スタッフからお知らせをしてもらいましたが

今月からベビースキンケアについて、

皆さんからの質問に答えるとともに

もう一度きちんと産まれてから

思春期までのスキンケアの大切さについて

月一ペースでブログにまとめていこうと思います。

 

 

質問がある方はブログテーマ

「ベビースキンケア連載」という記事に

質問コメントを残していただければと思います。

 

 

 

第一回目の今回は改めて

「ベビースキンケアって本当に必要なの?」

というテーマ

 

 

 

昔は沐浴だけでスキンケア(保湿)なんてしていなくても大丈夫だったから、

いまも特別にスキンケア(保湿)しなくても良いのではないですか?

という質問をいただくことが多いです。

 

 

確かに少し前までは沐浴だけで

その後の保湿は特にクローズアップされていませんでした。

 

 

生まれたての赤ちゃんは

母親から受け継ぐ性ホルモンの影響で頭皮や額、

こめかみや鼻の皮脂分泌が活発です。
なので産まれてから二、三ヶ月までは新生児ニキビや

自分の皮脂でかぶれてしまう脂漏性湿疹のような

皮脂分泌過多による肌トラブルが多くなります。

 

 

なので、余分な皮脂をしっかり洗い流す

洗うスキンケア「沐浴」が主流でした。

 

 

しかし、洗うというスキンケアは

実は一番リスクを伴うスキンケアでもあります。

それはなぜかというと、皮膚のバリア機能を司っている

大切な皮脂まで洗い流してしまうからです。

 

 

皮脂分泌が活発であればまた、自分で皮脂を出せますが

(男性が洗顔だけで問題ないのは皮脂分泌が活発だから)

赤ちゃんが母親の性ホルモンの影響下にあるのは生後二、三ヶ月

その後は急速に皮脂分泌は低下します。

 

 

実は、皮脂を分泌する皮脂腺は性ホルモンの影響が大きいので

性ホルモンが分泌されるようになる思春期までは

ずーっと皮脂分泌低下「乾燥」による肌トラブルが多くなるのです。

 

 

そんな状態で保湿もせずに洗うだけだと

どんどん乾燥が進み肌のバリア機能が低下してしまうのです。

 

 

肌のバリア機能が低下すると

外的刺激を受けやすく

アトピー性皮膚炎やひいては食物アレルギーの原因になってしまいます。

(食物アレルギーについてはまた詳しく書きますね)

 

 

2014年に国立生育センターから

生後すぐから保湿を開始した赤ちゃんはアトピー性皮膚炎を起こしにくい

というデータが発表されたのはみなさんのご記憶にも新しいと思います。

 

 

スキンケアというと特別なこと

と思うかもしれませんが、皮膚科の私からすれば

歯を磨くのと同じくらい当たり前のこと。

 

 

スキンケアをしないと肌のバリア機能が低下し

かゆみや赤みなどの症状が出るので

虫歯にならないように歯磨きと同じく

肌を健康に保つために必ず必要なことなんです。

 

 

メディスキンを立ち上げたのは

もちろん我が子に安心して使えるスキンケア商品がなかったから

というのが大きいのですが、もう一つは、ベビースキンケア

というもの自体があまりにもないがしろにされていることが悲しかったから。

 

 

しっっかりスキンケアすれば、皮膚疾患やアレルギーで悩む

子供もママも減るのことを一人でも多くの方に知ってもらいたい

そう思ったことも大きな理由の一つです。

 

 

なので、メディスキンのコンセプトは

「ベビー予防スキンケア」

この言葉に込められた思いを多くの方に知ってもらいたいと思っています。