燻製歴は、
バーベキューコーナーで売られているバケツみたいな燻製器+スモークウッド
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ありもののダンボールで燻製器を都度制作+スモークウッド
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キッチンでも使える燻製鍋+スモークチップ+カセットコンロ
と変遷してきましたが、一度に作れる量に限界があるのとカセットコンロでは温度管理が難しいので、1枚のコンパネ(合板)から燻製器をDIYしてみました。サーモスタットも購入して温度管理も楽ちんです。
<材料>
- コンパネ 1820mm×910mm×12mm・・・ 1枚 (1,300円ほど)
- SPF(角材) 1×1 (19mm×19mm×1820mm) ・・・ 3本 (200円/本)
- 丁番 高さ35mmくらいのもの ・・・ 9個 (数百円)
- 取っ手 ・・・ 3個 (100円くらい)
- パッチン錠 ・・・ 5個 (1個数十円)
- 釘(コンパネに角材を打ち付けるのに使用、25mmくらいの長さ) ・・・ 適量
- ビス(コーススレッド) スリム 3.3×25mmくらい ・・・ 適量
- 金網 尾上製作所 ON-1473 290mm×238mm ・・・ 数枚 (300円ほど/枚)
- 電熱器 泉精器製作所 IEC-105 ・・・ 1台 (1,300円ほど)
- サーモスタット アールテック http://rtec-service.com/goods/goods-439/ ・・・ 1台 (8,800円)
- 温度計 ・・・ 1個 (600円くらい)
- 隙間テープ・・・耐熱性を考慮して 日東 エプトシーラー No.686 5mm×10mm×2m ・・・ 2個(1個200円ほど)
底板が2枚あるのは余った網などを入れる収納用スペースを作るため。
仕切板は、少量の燻製を作る時に燻製エリアを仕切って狭くできるようにするため。温度も上がりやすくなると思います。
戸は上下2枚に分割することで燻製チップを追加・交換する時に全開しなくて済むようにするため。
戸は300mmと610mmとしていますが、下の戸を300mm高でカットし、残りを上の戸としました。ノコギリの厚さの分だけ短くなるため実際には上の戸は610mmより少し短くなります。
上(天井部分の板)が3枚あるのは、丁番を付けて空気調整できるようにしたり上から食材を出し入れできると便利かと考えたため。
角材は、網受け用に250mmの長さを16本(8段分)取りました。
加えて、汁受け(食材の油がチップに垂れて火が消えないようにする受け皿)用に、231mm×2本と300mm×1本を取って、コの字に取り付けました。ここがちょうど上の戸と下の戸の境目になります。
さらに、本体を持ち運ぶ時の取っ手として、角材から180mm×2本取っています。
組み立てはそれほど難しくありません。コンパネどうしの固定にはコーススレッドを、コンパネと角材の固定にはボンド+釘を使用しました。
側面はこんな感じ。フックを付けてサーモスタットをぶら下げました。その少し上に持ち運び用の取っ手を付けています。
戸を閉めるパッチン錠です。
上部はこうなっていて丁番で開閉できます。写真では全開していますが、開き具合が調整できます。
電熱器下の収納スペースは高さを50mm取っています。ここに余った網を入れます。電熱器のコードを通すために右手前角を30mm角に落としてあります。
何枚か上の側面写真を見てもらえるとわかりますが、左右側面の板に対して戸を上に12mmだけずらして取り付けているため、戸の下側が約12mm空きます。ここからコードを引き出しています。空気取り込み用の隙間も兼ねています。
仕切板を載せた様子。
仕切板を使う場合を考慮して、サーモスタットのセンサや温度計は上のほうではなく、少し下に取り付けました。網受けと重ならないようにずらして穴を開けて差し込みます。
これまた使うかどうかわかりませんが、網受けのうち上の3段には、棒ヤスリで溝を作っておきました。ここに丸棒を載せてフックを引っ掛ければつるしベーコンも作れそうです。
これで今後もほったらかし燻製を楽しめそうです!(あくまでも木製なので目は離さないようにしますが。)