第五章 家族と貴方
なんで私イイなんて思ったんだろう
誰があんたなんかと会うのよ!!
くらい言えばよかったかな
「こっとん・・・・」
「ゴメン、ミイナ・・・今考え事中・・・・・」
「いや、こっとん今・・・・声に出てたよ」
「えぇ?!」
私は結構大きな声で言ってたらしく
皆から白い目で見られていた
だがただ一人おなかを抱えて笑っていたヤツがいた
「こっとん誰の事言ってたの??」
「え?!・・・・えっとー・・・・・・・」
「まあ今言わなくてもいいよ。いいたくない事もあるだろうし」
「んーありがと、今はいえないけど・・・・・今度言う!」
「別に無理に言うことないよーこっとんのお友達だもん!がまんする」
「・・・ありがと、ミイナ」
ミイナは最近まで先生のことを知るたった一人の相談相手だった
一見お調子者のミイナだが
相談の時は自分の時以上に悩んでいる
そんなミイナは彼氏がいた
坂本 幸一
幸一はミイナを物凄く大切にしていた
私はそんなミイナに憧れていた
今も憧れている
今は幸せ・・・・
だけど何かが違う
何か大きな違いがある
「ごめん!ミイナ今日も一緒に帰れない」
「おっけーがんばっといで!!」
「うん!」
「お!!来た来た、逃げたかと思った」
「・・・・・・。なにさ・・・・・話って」
「・・・・・まどろっこしいのはイヤだから!はっきり言う!!」
「?」
「渡邉のセンコーは・・・・・・・結婚してるんだ」
一瞬喉が詰まったかと思った
でも喉が詰まったんじゃなくて
心臓が止まったんだろと私は少し思った
などと考えている
私に一番驚いていた
つぼみの咲くころに つづく