いないとなにかものたりなくて(二宮和也) | arashi truth ~嵐のエピソードcloset~

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雑誌やテレビなどの嵐、嵐に関するウワサのウソ・ホントなども。

 

嵐の過去の雑誌インタビュー全文を。’02年のピクトアップです。

前記事で書いたのと、本日入所日ということで、まずはニノ。

 

『Pict up#19  2002-2003DEC.+JAN. 』

~ジャニーズの映画プロジェクト『J Storm』のすべて CREATIVE J~

【アイドルという枠組みからの進化をはかる5人それぞれへのインタビューを通して浮き彫りになる本当の素顔、嵐のリアルとは?】

 

今、会いたい人がいます―――二宮和也

さまざまな風が集まった巨大な風が嵐。二宮和也が発する風は、どこかクールな風だ。口調は優しく冷たさは感じない。が、独特としか言いようのない、絶妙な低温のオーラを放っていた。

 

 

五千円につられてジャニーズ事務所へ!?

―――二宮さんは、どうしてジャニーズ事務所に?

「一言で言うと金です」

―――有名になって、ビッグマネーを手にしたかった?

「いいえ。僕はそれまで、自分はプロ野球選手になるものだとばかり思ってました。でも、親戚が僕の履歴書を送っていて・・・・・・。

忘れもしない96年、6月16日、オーディションがありました。その日は、野球の試合がある日で、僕はそっちに行かなきゃいけなかった。でもお母さんが『こういうチャンスは二度と無いんだから行きなさい』って。『嫌だ!』ときっぱり断ったら、『じゃあ、五千円あげるから』と言われまして・・・・・・。」

―――それにつられて?

「はい。五千円が目当てで、入る気もなかったから、ダンスのオーディションでは揺れてるだけでした(笑)。でも、その3日後には取材を受けていました。そして、5日後のMステ(ミュージックステーション)に出演していました」

―――その間に、気持ちの整理はできましたか?

「学校を休めるから『これはイイな』と。それまで自分にできたことは、打って、走って、守る。その三つだけ。もともと器用な人間じゃないので、今でも自分が芸能の世界に合っているのかは分からないんです」

―――精神的にギャップを感じる?

「雑誌やテレビに出るようになって、自分の顔を観ることが多くなった。なんだか、ムズがゆいですね。今までは、顔を洗う時でも自分の顔なんてまともに見てませんでしたから」

 

夢を分けてもらってる 嵐が追い風に乗った時

―――自分にとって、嵐とは?

「仕事が終わって『おつかれさま!』と別れてから、4時間も寝ればもう隣にいる!!(笑)。ずっと一緒にいるからウザイと思う時もあるけど、いないと何かもの足りなくて・・・・・・。いつも喜怒哀楽を共にしてて、人間味みたいなものが出せる空間なのかなって思います。みんな真面目に生きてて、ホントいい人たち。夢があるっていうのも、僕たちの世代では珍しいと思いますよ。例えば、芝居が上手になりたいとか、作詞・作曲をしてみたいとか。各々に、今の仕事の上での夢がある」

―――二宮さんの夢は?

「僕は、みんなの夢にすがるタイプなんです。『歌が上手になりたい』って誰かが言ったら、そのおこぼれにあずかって、僕も上手になる。誰かが『芝居!』と言ったら、僕も芝居を頑張る。自分で夢が決められないから、みんなから少しずつ夢を分けてもらっています」

―――そんなみんなと出た『ピカ☆ンチ』は?

「楽しかったですね。風の吹き方が一方通行で、常に追い風だった」

―――それはどういうこと?

「自主制作だったから障害が少なかったんです。抵抗になる風が、全く吹いてこなかった。いつも追い風で、テンションも上がっていく一方でした。映画に関わった全員が『いい作品だった』って自慢できるんじゃないかな」

―――印象に残っているシーンはありますか?

「祭りのシーンがあるんですけど・・・・・・そこかな?長~い祭りで、撮影時間もすごく長かった。なのに、僕は1秒も出てないんです(笑)。みんな各々のシーンを撮ってんのに、僕だけ不参加で、その日は休みだった・・・・・・。何か寂しくて、そういうとこが印象深いですね」

―――今したいことは?

「したいことは思い付かないけど・・・・・・、会いたい人はいます」

―――それは誰ですか!?

「現在、僕の中で解けない問題がありまして、それを解いてくれる人なんです」

―――その問題を聞かせてください。

「最近、水の色について考えてるんです。この間、台所で手を洗ってたんですね。で、流れる水を見て、『水の色は本当は透明なのに、なんで水色は青のちょっと薄い色で表現されるんだろう』って思ったんです。これについて考えてるんだけど、答えが出ない。この答えがわかる人に会いたいです」

 

 

 

最後の水色について考えるニノは、物の見方がひとつではないニノらしいです。

自分のことを器用ではないというのは意外な気もするけど、まだ10代。まだまだあやふやな多感な時期ですからね。

そして、『ピカ☆ンチ』の印象に残ったシーンが、自分だけ休みで寂しいって・・・なんてかわいい発言なんだろう。

 

次は相葉ちゃんにしようかな。