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さしここと指原莉乃主演テレビドラマの劇場版である。

 ドラマのストーリーは,貧乏な少女向田マキ(指原莉乃)が,伝説の名作「ミューズの鏡」をかつて上演した演出家沖田竜(池田成志)に見出され,天才的な才能を持つライバル彩吹うらら(平野綾)と競いながら,ミューズの鏡の主演を目指すというものであり,そのまんま「ガラスの仮面」のおふざけパロディである。

 向田マキには,演技の天才的な才能があるという設定であるが,もちろん,さしこにそんなものがあるはずはなく,彼女の普通よりも下手なヘンテコな演技を,登場人物全員が,屁理屈で驚異的な演技だとほめたたえるところが,ギャグのひとつになっている。

 テレビシリーズでは,その他にもお約束となったギャグがいくつもある。
 向田マキが現実逃避をするときの白目ギャグ

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 演劇の悪魔に取り憑かれた顔

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 しゃくれギャグ,テレビシリーズでは,ぶつかってしゃくれが感染るなんておバカなギャグまであった。

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 ところで,劇場版ということなのだが,テレビシリーズとの関係がはっきりしない内容で,同じ設定のアナザーストーリー的な感じになっている。
 映画独自の登場人物としては,大手プロダクション社長三木 翼(マイケル富岡)だけだが,元々,濃い顔をさらに濃くメイクして異様な雰囲気を醸し出している。

 エンディングもテレビシリーズと同じ終わり方で,曲が「それでも好きだよ」からセカンドシングル「意気地なしマスカレード」に変わっただけ。

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 映画としての出来はどうかというと,おふざけパロディという前提で考えても,もう一頑張りして欲しかった。
 おなじみのギャグで笑わせてくれるのだが,ひとつのギャグにテレビシリーズほどの時間をかけれなくて,ギャグの紹介の感じになっている。
 また,映画という特徴を生かした部分が全く無く,単にテレビを大画面で観ているだけ,という感じで,厳しく言うとテレビシリーズのDVDボックス特典映像レベル。

 とまぁ,厳しく言えば,いくらでもアラは探せるのだけど,それも見越しての1,000円均一だろうし,さしこファンからすれば,彼女のギャグを映画館で観れるだけで楽しいということもある。
 しかも撮影中に,例のHKT移籍騒動があったし,むしろよく公開にまでこぎ着けたというところかもしれない。しかも大阪では上映されていなくて,お隣,兵庫県の尼崎にまで観に行かなければならなかった。

 それにしても,最近のさしこの活躍振りを見ていると,あのHKT移籍は,正に神の一手だったなと思う。