今日は霞ヶ関のクリニックで外来の日です。
月に何回か製薬会社から薬に説明会があるのですが
今回はサロンパスでもお馴染みの久光製薬さん
経皮鎮痛消炎剤のモーラステープについて
いろいろ教えていただきました
モーラステープはサロンパスのような形状で
変形性膝関節症や腱鞘炎などの消炎、鎮痛のための
貼り薬でけっこう身近な湿布薬です
なので、いまさら~的な感じだったのですが
今回は、ちょっと変わった視点からの説明だったんです
まず、モーラステープを使う患者さんの多くが
高齢者の患者さんのため、
高齢者の方が実際、どんな風に不便さを感じるのか
擬似体験することから始まったのです
それがこれ
いやいやいや・・・本気ですよ!
ゴーグルは白内障でどれだけ視界がぼやけるか、
手袋はどれだけ指が動かしにくくなっているかを体験できるんです
この状態で、小銭を数えたり
診察券を取り出すのはかなり大変なんですよ
こんな状態では貼り薬もうまく貼れない事が多い
ということで、開封口を横にしたり、
剥がし易くするために、真ん中に切込みを入れたり
いろいろな改良と工夫をされているんです
開発者の皆さんも
同じように体験してどうしたらより使いやすくなるかを
日々、探求しているそうなんです。
確かに、いい薬でも実際きちんと使われていなければ
効果は発揮できないですから
通常なら苦にならないこともかなり難しくなるなんて、
その時になってみないと解らないですもんね
今日はとてもいい体験ができました
久光製薬さん本当にありがとうございました