昨日の朝の回診で
「ふむ、伸ばした皮膚もちゃんとくっついているし、そろそろ通院にかえてもいいかもね」
「ほ、本当ですか。では例えば明後日水曜日に退院、でもよろしいですか」
と、前進を喜びつつも今の状態の急な終わりにとまどいを感じたことのある皆さんこんにちは、静かに満喫とこトン、です。
退院後に向けて、指を曲げるリハビリも始まる、とのこと。
午後、リハビリの先生が来られた。
30歳前後の若いお兄さん。
リハビリ、と言っても、曲げたり伸ばしたり、するだけでしょう?、先生要るかな?
と、内心の私。
お兄さんはとても丁寧な言葉使いで、リハビリの方針や手順について話しはじめる。ただ、私の指の状態や手術については、実は詳しくは聞かされていないという。
む、それはまずい❗(やるならベストのリハビリをお願いしたい)
私「手術後の写真ならもらってますけど、見ますか?」
と言うと、「ぜひ」と。
やる気が感じられる。頼もしいぞ。
なんて思いながら写真を手帳から取り出して渡す。
あー、なるほど。分かりました。ここの皮膚を三角に切って、伸ばして指先を覆っているのですね。となると、曲げる訓練はそんなに痛くはないと思います。逆に、伸ばすときにちょっと痛いかも…。」
写真1枚見ただけで、すぐ分かるとは。さすがはスペシャリスト❗。
スペシャリスト。
と、いえば、手術を担当してくれた先生(院長らしい)もそう。さばきに迷いがない。確信をもってされる。ガーゼ替えるときも、痛かったけど絶対の安心感があった。
私も仕事柄、現場ではトラックの運転のうまい人、重機の扱いのうまい人、伐倒のうまい人、などしばしば出会う。上手なだけでなく、特筆して上手、といわれなければスペシャリストとは呼べないのかな。スペシャリストの更に上がプロフェッショナル、かな。
私はまず、自分の持ち場でそれなりにうまく作業こなせるようにならなくてはいけない。まだとっかかりで手探り状態だが。
ブログをはじめる私に、応援アドバイスをくれた先輩がいる。
「とこトンさん。自分の土俵をつくってください。後発でもいいんです。自分の土俵で相撲を取ればいいんです。相手の土俵で相撲を取ろうとしなければ比べられることもなく、楽しいですから。その始まりに遅いも早いもなく、今始まったわけで、これからとこトン物語をつくりあげてください。待ってまーす。
」
なんて、温かいメッセージだ。
自分の土俵か。そうだよな、それしかないしな。
でも自分の土俵ってなんだろう。
自分で分かっているようで、でもその輪郭は実はぼやけている。
焦点が定まっていない、ということだと思う。
リハビリの若いお兄さん。
ばくぜんと指の曲げ伸ばしをしても、あまり意味がないと言う。第一間接、第二間接、と意識して、その際余計な筋肉に引っ張られないよう右手の指で固定するコツ、など説明される。
1本の指にとても覚えきれないほどの筋肉が関係していることなども(ここは聞き流してくれていいですけど~と言いながら)。
よし、ちゃんとリハビリも頑張ろう。
少し気が早いが、仕事再開の最初の関門は、その左手でチェンソー握れるか、どうかだ。薬指と握力は相関が深いらしいし。振動にも耐えられるか。防振手袋にも考察が必要だ。
防振手袋の研究といえば「望創家」さんのブログに詳しい。
さて、
ひらがなの「や」がちょっと(^^;。
子もがんばっている。