旧文庫版の『東西ミステリー ベスト100』は私も未読の作品をさがして読んでいったタイプである。
その約四半世紀ぶりの新版ということで結果が注目だった。
国内は『獄門島』が不動の1位で横溝正史ファンとしてはホッとした。
海外は『そして誰もいなくなった』に変わったが文句はない。
その他、なんでこの作品があの作品より順位が下なんだとか、なんであの作品が入ってないんだといいだしたらきりがないが、おおむね納得か。
国内は50位以下がほとんど変わっていて、約四半世紀の時の流れでしかたないかと思える。
また変わってないと何やってたんだということになりかねない。
それにしてもランクインした作家はうれしいだろうし、ライク外に消えた作家はさびしかろうと推察する。
またランクインしている作品には今の時代に読むとトリックが古びたりしていて面白いかどうかというのも少なくはないが、必読の古典的名作ということで読んでおいて損はないだろう。
編集者はまた四半世紀後になどといっているようだが、私も25年後になんとかがんばって生きていたいものである。
なお、ソニーのリーダーストアではインタビューや対談のロングバージョンが収録された電子書籍が発売されているらしいのであった。
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