「どぶ川」
初夏には似つかわしくない
黒い泥の川だ
少し若葉が濃くなりかけたようで
苦さが溜まり始めた
天井知らずに伸びていく
あつかましいほどの生命力の下で
大河に向かって
流れを止めずにいる泥川
太陽からこぼれた
石くずが光を乱反射して
雫みたいにつぶになって
きらきら
って
むせかえる湿気と温度の中を
陽炎のように翔ぶのさ
春の亡骸
花びらの亡霊が水面にひろがって
どぶ川を化粧するように
覆い隠しているのは
誰かの慈悲なんだろうかと
目の際に落ちた一束の髪を
指で拾ってかじって思った
そして道一本はさんで
ぶつりと途切れた線路の上を
除草剤で溶けたように枯れた
私が歩いている
どぶ川なんて
まともに見たのは
いつくらいぶりだろうか
存在すら忘れていた
さらさ
さらさ
葉ずれの音が
耳の横を通りすぎて
渇いた喉の奥を思い出させるんだ
どぶ川の上にだって
花くらい咲くし
鳥だって虫目当てに寄ってくる
魚の影もちらほら動いているのが
見えるから
まだまだ
あんたの目を見すえて
睨み返すくらいの気構えは
残っているよ
2018 5.3
17:14
ARATA
あとがき
Poetry sky に
ご参加くださったみなさま
ありがとうございました
私疲労困憊中です(笑)
いいねをつけてくださった方に
たぶんまわりきれてないと思いますが
ご容赦くださいね
たぶん寝ます( ・∇・)
おやすみなさいませ
あ、
借りてきた本読まないと!