第十九章
「あーもーだりーよ・・・・準備って早すぎ来月じゃん」
「なんだよ、たきぐっち・・・・俺なんか執事のオーナーとか意味不明・・・・・お!俊介おつー!!」
「なんで俺がジュース買ってくんだよ・・・・」
「おめーがペンキこぼすからだろ・・・・コーラもらい!」
「あー幸一ズリー俺もコーラ!!」
「だったら自分で買ってこいよ!俺はいかねーぞ」
「なんだよ俊介ー!付き合いわりーよ!」
「うるせーなー」
「今日は特にな・・・・・どしたの?」
「・・・・・色々あんだよ・・・・・・・」
「いーなー色々・・・俺なんもないよ」
「よくねーよ・・・・俺なんかミイナにまた怒られたんだよ」
「なに?なんて?」
「『なんで一緒に回れないの?もういいよ!!』だって・・・・・」
「ははは!!またぁー?!きついねミイナちゃんっておい!!俊介!!」
また俊介はぼんやりしていた
「なんか・・・・あったんじゃないの?」
「やっぱり、あの時琴音ちゃんと・・・・・ムグ!?」
あわてて幸一は滝口の口を押さえた
「おい!!ぐっち!!」
「・・・・・・・・」
居心地の悪い沈黙が流れた
好きとか今頃言われても・・・・・・
「徳井君!!先生が呼んでる!!」
「え?」
そこには渡邊先生がいた
「よぉ・・・・ちょっと来いよ」
校舎裏に呼び出された
「何すか・・・・話って・・・・・俺なんかしました?」
「いやー今は先生っていうか」
タバコを取り出した
「この学校禁煙ですよね・・・・」
「お前もその髪ワックス使ってるだろ?」
「・・・・・・」
「お互いさまってことで」
タバコをふかした
「ごほごほごほごほ!!!」
「おっと苦手だった?」
「ちょっと・・・・」
「おーごめんごめん」
ははっとへらへらしながら携帯灰皿に捨てた
「で?何なんですか?話って?戻りますよ・・・・」
と裏口の方を向いた
「おいおい、待てよ」
振り返るとそこにはびっくりするほど俺をにらんだ顔があった
「今の立場はなー・・・・俺は琴音の元彼だよ」
電流が走った
「は?」
「んーとね・・・・宿泊学習の・・・・・」
ばん!!
徳井は渡邊の襟をつかみ壁に押し付けた
「どーゆーことだよ!!!」
「そのまんまだよ」
「おまえ・・・・・俺に何をさせようとしている!!!」
「おまえのそーゆうガキなとこが・・・・・」
ダン!!!
「琴音を困らせてんだよ!!!」
片手で徳井の襟をつかみ押しつけた
「いい加減にしろよ!!あ``ぁ!!!しばくぞ!!ごら!!!」
手を離したとたん徳井は崩れ落ちた
ふーと息を吐きタバコを付けた
「なんでテメーなんだよ・・・・・俺のほうが愛してるって言える」
「しらねーよ」
「さいてーだな」
「もう戻って良いですか・・・・」
「まあ待てよ・・・・本当は俺のほうがサイテーなんだよ」
「は?」
「おれ・・・・嫁いるんだよ」
--END--