嵐ファン必見?嵐キッズ
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1-71 上海のコピー屋

ソウルのときと同様、この上海の公演会場でも当日券売場が設置されていた。

それに考えてみれば嵐の海外公演のチケット価格は日本人には

ごく普通に感じるかもしれないけれど、経済格差が大きければ

大きい国や地域ほど、感じる度合いも事情も違ってくることだろう。

ダフ屋がいたるところに現れては買い手や売り手を探しているのをみれば、

人気のチケットいプレミアムがついていることの察しがつくし、

広場を見渡すと地面にシートを敷いて、いろいろな嵐の写真や

プロマイド、日本では販売されていない嵐の品々が置かれ

「にわか店」がいくつもできている。広場には警察の車両が

駐車しているものの、どこかで喧嘩が始まっても、警察官は現れず、

喧嘩のまとめ役は集まってくる周りの関係者?なのだった。

入場可能な時間になった。

日本人女性が二人が右往左往している様子なので、

思わず「どうされたんですか」と尋ねてみると

「実は偽物のチケットを買ってしまって。それにお札のおつりを

もらったんだけど、偽札らしいんです。せっかく日本から

ここまで来たのに本当にどうしたらいいのか」と涙ぐんでいる。

ダフ屋から安くチケットが買えると心が湧き立って、

危険性を考えずに購入してしまったというのだ。

そしてお金を支払っておつりをもらったのだが、チケットそのものが

偽物だけでなく、そのおつりも偽札だったというのだから、

まるで往復ビンタのようなものである。

だからもし正規のチケットを余分に持っている人が現れたら、

売ってくれと次々にせがんでくるし、なかなか売ってくれないと

お金を示してその人にまとわりつくことになる。

それでも売らないと、どこまでも追いかけてきて危険な状況が

生まれることになりかねないのだ。{危な~~い}




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5月7日に投稿したなう

1-70 嵐 上海公演

11月14日、キエは嵐の上海のコンサートに参加しながら、

行方不明の地井早苗を探すべく上海市内にある早苗が

予約していたホテルに泊まることにしたが、

やはり彼女はチェックインはしていなかった。

翌日、始発ちかくの電車に乗って上海大舞台会場に到着すると

嵐のグッズ販売の並び場所に数人が並んでいた。

先頭は日本人女性の数人で話がはずんだが、

地井早苗に関する情報はえられなかった。

並んでいる人たち遠いソビエトの地からの人も来ていて、

「花より男子」を見たのが、きっかけで、嵐の大ファンになったそうで、

中国やソビエトやタイの国など多岐にわたってファンが増えている様子。

早苗が来ていれば、必ずこのグッズ売り場に現れるはずだと

早苗の親友の和木優子の話がキエには印象的で、ソウルのときと同様に

朝早く来てみたのだった。

しかし先日のソウルの嵐の公演の際にもグッズ売場の列には現れなかったし、

公演会場のアリーナ席の一つ一つ目を皿のようにして早苗を探してみけれど

見つけられなかった。それに、いくつかのアリーナ席の嵐ファンに早苗の

行方不明の事情を説明すると興味津々の人たちもいて、協力を申し出て

くれた人もいてうれしかったが、なかには「私には関係ないわ」とばかりに、

そんなことには心あらずの人たちも多かったのは、嵐の公演が始まる前だったし、

やむをえないことだとキエは思った。

この上海公演は嵐の海外公演では最終地だから、なんとか見つけられればと

願っているが、なんにしても早苗自身が現れなければどうしようもない話で、

腰を落ちついて、できるだけ効率的に探すより他はない。

そうこうしていると公演会場の正面方向の建物の一部に窓口が開かれた。

{あれって、、、?}



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1-69 空白日

「残念ながら、怪しい人物は映っていないようです。しかし、、」

「しかし、、、?」

「しかし、あのマンションには少しばかり欠陥が、、、」

「それは非常口の階段の出入り口のことだろう?」

「お分かりになっていたのですか?」

「あのマンションはオートロックになってはいるが完全に機能していない」

「そうです。ちょっと工夫すれば非常階段に通じるフェンスを乗り越える事ができる。

しかもそこには監視カメラが設置されていませんよね」

「この君の調べたデータからみると彼女が机を拭いた日が10月15日で、10月21日ごろ

にパソコンくらいの大きさのものが、机の上から無くなっている。

その10月21日に彼女はシンガポールに滞在しているはず」

「10月21日にこの部屋に誰かが入ってノートパソコンを持っていったということですか?」

「うん、可能性が高い。地井早苗さん本人は21日にピュアプリンセス号の

船旅から、シンガポールの港で下船したばかりで、その日に市内にあるマンダリンホテルを

予約していた。だがチェックインしていなかったところがひっかかるよな?」

「まさかとは思いますが、早苗さんが21日の船旅を終えた足で

シンガポールから日本へ帰って、翌日の22日のDragon社とのアポイントの

時間までにシンガポールまで、とんぼ返りするなんて、まるでサスペンス映画

みたいなこと考えられませんよね?」

「だいいちそんなこと時間的に可能なのか?それにそんなことする理由がわからない」

「自宅に置いてあるパソコンに入っている仕事に使う重要なデータをうっかり

忘れたので、22日から始まるDragon社との仕事に間に合わせるため、

日本まで取りに帰る必要があったとか?」

「そのことを豪華客船の旅の途中に思い出した?」

「う~~ん?」

「彼女が21日にマンダリンホテルにチェックインしていないことがわかっている」

「船から下りたあと、彼女はどこに行ったのでしょうか?」

「よし、これから、彼女の部屋に行ってみよう。みんな手袋を忘れないように。彼女の親御

さんにも連絡して、明日、経過報告と早苗さんの部屋のチェックをしにいきたいことを

連絡しておいてくれ」




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5月2日に投稿したなう



「1-67 豪華客船ピュアプリンセス号」 http://ameblo.jp/arashikid/entry-10878573505.html
5/2 0:37

「1-68 ある調査結果」 http://ameblo.jp/arashikid/entry-10879450229.html
5/2 22:37

1-68 ある調査結果

キエは口惜しそうな顔をし、ソウルでの早苗の形跡は見つからなかったと報告した。

「そうか、わかった。それでオカ、、おいカオケンの君のほうばどうっだった?」

「あ、はい興味深いものがでました。監視カメラの画像では

10月17日の朝早く、彼女がスーツケースを引っぱって

自宅を出ていく様子が映っていました。これがそうです」

と言って写真を伊勢に見せた。黒っぽいスーツケースの上に

ハンドバッグを乗せて、早苗が一人マンションを出て行く

様子が写されている。

「それで埃の調査の件なのですが、彼女は10月15日に

机を拭いたと思われます。ところが、その机の上に

置いていたと思われる何か四角いもの、パソコンくらいの

大きさのものが10月21日ごろには無くなっているようです」

「それはどうしてわかった?」

「これがデータです」とオカケンは伊勢に書類を差し出す。

「なるほど、しかし10月21日に彼女はシンガポールにいたはず?」

「そうです。彼女は現地のマンダリンホテルに再度のチェックインを

予定していた日です」

「彼女はその日、シンガポールで豪華客船ピュアプリンセス号の

船旅を終えて下船し、そのあとで、そのマンダリンホテルに

チェックインする予定だったのだが、チェックインされていないし、

キャンセルもされていないことがわかっている。しかもその日に

彼女の自宅マンションから何かが無くなっている?」

「ということになりますね」

「その日前後の監視カメラのほうはどうだ?」





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1-67 豪華客船ピュアプリンセス号


ここは探偵社の会議室。

伊勢シンガポールから、キエがソウルから帰ったあとミーティングをしている。

「10月18日、早苗さんはシンガポールのマンダリンホテルを

チェックアウトしたのちは、ピュアプリンセスという豪華客船の

3泊4日のクルーズに乗船していたことがわかった」

その伊勢の言葉に集まったスタッフ一同は聞き耳を立てた。

「18日の午前中にホテルをチェックアウトして、ホテル前に

停車していたタクシーに乗って、豪華客船ピュアプリンセス号

の寄港地付近にて下車した。

18日から21日まで、シンガポールの港の発着で、その豪華客船の

船旅を楽しんだというんだ」そう繰り返しながら次のように

ホワイトボードに書きだした。

10月18日の午後1時から、豪華客船ピュアプリンセス号の

乗客予定者は乗船開始。早苗も乗船。その後に次の寄港地である

マレーシアのペナン島に向けて出航。

19日の午前中、下船を希望する観光客はペナン島(マレーシア)

にて下船。早苗も下船。観光した後、観客全員がふたたび乗船する。

早苗も乗船。夜、次の寄港地であるタイのプーケット島に向けて出航。

20日午前中、停泊地であるプーケット島にて希望する観光客は下船する。

早苗は下船していない。夜、ピュアプリンセス号は、シンガポールへ

向けて出航する。

21日午前中、3泊4日の旅を終え、シンガポールの港で

すべての乗客とともに早苗も下船しているが、その後は

どこに行ったのかは不明。予定ではその日にマンダリンホテルの

宿泊予約をしていたのだがチェックインしていなかった。

22日~24日までシンガポール市内にあるDragon社と仕事をする

予定であったが現れなかった。

27(月) 帰国予定にもかかわらず帰国せず、いまだに連絡が

取れない状態が続いている。

「以上が調べた結果で、早苗さんはシンガポールの港から豪華観光船

ピュアプリンセスに確かに乗客の一人として乗り込んでいる。

しかし再びこのシンガポールに戻って下船した後の消息は、さっぱり

つかめないんだ」

「それでキエのほうばどうだった?」



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4月29日に投稿したなう

1-66 韓国 嵐ファン

キエは会場の外で早苗を見つけることができず会場に入ることにした。

会場の入り口で、日本のどの会場よりも厳しいチェックが待っているように

思っていたのだが、チケットを見せると、早く行けとばかりに

ざっとかばんを覗いただけで通過してしまった。

{あれっ、、こんなもん?}

会場に入ると一種独特のざわめきが漂っている。

ざわざわする人々の気配と雑多な話し声、そのざわめきが

ときどきうねりをするかのように強弱して膨らむ。

しばらくすると会場が一瞬、静かになった。突然、会場全体が絶叫する。

空気は破裂寸前に膨張し、ときに叫び声がつんざく。まだ開演していない。

そしてい突然、会場全体がどよめいた。予期していたかのように始まったのである。

嵐が歌い、踊りだす。と一緒に観客も大声で歌い踊りだした。

日本や台湾と韓国のファンとのパワーとは多少の違いがあって、どちらも

熱狂的といえるが韓国のファンは一味違うようである。

いたるところで大合唱が響いて群集からの圧力のような風になり、

まさに熱風的というにふさわしい。みんなで歌う熱が嵐を包み込む。

チケットが取れないで会場の外にいるファンは場内から漏れてくる

嵐の歌に合わせて大声で合唱し踊り、ときとして叫ぶ。

そんな熱いファンの前だから終了の合図を嵐がしてもアンコールは

いつまでも続くことになる。

二度や三度や四度では納得いかない韓国の嵐ファン。そのアンコールに

応える嵐はいつもより、長い時間になったのは自然の成り行きだった。

もし早苗が嵐のコンサートを観るとしたら、アリーナのいい席を

とるはずだと聞かされている。実際、キエもアリーナ席をとり、

アリーナ席のファンの中から早苗を探してみようとした。

早苗は150cmすこしくらいの小柄の女性だから、

できるだけ見落とさないように気をつけて探してみたものの、

くやしいけれど早苗を見つけることができなかった。

それに何人もの嵐ファンが早苗の写真のコピーを受け取り、

発見に協力したいとキエに申しでてくれたのは嬉しかった。

だか、、連絡がまだない。




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4月28日に投稿したなう

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