彼は女の殺し屋という存在が気に入らず,ケイとダリアに攻撃を仕掛ける。

 

 

 そのせいでダリアは重傷を負う。

 

 

 テラノは木下の横領の証拠を掴み,その金を合わせた10億を木下から奪う。

 

 テラノは親友のクラと組の跡目を継ぐことを夢見ていたが,彼は組の仕事をしているときに木下の手下である金子(森崎ウイン)に撃たれて半身不随になっていた。

 

 

 テラノは三代目がクラを見捨て,彼も自殺したことから伝馬組を抜け,クラの夢だったニューヨーク行きを代わりに叶えようとしていた。

 

 ケイにはテラノを捕らえる依頼が入り,彼女は彼が雇った手下たちをあっという間に倒しテラノを追い詰める。

 

 

 木下の手下が来るまでケイは簿記の勉強を始めるが,テラノはケイが分からないところを教えてくれる。

 

 テラノを引き取りに来た木下の手下たちは,ケイが若い女の子であるのを見て彼女に触る。

 テラノは木下に引き渡されることを覚悟していたが,その様子を見てケイに彼らの排除を依頼する。

 

 

 ケイはテラノと木下の手下たちを倒し,ヅラの車で逃走する。

 

 そこにミチタカが現れ,ケイは彼に倒されてしまう。

 またテラノは木下たちに追い詰められるが,木下は負ってきたミチタカも跡目争いの障害になるため一緒に殺そうとする。

 

 だがミチタカは木下の手下たちを蹴散らす。

 

 

 テラノはその隙に逃げようとするが,金子に捕らえられ殺されそうになる。

 そのとき,離れた場所からダリアが金子を狙撃する。

 金子はダリアの家族も殺していた。

 

 ダリアはテラノを連れヘリが待つダムの上へ向かう。

 そこにまたもミチタカが現れ,ダリアはやはり敵わない。

だが,回復したケイが現れミチタカの攻撃を見切り,彼をダム湖に突き落とす。

 だが,ヘリは先回りしていた木下に奪われており,ケイたちは絶体絶命になる。

 テラノは木下に金の隠し場所を教えると騙して身に付けていた爆弾の起動装置を入れて木下と一緒にダム湖に飛び込む。

 

 店長のラーメン屋にずぶ濡れのミチタカが現れラーメンを注文すると完食して美味いと言い,また来ると言って去って行く。

 

 野心家の木下と国津の共倒れは,三代目の思惑通りだった。

 三代目は,自分の言うことは絶対に聞くようになったアヤベ(大東俊介)に出所までの間,組を任せる。

 

 

 簿記の試験の日,ケイのスマホにニューヨークから差出人不明のメッセージが届く。

 

 

 

 

 くっきーや兵藤,元NMB48の太田夢莉なんかが出てるところから見ると,これは沖縄映画祭で披露されるような吉本関連の映画なのだろうか。

 

 ストーリーやキャラクターを一生懸命作り込んでもケイとミチタカの漫画的強さと不死身具合がそれを打ち消してしまう。

 爽快アクションと言っても橋本環奈は,吹き替えが多いし,渡辺の存在意義もよく分からない。

 

 岡村隆史は,他でもこんな役をしていた気がする。

 馬場ふみかはもっと活躍して欲しかった。

 太田夢莉はテレビドラマの脇役が多いけど最近はあまり見ない。

 これを撮っていたからなのだろうか。

 出番の多さからは出世と言えるかな。

 

 ところで大東俊介と松坂桃李は,出始めは似たような感じだったのにどこでこんなにキャラが分かれたんだろう。