いよいよジュニア選手権が始まります。今回は久しぶりに女子選手は豪華メンバーです。

過去を振り返ってみると、2002,2003年の頃は、中野友加里、安藤美姫、太田由希奈選手などの強力なメンバーを送り出したことがあり、それ以来でしょう。

2002年中野由加里選手2位、2003年太田由希奈選手1位、2004年安藤美紀選手1位、2005年浅田真央選手1位とまさに黄金時代で、現在のフィギュアの全盛時代を作ってきました。

昨年の村上佳奈子選手を筆頭に、ここ数年は日本選手の大活躍が見られそうです。特に今年は庄司理沙選手が有望です。大きなミスがなければ優勝候補でしょう。庄司選手は抜群の安定性があり、表彰台は間違いないでしょうが、是非頂点をお願いします。

大庭雅選手、西野友毬選手も表彰台に上る力はあり、是非複数のメダリストを期待します。

対する国外の選手たちですが、何せ伸び盛りのまだ若い選手たちですから、予測は難しいですが、グランプリファイナルを見ますと、ロシアの選手達が強そうです。そしてアメリカの選手たちも強いでしょう。

3選手たちは今はまだジュニアですが、いずれは日本の中心選手として活躍するのは間違いありません。まずは世界ジュニアを取り、箔をつけましょう。



ジュニア世界選手権が近づいてきました。シニアに先立ち2月28日から韓国で開かれます。


女子

西野友毬、大庭雅、庄司理沙


男子

木原龍一、中村健人、田中刑事


ペア

高橋成美、マービントラン


アイスダンス

小松原美里、水谷心


今年は女子が粒がそろってきました。村上選手が抜けましたが、大庭選手、庄司選手が力をつけてきて、ベテラン?西野選手と共に3人とも優勝候補です。

一時期よい選手が出てこないと先を心配していたのですが、実際1枠に減らしてしまったときもありました。今年は表彰台独占を目指してください。

このほかにも有望な選手も多く、どの選手が抜け出すか大いに楽しみです。


男子はやや傑出した選手がいないようですが、木原選手はここで上位に入りシニアに上がりたいところでしょう。中村、田中選手も力があり、そのときの出来次第で順位はわかりません。


ペアの高橋、トラン組は、シニアと掛け持ちで、たくさんの試合をこなしていますが、ジュニアでは優勝候補でしょう。ここは優勝で締めくくり、シニアに専念したいところです。


アイスダンスは小松原、水谷選手で初登場です。選手層の薄い種目ですから新しい選手が出てくるのは、うれしいことです。今後に期待しましょう。


四大陸で女子の日本選手は1,2位と、まずはライバルのアメリカ選手たちを抑え、好調な前哨戦を終えました。

しかしこれで世界選手権を勝てるのでしょうか。もしキムヨナ選手がいなければこれで充分かもしれません。ヨーロッパ勢、特にコストナー選手には先日の2人の演技で勝てるように思います。

何せキムヨナ選手はオリンピックと同じ演技が出来たならば、220点取れるのです。安藤選手も200点越えしましたが、後20点上積みすることは至難の業です。浅田選手はまだまだ本調子ではなかったですから、ある程度の上積みは期待できるでしょう。

ところで浅田選手はどのように点数を積み重ねてゆけばよいのでしょうか。四大陸のフリーはミスがなく、このままの演技ではあまり点は伸びないでしょう。どうしても演技のレベルアップが必要になってきます。

しかし私としては、トリプルアクセルの数を増やすというのはあまり賛成できません。現にキムヨナ選手は1つもやっていません。やはりきれいな3-3ジャンプで、2つ目に3ループをつけたいです。そして何よりも表現力です。やはり目には目を、歯に歯を、という言葉がありますが、キム選手に負けない表現力を期待したいです。あまり大技に頼りすぎては、ミスの確率も高くなりますし、全体が荒くなるような気もします。伸びやかな表現力は浅田選手の持ち味です。

男女シングルばかりに目を向けていましたが、ペアに高橋成美、マービントランの両選手が出場しました。何とか3位に入ってくれないかと願っていましたが、7位に終わりました。

今回は出来が悪かったですから、世界選手権に期待しましょう。

アイスダンスのリード姉弟は欠場で、残念でした。


シングルは男女とも1,2位と素晴らしい結果でした。しかし私は戦前に、どちらかが表彰台独占が有りそうだと見ていたので、残念でした。やはり3人とも好調でそろえることは難しいことです。でも男子は惜しかったです。

女子の2人のフリーは素晴らしい出来でした。この結果から心配性の私は、世界選手権もこんなにうまく行かないのではないかと、悲観的に考えてしまいます。むしろ高橋選手もまだまだ良くなりそうで、悪かった小塚選手も今度こそ、そして織田選手もいる男子が今度こそ素晴らしい結果を見せてくれそうで期待しています。

それにしても羽生結弦選手はあそこまでやるとは思いませんでした。他の選手があまり良くなかったところも有りますが、きれいな4回転を始め、今シーズンを見ても、抜群のできでした。やはり若い選手は試合の中で伸びてゆくものだと感じました。今回出場がありませんが、村上佳奈子選手にも同じことが言えます。

羽生選手は世界選手権に出場できませんが、まだまだ若いですからあわてることもありません。来年が楽しみです。でもそのときは誰が押し出されるのでしょうか。良い選手がたくさんいる悩みです。


女子フリーのベスト6はハイレベルな戦いとなりました。いきなりレイチェルフラット選手の素晴らしい演技を見て、これは後の5人にかなりプレッシャーを与えるだろうと見ていたのですが、次の長洲未来選手がそれを上回る演技で、これは日本の選手はこれを越えることが出来るのかと心配になってきました。安藤美姫選手はひとつの失敗も許されない状況になってしまいました。

これを見事に跳ね返した安藤選手。けして体調は万全ではない様でしたが、むしろそれが丁寧な演技に結びついたのかもしれません。


1位、安藤美姫 201.34

2位、浅田真央 196.30

3位、長洲未来 189.46

7位、鈴木明子 162.59


安藤選手はあの追い込まれた状況で、良くあそこまで良い演技が出来ました。精神力も強くなったようです。ジャンプのレベルもかなり高めてきました。200点という大台も超えることが出来ました。しかしまだ延び代は残っています。世界選手権は更に上を目指してほしいものです。


浅田真央選手はショートより更に良くなりました。一応これで心配はなくなりました。しかしまだ安藤選手と同レベルで、キムヨナ選手を上回るにはもう一段のレベルアップが必要でしょう。使用曲が浅田選手にぴったりなので、大いに期待できそうです。


鈴木選手はやはりジャンプが決まらない状態が、今シーズン最後まで響きました。表彰台独占はなりませんでしたが、何せ世界ランキング2位の選手です。来シーズンは是非世界選手権を目指してください。


長洲未来選手は漸く素晴らしいフリーを見せてくれました。これぐらいは出来る実力選手ですから、これがコンスタントに発揮できたらと思います。