大事なのは「これから」? | 夫婦再構築ブログ

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不倫という大きな間違いを犯してしまった僕が不倫に至ったところから再構築(8年)までの経験を書くことで、不倫で苦しんでる人の心の支えになりたい

こんにちは。アラタです。

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たくさんのメッセージや

コメントありがとうございます。

温かいお言葉、励ましのお言葉

ありがたく受け取らせていただきます

今後の励みにいたします。


私情でございますが

お返事がまったく間に合っておりません。

何卒ご容赦くださいm(_ _)m




 

再録 アメンバー申請について

アメンバーの申請くださる方へ

身バレしたくない

業者や不倫肯定される方には

読まれたくないという感情があります。

不躾で恐れ入りますが、ブログのない方は

・お住いの都道府県

・年代、性別

をメッセージいただければ承認いたしております。

何卒よろしくお願いいたします。




 

  時間軸は一本の線のよう

過去と現在と未来はつながっている


過去は変えられない

だから何を言っても仕方がない

大事なのはこれから

未来をどうするかを考えよう


僕はこの理屈を

妻に押し付け

反論を許さず

時には怒鳴ってでも

押し通そうとした


いま思えば

不倫した事実を認め

正論のように聞こえて体裁も良い

検証・追求を避けつつ

過去を無きものにして

今の反省を全面に押し出している

借金の踏み倒しにも似た理屈

よくも言えたものである


正論でも何でもない

屁理屈の類いである




とてつもない違和感を看過して

僕はこの理屈を絶対としたし

再構築にあたって

考え方の柱にしていた



視点を変えてみるとどう見える?


あなたは「面接官」

入社を希望する方の履歴書に

「前科」の記載が


面「これは何をしてしまったのですか?」


入社希望者

「いやーちょっとねぇ。。」

「忘れちゃいました」

「正直思い出したくもないっす」

「まぁ語っても過去は変わらないんで」

「でも心入れ換えたんで大丈夫です」

「これからがんばるんで頼みます」


面「・・・・」




あなたは「経営者」

会社の存続に関わる事件を起こした

部下と面談することに


経「どうしてあんなことしたんだ?」


部下

「すみません。」

「自分でも良くわかんないです」

「悪いとは思ってるんですが」

「過ぎたことは仕方がないと思います」

「すごく反省してます」

「これから挽回するんで勘弁してください」


経「・・・・」



どうでしょうか?

過去を振り返らず

前だけ見よう!

少なくとも罪を犯した側が

言う台詞ではないと思いませんか?

この台詞を言えるとしたら

被害を受けた側だけだと思う


面接官も

経営者も

そのような人間の今後を信用出来ない

と言ったとき


「確かに罪は犯しましたが」

「それだけで今後を判断するのは乱暴だ」

「レッテルや先入観で判断しないで欲しい」

「もう悔い改めた別人だ、信じて欲しい」

「反省は十分にしてます」



これもした側が言わなければ

それっぽく聞こえます

反論に値するでしょうか?

じゃあ何で判断すれば?



  過去は関係ない!みんなに言う?


僕の本音では

実際は世間に職場に

僕の不倫が知れ渡った時

「あいつは不倫するやつだ」

「信用出来ないぞ」

「カッコ悪い、ダサいヤツ」

「出世はないな」

「取引するのやめとくか」

ってなることを誰よりも

恐れているくせに。。。


居づらくなって

恥を晒して生きるのが嫌で

バレたら退社しようぐらい

思っているのに


レッテルや先入観で

判断されることがあること

知っているのに


評判や印象を良くすることに

日々苦心しているような

人間なのに


バレた時

会社の人間や

取引先に


過去は変えられないです!

未来が大事!

なんて言えないくせに


妻にだけ

よく言えたものです


これが妻に言える時点で

たぶん妻を下に見ています

もし自分が他の誰かに

被害を受けて、言われたら

腹が立ちませんか?

バカにすんな!って思いませんか?



過去は確かに変えられない 



過去は変えられない

だから何を言っても仕方がない

大事なのはこれから

未来をどうするかを考えよう


正論っぽく聞こえる

ただの屁理屈

これを押し通して

得をするのは加害者だけ

ただのリセット願望

現実逃避


正しくは

過去は変えられない

何を言っても変えられない

これは事実、しかし

過去をどう受け止め

出来事を理解消化しして

その経験を持って

今を積み上げて

未来を良くしていこう

だと思います


過去は変わらないし

過去は変えられない

けど

どう受け取るか

どう受け入れていくかで

過去の出来事の意味合いは

とてもとても大きく変わる

僕は思います



でも当時は

過去の汚点を

認めたくない

目を背けたい

受け入れたくない

思い出したくない

どうせ変わらないから

考えない。無駄。

責められたくない


今現在

責められたくない

蒸し返されたくない

質問責めがつらい

今を凌ぎたい

許されたい

今の生活が苦しい

早く許されたい

もとに戻りたい


未来に向かって

振り返らなければ責められない

前を向いてれば考えなくていい

早く時間が経てば許されるかも

悔い改めた証拠を早く見てほしい

そして早く許されて

かつての生活に戻りたい


こんな心境で言ってました

全部全部ぜーんぶ

自己保身

自分が楽だから

それっぽい理屈を並べて

時にはその方が妻のため

と「オモイヤリ」を擦り付けて

押し通そうとしていました



不倫をされたという

過去に縛られている妻を

引き剥がして


時間軸の上の

妻を巻き込んで

いまこの瞬間の

現在地から連れ出し

離れたかった


時間を吹っ飛ばしたかった

時間が経てば許されると思っていた

そうすれば楽になれると思っていた

時間に巻き戻しも早送りもないのに


過去は変えられない

だから何を言っても仕方がない

大事なのはこれから

未来をどうするかを考えよう


理屈の根本には

不倫した過去を汚点と決めつけ

事実は認めるものの

触れられること

詳細まで洗いざらい晒すこと

などを拒絶した

嫌になるほどの

自己保身と逃避があった




時間は切り離せないもの


過去があって

現在に繋がっていて

これを踏まえて

未来を見通す、考える


至極当然のこと

今迄と今とこれからは

一本の線

切り離すことも

なかったことにするのも

前だけ見て進むのもできない


ある意味では

不倫がバレて

すぐに離婚とならず

妻が再構築しようと

してくれたのも


今迄の関係性

今迄妻と過ごしてきた時間に

過去積んできたものに

救われている

過去の貯蓄で

信頼の貯蓄のようなもの

今の猶予がある状態

と言えるかも知れない

(妻の情の深さが大前提ですが)



そのため

今の信頼の大赤字

切り離せないでしょう

良くも悪くも

過去があっての「今」


過去の上に

今を積み重ねて

これからを作っていく



  「これから」を決めるのは?



誤解を恐れずに

極端に言えば

これからどうするかを

決めるのは

面接官で

経営者で

妻である


その判断をしてもらう

判断の材料にするために

入社希望者は

部下は

僕は



過去の失態を

なぜ?どうして?

どのような目的で犯してしまい

なにをどうして反省し

これからどうしていくのか


1️⃣過去を洗いざらい吐き出す

  清算のような作業


2️⃣今どうしていて、反省しているのか

  内省、自己分析のような作業


3️⃣これからどうしていくのか

  約束を立てて守っていく

  疑われながらも進んでいく

  信頼回復のような作業


どの作業も地道です

コツコツやっていく


その上で

これからのことを

話し合い

意見や考え、気持ちの

すりあわせを行い

進んでいく



大きく分けると

最低でも

この3つのタスクに

取り組んでいく必要があると

思いませんか?




妻は死ぬ思いをした

その瞬間のこと

裏切られ続けた時のこと

感情の葛藤に苦しんだこと

妻本人も頭では

過去は変えられないと

多分わかっていますが


思い出したくなくても

思い出してしまう

忘れたくても

忘れられない

いつでも鮮明に

感情を伴った光景が

浮かんできてしまう


決して過去のその場所に

好んで居続けているわけではない

離れられない

縛り付けられている

命に関わる出来事だから

防衛本能から来る反応だから

刷り込まれてしまう



逃げたいのも

目を背けたいのも

今から離れたいのも

わかりますが

一人で先走って行くのは

先走って一人だけ

楽になろうとするのは

うまくいかないと思う

結果として楽になるには

程遠い方法だった

僕はうまくいかなかった


妻を置き去りにして

妻に歩調を合わせないで

「再構築のため」と叫びながら

一人で逃げ去ることに等しかった




不倫した過去を
無かったものにすることは
不倫されて苦しんだ妻を
無かったものにすること
と同じだった

過去を認めて受け入れることは
不倫して妻を苦しめた
事実を受け入れること

だから一生
罪の意識を持ってください
これからは贖罪に努めてください
とかでなく
(どうせ罪の意識は芽生えます)
(贖罪の感覚にはなります)

妻の
裏切られて苦しかったこと
傷ついて痛かったこと
蔑ろにされて寂しかったこと
苦しい中でもがんばったこと
歯を食いしばって耐えたこと
他にも
たくさんたくさんある


自分の失態の振り返りに
合わせて
不倫前から発覚、水面下のときの
妻の奮闘を、苦しみを、
孤独感を、やさしさを、
たくさんの感情を
分かろうと努めて欲しいと思います


罪悪感や
申し訳なさが
自己保身に繋がるなら
すこしの間
罪悪感も申し訳なさも
棚にあげておいても
良いとすら思えます

大事なのは
これから!
どうなりたいですか?




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