金子恵美衆議院議員が、公用車で子供を保育所に送迎したことがニュースになっています。


いまから7年前に民主党の菅政権時代に衆議院議員会館の中に認証保育所が開業したのですが、色々批判はありました。



事実上一般の人は利用できないので議員特権だとか、広いとか、豪華とか、、、


当時も今も「子育てしながら国政なんて、甘いんだよ」というおじさん議員ばかり。



でも、子育て中のママ議員が増えないと、この国の少子化問題や待機児童の問題は、いつまでも解決できない。



だからせめて子育てしながら国政ができる環境を作ろうと、超党派議員で推進したプロジェクトが、衆議院議員会館内認証保育所だったわけです。



職場と保育所が同じ場所。これを契機に、企業は積極的に職場内保育所をつくる取り組みをはじめました。



今回、問題となっているのはこの保育所に公用車で送迎したという事。



ただ、もし公用車で送迎できなければ、どう子供を送り迎えするとこの記事を書いた記者は考えたのでしょう。



もう一台わざわざ自家用車を出し、家族に運転させて、親子別行動で送り届けるのでしょうか?



それとも、一旦公用車で自宅に帰って、自家用車に乗り換え、子供を送り、また自宅に帰って、公用車に乗り換え、議員会館に行けというのでしょうか?



公私混同という意味では、厳密には正論かもしれません。でも、いつから日本はそんな極端な社会になったのでしょうか。



子持ちの国会議員だからこそ、働きながらの子育ての大変さは良く分かると思います。そういう方に、日本の閉塞した子育て環境を変えて貰いたいと私は思っています。



なぜ、こんな不毛な議論がニュースになるのか、同じ働く母親としてとても悲しいです。



与党野党の枠を超えて、是非こういう不当なニュースに対してはしっかり意見を言って頂きたいと思います。