胸と指との
そっけない会話が交わされる
真夜中



かるくふれる度にやわらかい抵抗

くぼみには月の影が落ちていた 




指は言う

君のその狡猾さがキライだと




私と違うざらざらした感触と固さで
蹂躙する

太陽に愛されて焦げた肌のいろ

性質と正反対な
遠慮しがちなその中途半端さが
キライと胸は言う




そうそう
くだんの件はどうなった



それはこのナルシズムの件ですか




海はいつもあふれてくるのです

夜となく昼となく


噛み合わぬ問いと答えのように