自閉症の診断が出てから、病院を出て…
私の親が待つ車に向かう3人。

  親には長い時間待たせていたので、車に素早く乗り込みました。

  少し車が走ったところで、話を切り出しました。

ママ「アラジンやっぱり自閉症だった」

母(ばーちゃん)「……」
  「ちゃんとした診断?」
  「病院もあてにならないから…」

ママ「専門医に診てもらってるから、間違いない」

母(ばーちゃん)「……」
「…あんたらが、ケンカばっかりしてるからっ
「アラジンがこんなことになった」

まさに、泣きっ面に蜂ってこの事だなぁっと思う一言。
診断にただでさえ、大きなショックを受けてるのに…
言い返さずにいれませんでした。


ママ「…私も好きで自閉症に産んだわけじゃないから!

それから、マンションに着くまで車の中は長い沈黙でした。
  私の父は一言も話しませんでした。

ここで、こんな言い合いがしたかったわけじゃない。

ママ「送ってくれてありがとう…」

親の顔は一切見ず、車を降りる私。
足早にマンションまで帰りました。
それから、パパとは病院での話は一切しませんでした。


その日は疲れたのか、アラジンは早めに就寝ぐぅぐぅ
  自分たちも疲れたので、早めに布団へ入りました。

ママ「ねーねー」
暗い気持ちにはなりたくなくて、明るい声で話しかけた私。


パパ「今日はそんな気持ちになれない


私の手をはらい、背を向けてるパパ。


きっと、私がセックスしたいと言うと思ったのでしょう…


そんなじゃないて…

アラジンが障害があっても、頑張って二人で育てていこうね…って言いたかった。
けど……

ママ「……」


なにも言えず、涙が頬をつたっていました。

パパとは平行線。
ここで言い合っても、きっと
  “自分の理想ばっかり”
そんな言葉が返ってくる。

あの頃は、自分の理想の夫婦を思い描いててその理想とのギャップにもがいてた私。

でもね…人って理想があるから、努力出来るんだよ。。。っていっても、パパは聞いてないんだろなぁねー


後日
パパから謝罪された。


ずっと、自閉症を疑ってたのに。気がついてやれなくてごめん…って