東京は昨年のクリスマスから晴天が続いていて
外気が常にからっから!
乾燥注意報が出され続けています。
普段は乾燥とは無縁の方も
流石に肌が痒くなったり
目がしばしばすると感じたりするのではないでしょうか?
乾燥による不快感を言葉で話せ行動できる年齢だといいのですが
赤ちゃんはそうはいけません。
そこでもう一度しっかりと保湿の大切さについて考えて見てください。
表題にある秋冬生まれにアレルギーが多い
というのは実はこの外気の乾燥が大きく関わっています。
秋冬生まれの赤ちゃんはちょうどお母さんのホルモンの影響が
なくなって、体が乾燥し始める頃に外気の乾燥も一緒に起ってくるのです。
ではなぜ、肌が乾燥するとアレルギーが起きやすくなるのでしょうか?
私達人間は食物を食べることでその栄養を摂取し生きています。
なので、本来ならば全ての食物を食べらるためにアレルギーなど
起こらない方がいいのです。
なので、初めての食物が胃から腸へ運ばれていく過程で
「免疫寛容」と呼ばれる働きがおきます。
これは、この食べ物は敵ではなく体に必要な栄養源だよ
と免疫を司る細胞に教えるためのシステムです。
このシステムがしっかり作動していれば
異常な免疫反応=アレルギーは起こらないのです。
あらゆる食物が運ばれてくる腸は
この免疫寛容がしっかり働いていますが肌は少し違います。
肌は大きな袋のようなもので、常に外的刺激から体を守ってい流ので
常に臨戦態勢でいることが多いのです。
乾燥し、肌のバリア機能が低下するというのは
袋がほつれて外的刺激が肌の内部に入りやすくなってしまうこと。
そうして入ってきた物を肌はほとんど敵と認識し、免疫を司る細胞に
こんな感じの敵が入ってきたからやっつけてくれと指令を送ってしまうのです。
これは乾燥している肌はもちろんですが
乾燥から湿疹がある肌ではアレルギーを悪化させる
「経皮感作」が作動してしまいます。
なので、離乳食が始まるまに肌を乾燥させず湿疹を起こさせないことが
アレルギーを予防する第一歩なのです。
保湿は子供達の健康を守るためにできることです。
特に冬場は入念にしないと、すぐに湿疹が起きてしまいます。
夏場はローションだけだった方も
冬場はそこに油分の多いバームを取り入れたり
外出時も顔は外気にさらされていることが多いので
スティックタイプのバームでこまめに保湿してあげてください。
もちろん、これは赤ちゃんだけではありません。
思春期になって性ホルモンが分泌されるまで
子供達の肌は乾燥しています。
なので、ベビーからキッズまで
毎日のスキンケアに保湿を忘れないようにしてください。