人見知りな性格の春野美月(土屋太鳳)は,高校生になって友だちを作ろうとするが上手くできない。

 子どもの頃,近所に住んでいたバスケットの得意なあやちゃんが励ましてくれたことが今でも心の支えだった。

 

 彼女の高校には,バスケ部の人気者4人組浅倉永久(北村匠),若宮恭介(磯村勇斗),多田竜二(杉野遥亮),宮本瑠衣(稲葉友)がいて女子たちの人気をさらっていた。

 

 

 美月は彼らのことをチャラい男たちと思い興味はなかったが,浅倉はなぜか彼女を気にかけ,何度も話しかけてきた。

 

 

 しかも,彼女のバイト先であるいとこの柏木ナナセ(泉里香)の喫茶店に4人で入り浸るようになった。

 

 美月は浅倉に迷惑だと言ったが,ある日,店の前にあるバスケットコートで仲間に入れないで寂しそうにしていた女の子をみんなの輪に入れてあげているのを見て気持ちが変わる。

 

 

 その女の子はかつての自分と重なって見えた。

 

 こうして美月は4人と親しくするようになったが,そのことでクラスメートの山田レイナ(佐生雪)と親しくなった。

 

 

 彼女は4人の大ファンだった。

 

 浅倉は美月に対する気持ちを隠すことなく接してきたが,バスケットの試合の日,海外から帰国した有名選手である神山亜哉(小関裕太)が,美月に親しげに話しかける。

 

 

 あのあやちゃんは,ボーイッシュな女の子だと思っていたが実は男だったのだ。

 彼は両親の海外赴任で引っ越したが,美月との再会を熱望しながらバスケットの鍛錬に励んでいた。

 

 

 神山の高校と美月の高校はライバル関係になるが,実力の差は歴然だった。

 浅倉たちはチームワークも悪く,予選で敗退してしまう。

 

 神山は浅倉に美月に対する気持ちを賭けて勝負を挑む。

 一度は相手にしなかった浅倉だったが,その後,自ら神山に挑む。

 しかし,全く勝負にならず浅倉は悔しさを噛みしめる。

 

 その後,浅倉たちは猛特訓を始めチームワークも良くなる。

 

 

 翌年の大会で浅倉たちは神山の高校を下して全国優勝を果す。

 

 

 美月は浅倉と付き合い始める。

 

 

 

 これも去年辺り見逃したので外出自粛のゴールデンウィークにネトフリで鑑賞。

 

 美月,神山,浅倉それぞれの生い立ちも描かれているが,どうにも説明的でストーリーに上手く馴染んでいない。

 自分を支えてくれた幼なじみが男だったという設定は面白いと思うけど,単に三角関係になってしまうだけでは,想定内過ぎて残念。

 

 学園の人気者設定も見飽きたし,ストーリ上,意味があるのか疑問になる。