Lisa
スペシャリストであれば、そこの必要な使い方が優先になると思うんですが、
正しくより健康になる為の使い方ってなんですか?ってなると、目的が違ってくるっていう事を念頭に置く必要がありますよね。
藤田
ありますね、はい。例えば
スポーツ選手で言えば、スポーツで勝つための動作って、必ずしも体に優しい動作ではないので
何を目的にしてやってるか?というところで、同じ動作や同じ種目でも目的や見るポイントは変えなきゃいけない。
その為の見るツールとして、機能解剖があるので、知識があることに越したことはないですね。
Lisa
ヨガのインストラクターはまず身に付けなければいけないのは、ヨガのポーズ(アサナ)をより良く美しく見せる為と言うよりも、正しく長く使えるより健全な身体をつくるって所に立ち返る必要がありますよね。
藤田
それは間違いないですね。無理にポーズを取ってヨガが出来なくなっちゃったら本末転倒なので。。。
Lisa
それ、結構あるある、あるあるなんですよね。
痛めちゃったとか、無理にやっちゃってとか・・・けっこうあるあるです。
藤田
ニュースで僕も見た事があります。笑
ヨガスタジオでレッスンやったら痛めて、、、みたいなネットのニュースとかで、、、
最近は結構多いみたいですね。
Lisa
そうですね、実際にうちのインストラクターも一回、違う所に行ってた時に、プチって音がして筋断裂を起こして、暫くお仕事できなくなっちゃったりして大変だったんですけど。。。
やっぱり、どこまでが安全なのかという部分と、指導する上でのリスクジャッジとか、そう言ったことはしっかりと必要になってくるという事ですね。
藤田
もちろんですね、はい。
Lisa
ダイエットとか、女性のパーソナルトレーニングってところで、ボディメイクや絞ったり代謝とか、そういった所とかお得意だと思うんですけど。
藤田
元々は大学院で学んでたのは糖質の代謝が一番のコアの専門だったので、そこに付随して栄養の事とかたんぱく質や脂質の代謝についても学んできてますんで、そこから派生してスポーツ、身体の動きという事で解剖学の知識って後付けでついてきてます。
当然トレーナーも10年を越えてやって来て、その中で指導の中で覚えてきたものも含めて、教科書も分厚いものから基礎的なものまで、読み込んでは来ているので当然、知識としては実践に使える物としてもってる自負はあります。
Lisa
まぁ、藤田先生はトレーナーなので、良い身体をしてるわけですけども(笑)
女性の身体って筋肉が付きにくい、例えば、ヨガをされてる方でも、生徒さんからも、
「私、筋肉付きにくいんです」って結構ご相談される方がいるんですけども筋肉つきにくいなって思う事ありますか?
藤田
当然、体質や個人差はあると思うんですけど、そんなことはないと思います。
逆に、僕は女性のお客様が多くて、男性と比較する事が少ないんで、女性だから筋肉が付きにくいなって事はないと思います。
割と、筋肉つき辛いなって方でも、食事を見直してみると、きっちり体のラインを変える事ができたりとか、自己流でエクササイズをやってる方の中でも、出来てるつもりで効かせる筋肉に効かせられてないというケースが多々あるので。
Lisa
そうですよね、そうするとヨガのインストラクターさんが、例えばお腹を、背中のこの辺のラインを整えたいんです。と言って、体幹を使う物とか、しっかりやろうとしてもそこに、必要なところに効かせられていないという現実があって。
それを見極めてどのようなお声掛けや、何を見ていくと、より効かせる為に近付けられるのかという部分も、この講座の中でも学んでいくという内容に入ってくると思うんですけど。
その辺りの見極めとお声掛けと、じゃあ、いきなりそこが使えないならどこから?っていう、運動連鎖であるとかが必要になってくるという事ですかね?
藤田
はい、必要になってきますし、もう一つ、意外とですね、どのエクササイズを選択するかを間違っている方が多いと思います。
腹筋の運動で、いわゆるピラティスでいうプランクで、あれをやる事で腹筋を鍛えようって方が結構いらっしゃると思うんですけど、あれって実は腹筋への負荷ってそんなにかかってないんですよ。あの運動よりももっと、こっちの方が効果的だよなってものがたくさんあるわけなんですね。
それも機能解剖をちゃんと学んでいく事、身体の機能ってこうなってるよね、その中で腹筋の役割ってこうだよね。って言う事を学んでいくと、そんなプランクなんか、2分も3分もプランクチャレンジとかインスタグラムでもやってる方がいるんですけど、なんなんだろうなぁあれって。。。
Lisa
なかなかの拷問ですよね。笑
藤田
なんですけど、筋力を鍛えるとか、日常生活で使える身体にしてくっていう理由と、まぁまぁ無意味ですよね。
無意味とまではいかないんですけど、腹筋を使うか使わないかでいうと筋肉の機能は当然あるので
ただ、もっと効率的に短時間で強い刺激を入れられる物とかは他にあるので、プランクに2分も3分も割くなら、こっちやった方が全然良いのにっていうのは沢山あるわけです。
Lisa
そうですよね、そうした動きのより効果的であって、生徒さんも楽しく取り組めるようなものの
基礎、法則、ルールが分かってくると、ヨガのレッスンの中でもこのシークエンスで組んでいく時にこれ要らないよねとか、これやったつもりになってるだけだよねとかの、そういうものの違いが明確に分かってきて生徒さんにもちゃんとお伝えできたり、モチベーションが上がったりと言う風に変わってきますよね。
藤田
すると思いますよ。効果を実感してもらいやすくなると思います。レッスンの中でも、説明できるようになるというのが大きいですし、なぜこれを前回はやったけど、今日はこれやらないとか。
僕の場合は、マンツーマンでの指導が専門で一番多く時間を割いているので、あんまりかっちり決めすぎないんですよ。一日のそのレッスンの流れを。
大まかにこれが目的だよねと言うのを決めてはおくんですけど、その人のウォーミングアップを見たり体調を見たり、前回何をやったかという事から、ここは今日は順番を変えようとか、かなり自由度が高いんじゃないかなと思うんです。
Lisa
まぁ、そうですね。私もお世話になってるので。。。笑
例えば、女性だと月経があるじゃないですか。月経の時は使い物にならないですから。
そういう時は、やっぱりメニューを変えたり、出来る出来ないも明確に出てくると思うので、その辺りは私も経験しているので、すごくメニューを変えて頂いたりとかしたなって思います。
藤田
そうですね、その方の弱点もそうですし、その日、仕事してから来るのか、休日に起きてすぐくるのか。
でも、身体の状態って全然違うのでウォーミングアップも変えていけば、ウォーミングアップの中で、今日はどこが使えているどこが使えていないをきっちり見ていけば、もっと効果的にできていくんじゃないかなと。
Lisa
確かにそうですよね、仕事の後って、ホント戦いの後みたいな。ある意味戦闘モードで使える身体にはなってはいるけど、休みの日っていうとリラックスしちゃってて、なかなか筋肉も入りにくかったり力が。
結構、確かに明確にありますね。
藤田
逆にデスクワークの方だと、1日座りっぱなしでかなり、お尻周りから腰回りの筋肉が硬くなっている事が多いので、それを緩める事に時間を多く費やしたり逆に刺激してあげることが多かったり。
そのウォーミングアップを入れていかないと休日に来るよりも刺激が入りづらいとか上手く使えないって方も沢山いますもんね。
Lisa
確かにそうですよね、効果効能を謳って、このポーズはこの効果がありますよっていっても、正しく使わせてあげられてないと意味がないって事ですよね。
女性の場合は特に冷えてたりとか、身体が適切に使えてないとかもあるかもですけど、そういう代謝が落ちてるなぁとか、汗かかないんですとか、結構あるあるな方たちがいらっしゃるんですけど藤田先生だと、どういう見立てとか、メニュー組んだりとか?
藤田
そうですね、僕は意外と、ストレスで代謝が落ちてる方て、多いんだなって思うんですよね。
職場環境だったり、主婦の方だったらご家庭の事情だったり、ストレス環境にいる方ってすごく
代謝が落ちやすいですし、浮腫み安いですし、それが食にも跳ね返って来て悪循環に陥ったりしてきますよね。
そういう事って必ず、関節の機能1つ、筋肉の機能1つに跳ね返って来ますんで。
結局、筋肉が付く付かないにも関連してくるんですけど、ストレスを受ける事で、ストレスホルモンが出てしまう。
それで、筋たんぱく質が分解されてしまう。筋肉を成長させたり、たんぱく質を代謝してくれる新陳代謝を盛んにしてくれるホルモンの分泌が悪くなってしまったりという事がすごく多いので。
Lisa
それ、めちゃくちゃ気になりますけど(笑)それ、授業で話してもらえたら良いのかな。
藤田
あ、良いですね、ちょっと機能解剖とは違いますけど。
Lisa
身体の代謝、生理学って凄くやっぱり大事な部分なので。
藤田
良いですね、その辺も是非、入れていきましょう!
Lisa
こうやって話すことで、私達も(講座を)ブラッシュアップしてますけど。
生み出せるっていう、この相乗効果すごいですね。
藤田
かなり適当に話し始めて撮ってますけど(笑)