休日の昼前に目が覚めた。
なんとなく夢をみていたのは憶えているのに、なんだったか思い出せない。
そんなまどろみの中で、ビーズ玉のようなものを思い出した。
半透明で色がついていて、丸じゃなくて、少し歪なふっくらしたレモンのような形。
ゴムのように弾力があってそれほど固くない。
小さくて、机の上からこぼすとコロコロ転がって探して拾い上げるのが大変。
ただ、いい香りがするのだ。
甘い、大抵がフルーツ系の匂い。
小さなその玉を親指と人差し指で摘まんでいる。
なぜかそんな情景がぼんやり浮かんで、あれは一体なんだったんだっけと、まどろみ続けている。
布団から這い出して、PCの電源を入れて検索すると、タイトルの「香り玉(におい玉)」に辿りついた。
そうそう。
サンリオとかのファンシーショップ(死語?今もこんな店があるんだろうか)で売ってた。
実用性はない。ただ匂いかするだけのやつ。
プラスチックの小さなケースに少量入っていたような気がする。
あれって、一体、なんだったんだろう。
用途が本当にわからないけど、好きで、持っていた記憶がある。
小さいやつだから、同級生が鼻の孔に入れちゃって、「遊ばないように」って学校の先生に注意喚起されていなような記憶がある。
子供の頃に嗅いだ匂いって、安っぽくて、複雑さなんてまったくない香りだった気がする。
同じ頃に食べていた駄菓子系の甘いものも、甘さと酸味がはっきりしてはいるけれど、今食べると頭の中に残っている喜ばしい味とは別で、食べられたものじゃないなと思うような。
エッセンスオイルとか、L'OCCITANの香りとは異質な香り。
(店の外まで強烈に香るLUSHの匂いを嗅ぐと、無意味にテンションが上がる)
あれ、本当に何に使うんだろ。
魅力的であったことは凄く覚えている。
好きだった。
大切にしていた。
なのに母親の世代になってしまった私には、理解できない。
子供に「買って」と言われたら…何故?これ必要?と思わずにいられない気がする。
アメブロの記事のタイトルで「年下の男性と付き合うメリット」とあったけれど、私は絶対にメリット・デメリットで付き合ったりしない。
働くことは、本能だけて判断できる訳じゃないから、思考の仕方が偏るのはわかる。
現実的にならざるを得ないのも理解できる。
簡単に恋愛できなくなっている。
衝動的に熱い思いを持つことが遠い昔みたいに思えたりもするし、今更、いい年した女がバカみたいな男に引っかかったら目もあてられない惨事。
慎重にならざるをえなのもわかる。
でも。
さもしい心に気が付かない人になりたくない。
香り玉みたいに、意味がなくても、何も役に立たなくても、惹かれるから仕方ない。
そんな気持ちを大切にしたい。
まぁ、そんなんだから、この現状。
しかも、やっぱり香り玉の良さは、もうよくわからない。
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