世界選手権出場者は、男子は小塚、織田、高橋選手の3人が順当に選ばれましたが、女子は浅田真央選手の不調と、村上加奈子選手の成長で、結果が混沌となりました。


世界ランキング  http://www.isuresults.com/ws/ws/wsladies.htm  


出場者は世界ランキングと、ファイナルと全日本の結果から選ぶとなっていましたから、世界ランク2位ファイナル4位の鈴木選手もあったような気もします。もし3位が浅田真央でなかったら、結果は違ったかもしれません。

もともと全日本の一発勝負であったものを、ランキングとファイナルとの成績も加えたのは、連盟が地元の世界選手権になんとしても安藤選手と浅田選手を出したかったからでしょうから、はじめから2人は決定済みであったのかもしれません。

それにしても村上佳奈子選手は予想以上に力をつけてきました。まだ今シーズンは鈴木選手が上ではないかと思っていましたが、鈴木選手のできも今ひとつでしたが、村上選手が上まわりました。

鈴木選手はこのままでは終われないといっていますが、村上選手の人気もうなぎのぼりですし、連盟も村上選手をはずすわけには行かなくなりそうです。今後、鈴木選手の出場チャンスはますます難しくなることでしょう。

トリノオリンピックシーズン後の村主選手と同じく、一番かっこよく引退するのならば今シーズン限りでしょう。しかしどの競技の選手でも、なかなか自分の力の衰えはなかなか認めがたいもので、それを悟るには時間がかかります。私も鈴木選手は好きな選手で、まだ上の3人が調子を落とすこともあることでしょうから、また出番はあるような気もします。4位であれば、四大陸にも出られますし、世界選手権も補欠出場などということも無いではありません。庄司理沙選手など、下から追い上げられない限り、もう一がん張りしてもらいましょう。

白熱した全日本が終わりました。各選手悲喜こもごもですが、今年は特に女子は若い有望な選手が出てきて、なかなか見ごたえがありました。

この後の世界選手権、その他の大会の派遣選手です。


http://skatingjapan.or.jp/image_data/fck/file/2010_Figure/2011champs.pdf


何の競技でも、選手の力はコンスタントというわけには行かず、よい時もあれば悪いときもあります。安藤選手も、以前世界選手権を取ってから調子は今ひとつでしたが、今シーズンは見事に復活です。キムヨナ選手も出てくるようですが、一発勝負が効くほど甘くはないでしょう。浅田選手もまだ本調子ではないですから、今年はチャンスです。期待しています。


男子小塚選手も今年はチャンスです。有力な選手が出ませんし、ライバルの高橋選手も今のところ本調子ではない中で、大きく力をつけてきた今年は大きなチャンスです。試合に勝つことは実力だけでは出来ないことで、いろいろなめぐり合わせや、好不調の波がうまく合った時に訪れるのですから、一度のがすと今度いつ訪れるかわからないのが勝負の世界です。

もちろん他の選手も実力は紙一重ですから、どの選手にもチャンスはあるでしょう。一人でも多く表彰台に上れることを期待しています。

世界選手権出場者

男子 小塚崇彦選手、織田信成選手、高橋大輔選手  四大 羽生結弦選手

女子 安藤美姫選手、浅田真央選手、村上佳奈子選手 四大 鈴木明子選手


ショートでは波乱や好演技など意外な結果も予想されましたが、終わってみれば男女とも予想通りに落ち着いたという気がします。私は審査員や連盟の批判はしない方針ですから、とやかく言いはしませんが、あまりにも玉虫色の結果のような気もします。


男子は高橋選手の不調や羽生選手の好演技で波乱があるかとも見えましたが、予想どうりの結果に終わりました。

さすがに高橋選手、土壇場で強さを発揮しました。羽生選手はまだ1年早いというところでしょうか。

小塚選手、今シーズンの好調通りのよい出来でした。しかしフリーは圧勝するほどには見えませんでしたが・・・。2度もこけましたし。

織田選手は今シーズンは安定しています。今シーズンは2位が多いですね。それだけ無難で安定しているということでしょう。

羽生選手は惜しかったです。しかし来年はきっと3人の誰かが抜かれそうな気がします。


安藤選手はフリーは圧巻の演技でした。ショートは安全を考えてか、動きが小さく物足りなかったですが、これが安藤美姫だという迫力ある演技でした。

浅田真央選手は何とか間に合いました。本調子はまだまだかもしれませんが、後は世界戦までにフルコースにもって行けるでしょう。

村上選手はグランプリファイナルでも日本選手1番でしたが、もう自分の位置を確保したようです。後は女子選手特有の体形の変化を乗り越えられるかです。

鈴木選手の位置は狙われる苦しい立場でした。しかしその位置を取り戻すのは大変です。力の有るジュニアも次々に出てきますし、ますます苦しくなるような気がします。今後の動向は考え時でしょう。

それにしても庄司理沙選手、大庭雅選手いいですね、大器の予感があります。来年は更に延びてくるでしょう。

浅田真央選手、久しぶりに素晴らしい演技を見ました。ジャンプが飛べなかったのは精神的なものと思っていましたから、自信を取り戻せればあとは心配ないでしょう。とはいってもまだまだ3Aの出来、3-3ジャンプもなかったですから、まだ完調ではないですが。とりあえずは安心です。

安藤美姫選手、ミスの無い良い演技でした。ただ私の目には何か物足りないものでした。浅田選手が完全でない今シーズンは、世界選手権優勝を期待しているからです。モロゾフが安全を期して抑えているのかもしれませんが。

村上佳奈子選手、完璧ではありませんでしたが、この低度は確実に点が取れる選手になったようで、安定感が出てきました。フリーも大きな崩れはないでしょう。

鈴木明子選手は以外に得点が出ません。ファイナルでも悪くなかったですが、思ったほど点が出ませんでした。何かこの選手の限界が見えたような気がします。鈴木選手が悪いというよりも、周りのレベルが上がっているのかもしれません。

村主選手も以外に、といっては失礼ですが、とてもよかったです。それでもこの順位ですから、この人ももう過去の人になってしまったのでしょう。それぐらい周囲がレベルアップしています。

今年はジュニアのレベルがとても上がっていることが、実感できました。ここ数年は、私もここで書きましたが、ジュニアで有望選手が少なく先を心配していましたが、良い選手が出てきました。

特に庄司理沙選手、大庭雅選手がとても良いです。まだまだ日本選手が世界をリードして行きそうです。庄司選手は急成長してきましたが、これからが楽しみです。大庭選手は、助走無しでジャンプを飛んできます。これはもっと評価してほしいです。

もっと下位のジュニア選手でも、3-3ジャンプを難なく飛ぶ時代に入っているようです。先が楽しみです。

男子ショートの結果は、小塚崇彦選手が飛び出しました。完璧といっても良い素晴らしい演技でした。今シーズンの好調が結果に出ました。

羽生結弦選手も良い演技でした。女子の村上選手がファイナル出場し活躍しているだけに、悔しい思いも有ったことでしょう。羽生選手が3位以内に入った場合、世界戦に出場できるかは微妙ですが、思い切り挑戦したいところです。

織田信成選手は練習ではとても好調だったようですが、本番では意外なミスが出てしまいました。しかしフリーは大丈夫でしょう。

高橋大輔選手はジャンプが思うように決まりませんでした。ただグランプリシリーズ後半ぐらいから、ジャンプが決まっていなかったですから、このようなこともあるかと思っていました。問題はフリーで、このまま引きずってしまうと浮かび上がれずということもありうるかもしれません。

試合は挑戦する立場よりも守る立場のほうが、難しいということでしょう。以前から、世界で勝つより国内で勝つほうが難しい、などといわれていますが、まさしく今シーズンは男女とも接戦が予想されます。

男女とも羽生、村上のジュニア上がりの2選手が台風の目になりそうで、両選手とも実力はありますから、まったく予断を許せません。明日も緊迫した戦いになることでしょう。