男子シングルで長年活躍してきた、中庭健介選手、南里康晴選手が今シーズン限りで引退します。先日行われた全日本の結果世界選手権にも、四大陸にも選ばれなかったため、この全日本が最後になるようです。

近年はなかなかグランプリシリーズにも出場できなくなり、ここが潮時と見たのでしょう。

特に中庭選手は現役最年長で本田選手などとも代表を争い、、長年強化選手として活躍してきました。共に九州をホームグラウンドとする選手で、ライバル同士でした。世界選手権代表を2人で争い、僅差で南里選手が獲得したことが印象的でした。

2人は今後もフィギュアスケート界で、後進の指導などで貢献してくれることでしょう。長い間お疲れ様でした。

ところで村主選手は中庭選手と同じくらいの歳であったように思いますが、特に進退表明などしないところを見ると、今後も現役を続けるのでしょう。

新年ですから、今後の明るい話題からはじめたいと思います。

全日本の女子を今日のBSでもう一度じっくり見ることが出来ました。

今年の全日本ほど有望な新人選手が現れたことは過去にありませんでした。村上佳菜子選手はもう世界で活躍しているのですから、新人とはいえませんが、すでに日本代表の一角を確保してしまったといってもよいでしょう。次のオリンピックでの活躍は、もう約束されています。

それに続くジュニア選手が庄司理沙選手で、ノービスから上がった14歳でもうジュニアNO.1となり、シニアと同じ土俵の全日本でこれだけの活躍をするのですから、村上佳菜子選手に劣らない逸材といえるでしょう。村上選手の2歳下ですから、今後が楽しみです。

大庭雅選手は庄司選手とは1歳上ですが、フィギュアを始めたのが遅いようで、急成長してきた選手ですから、庄司選手に劣らない逸材といえるでしょう。この選手はとにかくジャンプが得意で、ほとんど失敗がないようで、助走や構えもほとんど必要なく、簡単に飛んでしまうのは驚きです。やはりフィギュアはジャンプですから、これが得意なのはとても有利で、ほかの演技の練習にも充分に時間を割くことが出来ます。ジュニア世界選手権が楽しみです。

友滝佳子選手も有望な選手です。スタイルが良く、美しい演技は将来性を感じます。

これら4選手は14~16歳の選手たちですから今後も順調ならば1時代を作る、黄金時代を形成するかもしれません。

村主、荒川、恩田選手達を第1期黄金時代とするならば、中野、鈴木、太田、安藤、浅田選手達が第2期で、第3期を予感させます。今後も落ちこぼれを出さず、順調に育ってほしいと思います。


あけましておめでとうございます


  本年もよろしくお願いいたします


     2011.1.1

女子のオリンピックはキムヨナ選手と浅田真央選手の対決となりましたが、キム選手の圧勝となりました。どこでこの差は出たのでしょうか。確かにキム選手はほとんどミスがなかったのに対して、浅田選手はミスがありましたが、仮にそれがなくてもキム選手の勝ちだったでしょう。浅田選手は3回のトリプルアクセルを飛びましたが、それが充分には得点には反映されませんでした。

これをけしからんという人もいますが、ジャッジは得点基準に沿って点をつけているのですから、仕方がないことでしょう。やはりジャッジをこちらにあわせてくれるはずもないですから、選手のほうが基準にあわせた演技をすることも大切でしょう。その点キム陣営と浅田陣営の作戦の違いが出たともいえるのではないでしょうか。今シーズンは3Aの評価も変わったようですから期待しましょう。

今シーズンは浅田選手はコーチを変えた影響でジャンプを飛べず、グランプリファイナルに出場できず、世界選手権に出場できるか気をもませましたが、漸く出場を勝ち取りほっとした人も多かったことでしょう。後は更に良くなってくるでしょうから、今年こそキム選手に勝ってもらいたいものです。

安藤選手はオリンピックで充分力を発揮できたとはいえませんが、今シーズンは好調のようで、久しぶりの世界女王が期待できます。ただショートが悪いことが続いていますが、失敗を恐れ慎重になることが反って悪く出ているようです。これはモロゾフコーチの指示によるようですが、もっと思い切った演技をしたほうがよいような気もします。

安藤選手は昨シーズンよりも表現力が良くなりました。この点でも得点を上積みが出来るでしょう。前回の世界女王の時も日本ででした。期待しています。

村上佳奈子選手は世界ジュニア選手権で優勝し、今シーズンからシニアに上がりましたが、私の思いでは、あまり早くシニアに上がっても上位選手たちが強いので、自分の位置を確保するのは大変ではないのかと心配しましたが、若い選手は上達も早く、ファイナル出場を勝ち取り、更に鈴木選手を退け世界選手権の切符まで手に入れました。昨年の演技と比べても大変な進歩です。これでは世界選手権でもかなり期待できます。村上選手のよいところは明るい性格と思い切りの良いジャンプで、ジャッジたちの高感度もよいだろうというところで、これも選手として得なところです。ただ、体形も伸び盛りなので、調子を崩さなければよいと思いますが。

鈴木選手は病気もありましたが、長い下住みから這い上がり、漸く掴み取ったオリンピックの切符でした。力を出し切れたとはいえないかもしれませんが8位入賞を果たし、目的は達成できたのではないでしょうか。なかなか思うようには行かず不運もあった中野友加里さんに比べると幸せであると思います。

今シーズンは技術的には変わらないと思いますが、ちょっと持ち味である迫力にかける気がします。特に技術の跳びぬけた物もない選手ですから、もっと魅せる演技を見せてください。今シーズンは同タイプと思われるアリッサシズニー選手が好調ですから、鈴木選手ももう一度奮起してください。


今年1年というと、なんと言ってもバンクーバーオリンピックです。

現在BS2でオリンピックの再放送をやっていて、横目で見ながら書いています。男子の放送は終わりました。

特筆することは、男子は高橋大輔選手が3位に入り、男子初めてのメダルを獲得したことでしょう。高橋選手は怪我で1年休み、充分な練習が出来ないままのオリンピックでしたから、メダルが危ぶまれていましたが、良くあそこまで回復しました。もし怪我がなかったらとも感じましたが、しかし、あの旧王者のプルシェンコ、ランビエール、そして新王者のライサチェクというすごいメンバーの中での3位は素晴らしいことです。そして世界選手権では見事に新王者となりました。

今シーズンはこれまでのところ今ひとつ調子に乗り切れていませんが、きっと世界選手権までには調子を上げ、2年連続の世界王者に挑戦してくれるでしょう。

織田信成選手と小塚崇彦選手も、実力を完全に発揮するところまでは行きませんでしたが、全員8位までに入るという素晴らしい結果となりました。

以前の日本は、1人の強い選手はいても、なかなか後に続く選手がいませんでしたが、3人も強い選手がいるということは、心強いことです。グランプリファイナルにも3選手が出場と最高の結果でした。

今シーズンは小塚、織田選手も更に強くなって来ているので、更に期待が持てるでしょう。世界選手権が楽しみです。

又、ジュニアから上がってきた羽生結弦選手は早くも即戦力で、3枠しかないのが残念なくらいです。羽生選手は3選手とは違ったタイプなのも、今後が楽しみなところです。