テレビ台の横には、引越し前から使っていた背の高い白い本棚を置いていましたが、置きたい本が増えてきたのと、色合いもマッチしないので、新たに本棚を買って左右に1つずつ置くことにしました。写真と同じ本棚が左にもあります。

 

テレビ台の色に近いブラウンの棚を見つけましたが、既製品で済ませようとすると、左右に2つピッタリ収まるかギリギリアウトかといった絶妙なサイズでした。メジャーで図った限りでは2~3mm余裕がありそうですが本当にそれくらいギリギリです。

壁の下側には「巾木(はばき)」があり、本棚を壁にピッタリ付けることはできません。

 

巾木は、Wikipediaによるとこんな説明です。

幅木(巾木、はばき)は、床面に接する壁の下部に取り付ける部材。装飾及び汚れやすい壁下部の保護を目的とする。

オーダー家具だと巾木よけ加工と言って、巾木に当たる部分を削ってくれるのですが、予算の都合上、今回はオーダー品は考慮の対象外です。

 

というわけで、ギリギリ収まるだろうという憶測と、万が一収まらなければ別の部屋で使えばいいやという楽観から、まず1つだけ買ってみることにしました。

 

早速片側に置いてテレビ台をピッタリ寄せ、本棚を反対側に移動させてみると、、、

どうやっても数mmだけはみ出て収まりません。困った。。。

 

ここからいろいろ選択肢を考えた上で、結果的には「4」にしました。

  1. 仕方ないのでもう1つの本棚は収まるサイズのオーダー品にする。→ オーダー品と既製品では高さが微妙に違うらしく左右が不揃いになるので却下。
  2. 購入した1台は別の部屋で使い、新たに2台をオーダーする。→ 値段も高くなるので断念。
  3. 本棚か巾木のどちらかを削って無理やり収める。→ 持家なので巾木を削るのもよいのですが、手間がかかるので却下。
  4. 巾木の高さの分だけ本棚を底上げして収める。→ 予算と手間を考えてこの案を採用。
巾木の高さは約6cm弱。幅6cmの角材をカットし、本棚を乗せる高さ6cmの木枠を作りました。
本棚自体が、手前と左右の3辺で支える構造になっているので、木枠も、奥の一辺は端材の細い角材にして安く済ませました。L字金具で固定して完成です。
 
前面には木目調のシートを貼りました。シワができるかと心配しましたが、ガムテープを貼るのに近い要領で端から押さえながらやると、きれいに貼ることができました。
 
木枠を置いたところ。もちろん、本棚の幅に合わせて作っては巾木を避けられないので、巾木に当たらない幅で作っています。
 
いざ本棚を設置。色合いも、テレビ台、本棚、木目調シートで揃っていて、違和感ありません。
 
近くで見るとよくわかりますが、本棚は巾木の上に乗るような形になっています。
木枠に乗せているだけなので、本棚上部は耐震用の突っ張り棒で固定しています。
 
本も入れてしまい見栄えも悪いので全景を映せませんが、テレビ台の左右に高さ200cmの本棚がピッタリと置かれた、統一感のある空間ができました。
材料代は忘れてしまいましたが、角材がたしか2,000円くらい、L字金具とネジで200円くらい、木目調シートが500円くらい、合計3,000円しないくらいで左右の台を作りました。