1週間後、病院へ再び受診。
その日は私の両親が車を出してくれました。

母「ついて行こうか?」
ママ(私)「いや、車で待っていて」
私、パパ、アラジン3人で病院へ向かうことに

直接、診断結果を聞くのはショックだろうと思い断りました。
その日は病院が混んでいて、1時間待ってやっと病室へ。
前回同様、待ちくたびれてアラジンは寝てしまいました。

病室へ入り、前回もらった資料を先生に手渡します。
先生は素早く資料に目を通し、チェックしてい
きます。
ドキドキしながら、先生が話し出すのを待ちました。

先生「よし…診断内容説明していきますね」
  「この質問の用紙は自閉症診断をする、現在国で決められてるものです。この項目が自閉的な行動をしめす質問になってます

私はうなずきながら、説明を聞きます。




  ー自閉症で間違いないー


ママ「……」

やっぱり……っという気持ちなのに。。。
体の血液が頭に集中するような……変な感覚でした。

間違いのない診断ー

ショックを受けている自分がいました。

先生「お母さん大丈夫ですか?」
涙が出ないけれど…隠しきれない動揺。


ママ「2歳では自閉症の診断は出ないっとよく言われたのですが…」
声が上擦ったのが自分でも分かりました。


先生「いや、出すことができます」
  



はじめは、この言葉の意味が分かりませんでした。
自閉症という障害で間違いがないのに、診断を出さないという選択肢があるということが。
これは後に、療育園に行ってわかることでした。

可愛い我が子の障害…
受け入れられる時は、人それぞれなのです。
病院に診断にきても、診断を出さないで帰られる方もいるのしょう。



アラジンは診断からみて、自閉要素はかなり強かったのです

見事に自閉症テスト合格だったのですガーン

淡々と説明を受けました。

話を聞きながら、散々見てきた自閉症の知識が頭をめぐっていました。


これから、どれぐらい大変になるんだろうか…
不安で胸がざわついていました。

先生「市役所で相談して、療育の手続きをしてください」
  「1ヶ月後、アラジンくんの様子を見せもらっていいですか?」

ママ「はい」
  「よろしくお願いします」

最後までアラジンは寝ていました。
先生がアラジンの実際の様子を一度も見ることなく、診断がついたのです。


次の予約を取り、病院出ます。


私の両親の待つ車に向かう足取りは、ひどく重く…
診断結果を伝えることを考えると、胸が苦しかったです。