✿ みくる ✿ の 話  (´・◡・`♥)。 -18ページ目

第四章  誰かのかわり




私は今から二年前


「運命のいたずら」の本当の意味を知る事になった



その日は雪が降るくらい寒い日だった





「受かったよ!!」


「本当?!おめでとう!!」


「ありがとう」


「今から行って写真とろう!家族みんなで」


「え?!恥ずかしいよ・・・しかも!もうすぐでしまっちゃうかも」


「え!じゃあ急がなくちゃね!!」


「えぇ?!ママ?!」



ツーツーツー・・・



「んもう!!勝手なんだから!!!」






でも、その後家族で写真を撮ることも、話す事も出来なくなった・・・








桜坂総合病院




ダダダダダダ!!



「ママ!」


そこには三つ並んだ人間がいた



「ご遺体の確認をお願いいたします」



バタン!



小さな薄暗い地下室みたいな場所で


私は三つの人間と一緒に閉じ込められた



「ママなはず・・・・・無い!!だってさっきまで・・・・」



静かにつまんだ布の下にはしっかりとカメラを握ったママの手があった



「ママ・・・・・・・・・」


私はその日独りぼっちになった









そんな時、渡邉先生と出会った


二年生の初めだった


先生は優しくこう言った


「僕は家族にはなれないが、君の助けになりたい」


「・・・じゃあ!彼氏になってよ!!」


「・・・・・・・・・」


「・・・ほら!!出来もしない事言わないで!!」


「・・・・いや、秘密でいいなら。僕の彼女になってよ」


「!!!」


「一人で抱え込まず、かかわりを作れば君も幸せになる」


「・・・・・・・・」


「今までよくがんばった!!えらいえらい」



頭を撫でられた時


私の心はゆっくりと融けて、染み出し、頬をつたって流れていた








私にとって先生は人生の全て


だって家族と彼氏両方の存在だから


いなくなれば


私は砕け散って二度と元には戻らない




-♪♪♪-



涙をぬぐい携帯を見た




大丈夫だったか?

ごめんな聞かれちゃってo(_ _*)o

でも俺はお前と別れる気は無いから

安心しろv(^-^)v



雄輝





こんなに嬉しくなるメールはこの世には無かった





うん!大丈夫o(^▽^)o

ありがとう(●´▽`●)ゞ






-♪♪♪-



返信早?!?!


見てみると知らないアドレスだった




題名:壱成だ



明日話したいことがある

放課後テニスコートの横に来てください







。。。。。。。






すこしね・・・









つぼみの咲くころに  つづく





第三章  2つのヒミツ



「え?!」




声のしたほうを向くと



笹川  壱成



「聞いてたの?」


「聞いてたんじゃない!聞こえたんだよ!!」


「!!そんな怒んなくても・・・・・」


「ここはラブホじゃねーんだよ」


「わかってますよ!」


「じゃあ何であんなジジイなんかといちゃついてる?キモイ!」


「渡邉先生はまだ25歳!!私の好きな人を・・・・ジジイなんて言わないで!!」


さいってー


「あ・・・・おい!待てよ!!!!」


琴音は走り壱成から逃げた



普通あそこまで言う?!だから嫌いなの男子は!!


ほんっとガキ!


だいっきらい だいっきらい だいっきらい





「あ・・・・・・・」


やベー言い過ぎたかも



「うちのレディーに手出ししないでもらえるかな?」


振り向くと渡邉先生が壱成を睨み見下ろしていた


「・・・は?!おいおい待てよ!お前これって犯罪だろ?!言わないでください、くらい言えよ!!」


「逆だろ・・・・・」


「は?!」


「おまえ、オレの女にてぇ出しといて、ただですむと思うなよ」


「な?!・・・・あーもーしらね!!うわさで広まったってしらねーからな!!」


「心配しなくても結構」


「・・・・・・・っち」


壱成は走ってそのまま帰ってしまった



「ふん・・・・・最近の子供は」








バン!!



さいてーさいてーさいてー


琴音は家で愚痴っていた


「何あいつ?!よく知らないのに知ったように!!!」


枕に顔を押し付け涙を流していた





寂しい







つぼみの咲くころに  つづく




第二章  いびつな関係




2時間目 英語



「斉藤こんなのも読めないのか?」


「えーっとー・・・・・カルクルアトー?」


「calculator!電卓って書いてあるだろう!!」


「すっすみません・・・・」


「放課後、個人指導室に来なさい!」





ガタン


座ってみると


「いいなー」


「うちも行きたい」


と、女子たちの声が聞こえる


くすっと笑いがこみ上げる



私は特別



そんなキモチが込み上げた









「こっとん!帰ろー」


「ごめんミイナ!今日英語の個人指導だから」


「おっけー!ばいばーい」



琴音は駆け足で個人指導室に向かった




「はぁはぁはぁ」


英語個人指導室


ここで間違いない


すぅーーーはぁーーーー


深呼吸をして呼吸を整える


コンコン


「失礼します」


がっちゃ


「渡邉先生・・・・・?」


先生はうつむいて本を読んでいた


「先生・・・?」


「雄輝」


「え・・・・・?」


「プライベートの時は雄輝だろ?琴音」


「あ・・・すいません」


「お仕置をしなくちゃね」


「え?!」


先生はメガネをくいっとあげて少しづつ近づいてきた


「ちょっと先生!プライベートって今学校・・・」


「黙れ・・・・」


先生はものすごく悪い顔をしていた


ドン!


ドアに足をぶつけた


もう下がれない


先生の顔が近づいてきた


「きゃ・・・・・」




もにゅ




「つっかまえたー♥」


先生はしっかり私のお腹をつかんでいた


「むにゅむにゅしてる♥」


・・・・・・・。


「はーなーせー!!」


「えーなんで?」


「もう!!これでもお菓子ガマンしてるの!!」


「ふふ・・・・これで?」


「先生うるっさーい!!」




チュ♥




「雄輝でしょ」


「んーーーーーー!!」


「はいはい、怒っちゃだーめ」





もう、いっつもこんな感じ・・・・


「雄輝・・・・先生?今日は何で呼んだの?」


「ははは、先生はつくんだね」


「だから何で?」


「来週、お前の誕生日だろ」


「え・・・・・」


「ちがったっけ?」


「・・・・・・うん、うち3ヵ月後・・・・・・・」


「あ・・・・ごめんごめん、気にしないで」


「・・・・・・ん」


「でも来週、空けといて遊びにいこ」


「それってデート?」


「うん、5ヵ月ぶりの」


「分かった・・・・そんだけ?」


「うん、バイバイ」


「じゃあね」





がちゃ





ふーーー


誰の誕生日なんだろう









「センコーとデートすんの?おまえ」


「え?!」












つぼみの咲くころに  おしまい