2回に分けて書くが、最後まで読めば、何となく良さそうかな?と思っていたものが実は悪魔のワザだという事がわかると思う。
最近はそういうものが特に多い。
魔術によって穢(けが)れを取り、気分が楽になって「本来の自己を取り戻した」と錯覚する。
神を認め、”人間を聖なる存在”としているんだから、何も問題ないと油断する。
そして、罪を持ったままの自分を「ありのままの自分」とする事で、苦痛から解放されて心がとても楽になったような気がする。
しかし、「悔い改め・反省」から意識を遠ざけられて、こころを神から遠ざけられている事に気づかない。
そうなると、悪魔など存在しないという結論に導く事が出来る。悪魔の存在を隠し、悪魔族の罪を隠すにはもってこいである。
創造原理だけで物事が解決できるのは、罪のない本然の世界のみ。
現実の世界ではあり得ないのだが、魔術に迷い込んだ者にはそれがわからなくなる。
魔術とは何か、魔術の歴史の代表的なものだけをあげて簡単にまとめた。悪魔の手口を知るための知識として読んでいただければさいわいである。
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魔術は、自然界のすべてを知り尽くした知恵の天使長=悪魔ルーシェルが、地上の悪魔族に伝えた秘法。
神の摂理を破壊するための道具の一つである。
・神側重要人物の殺害
・病気にし、体と精神を病むようにさせる
・邪心を植え付け人格を破壊
・人を操って悪事を働かせる
・悪魔信仰に引きずり込む
・神が創造された万物を改造
・人を改造する。
など、あらゆる悪事を働かせるために開発された。
魔術以外に近代科学兵器を使ったものもあるのでやっかいである。
魔術にはヒミコが使った鬼道(西洋で言う白魔術)のように、人の心の穢れを取り、悪魔のワザを退けるものもある。
しかしそれは、神への信仰という中心軸がしっかりと定まっていて成り立つもの。
神への中心軸が確立していないのに魔術に頼ると、「反省」や「悔い改め」といった人のこころにとって大切なものから遠ざかり、神の御霊が宿った本来の自分を失い、悪魔の姿そのものになってしまうのである。
神を自らの良心に感じていないと、こころが曇って真実が見えなくなる。
何度でも書くが、禅者には禅が、クリスチャンには祈りがある。それを怠って魔術に凝るなど、もってのほか。
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■古代魔術
悪魔=天使長ルーシェルが元祖。人類の誕生以前から魔術は存在した。
古代エジプト時代
・旧約聖書出エジプト記に、モーセとパロ王の魔術師との魔術戦の記述がある。
・魔術の神=イシスに対する信仰があり、後のローマ帝国へも伝わる。
・魔術師の名がパピルスに記されている。
古代西ヨーロッパ、古代中国にも職業魔術師がおり、中国の方師が後に仙術に発展する。
■魔術の種類
・悪魔や天使を呼び出して行う召還魔術
降霊術、シャーマニズム(イタコなど)、白魔術・黒魔術など。
古代から世界中に存在する悪魔崇拝集団や魔術師が行ってきた。
・自然界の持っている力を使って行う自然魔術
鉱物・植物・化学・生物・気や性エネルギーの魔術利用。
47.罪・堕落とは人間の改造(1)
↑読んでない方はこちらを参照
■典礼魔術 (マニュアル化された魔術)
魔術師ごとに効果のばらつきや失敗があった。
↓
・一定の様式に整理され、一定の効果が出るようになった。
護符、魔方陣や魔術用具などを整備
↓
・さまざまな魔術の体系化
※省略
■魔術に影響を及ぼしたり影響を受けた思想
・グノーシス派:神秘主義哲学。
・新プラトン学派:魔術に否定的だったが次第に召還魔術に傾倒。
・カバラ:ユダヤ教神秘主義。
・ヘルメス思想:ヘルメス・トリスメギストス「ヘルメス文書」を元にした思想。
・タントリズム:ヒンズー教を起源とする性を利用し生命力を呼び覚ます考え方。
・陰陽道、仙術、風水、密教、道教、修験道、呪禁道など
↓続きです。
98.スピリチュアルは悪魔の世界への入り口 (2) 魔術師・魔術結社の系譜
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