今日、父の納骨式を執り行い


最後のお別れを伝えてきました。


那覇でも大勢の方が告別式に参列して頂きましたが、


宮古島のお墓にも沢山の方にきて頂き本当に感謝しています。




父の癌が見つかったのは今年の3月


定期検診でとったCTに転移性の肝がんが写っていたのです。


そこから原発巣の胆管がんをみつけ



4月には東京で入院治療が始まりました。



正直、4月の時点でもって3ヶ月程度と診断されていましたが


家族以外には伝えず


父本人にもがんばろう、必ず元気になって宮古島へ帰ろうと


励まし続けました。


父は薄々、自分の病状に気が付いていたと思いますが


辛い抗がん剤治療に耐えて


いつも前向きに頑張ってくれました。


そのかいあって主治医の先生も驚くほど回復し


7月には退院し宮古島へもどれたのです。


思えば、高校時代から実家を離れ生活していた私にとって


父が入院していた3ヶ月は


久しぶりに親子水入らずで過ごせた最後の時間でした。


色んな思い出や父の思いを語り合えた3ヶ月


不謹慎かもしれませんが、


私にとってはとても輝いた時間でした。




どんな時も夢を語るのが好きな父


軍医として故郷に一度も帰る事もなく


ソロモン諸島で戦死したお兄さんを尊敬し


絶対に娘を医者にしたいと思い続けた父


今の私があるのは父の強い思いがあったからです。




君がここまで大きく成長できたのは


宮古島の皆さんのお陰だという事を忘れずに


必ず宮古島の皆さんに恩返しをしなさい


そう言い続けた父


明るく前向きで誰にでも愛された父


そんな父は私にとって世界一の父でした。


入院中も仕事に行く私を


嬉しそうに送ってくれた父だったので


泣くのは今日までにして


明日からはいつもの私に戻ろうと思います。


父の思い出を胸に毎日を笑顔で私らしく過ごす事が


父が1番望んでいる事だと思って。



私には悲しい時も、楽しい時も一緒に笑ってくれる宮古島の友達、


待っててくれる東京のファミリーがいてくれるから…


皆さんのあたたかいコメントやメッセージも凄く支えになりました!


明日からは天国の父が見守ってくれているから


今まで以上の笑顔で過ごそうと思います。


本当に本当にありがとうございました。


2012年12月7日
友利新