親日国という言葉がありますが、親日どころではありません。
国民の9割以上が日本を好きだと言ってくれています。
君が代や日本の軍歌が普通に流れている町があり、日本軍を讃える施設がたくさんあり、日本人をこよなく愛している人々がいます。
それなのに、日本は中華人民共和国と国交正常化した時に、台湾との国交を断絶し、台湾を切り捨ててしまいました。台湾の方々にとって、それはどれほど悔しいことだったでしょう。
日本も台湾の事を教えなくなり、台湾について殆ど知らされず、日本人が台湾でどれほど尊敬されてきたかも知らない人が殆どです。
台湾旗の候補1位
台湾は台湾です。中華民国ではありません。中華民国は中国大陸から台湾へ蒋介石軍が逃げてきて、台湾人を大虐殺して政権を奪い取って作った国です。
台湾は台湾人の国。中国人の国･中華民国とは別です。
その本には、日本と台湾の間にどのような友情が結ばれてきたかが詳しく書かれています。
以前にも、この本を取り上げましたが、今回は、台湾の事で日本人は絶対に知っておかなければならない事をまとめます。
○これだけは絶対に知っておけ
台湾にとって大切な日本人
・明石元二郎大佐（日露戦争の英雄）
・八田與一
・後藤新平
日本人にとって、大切な台湾人
・日本人として戦った台湾人たち
・高砂族、高砂義勇軍
台湾人にとっての屈辱の日
・2.28事件
台湾人にとって悲しい出来事
・日本が台湾と国交断絶した事
明石元二郎大佐：
日露戦争におけるスパイでバルチック艦隊の航行ルートなどの情報を日本へ届け、ロシア国内においては、宮殿前でデモを起こさせてロシア皇帝の戦意を喪失させて、日露戦争の勝利に多大な貢献をした。
明石大佐の活躍は後のスパイ機関=陸軍中野学校の設置に繋がり、中野学校の卒業者に小野田寛郎さんがいる。彼らが戦後、ミャンマーやインドネシアなどアジア各国の独立に重要な役割を果たした。
明石大佐が台湾総監だった時、台湾教育令を発布し台湾師範学校をはじめ様々な学校を建設し、90％以上の就学率を誇るようになり、後の台湾の発展の礎となりました。
また、台湾電力株式会社を設立し、司法制度改革や、縦貫道路、鉄道などの交通機関の整備など数限りなく台湾の発展に寄与しました。
八田與一：
東洋一の烏山頭ダムを建設し、不毛の大地だった嘉南平野が台湾一の穀倉地帯へと変貌しました。
干ばつと洪水を繰り返していた嘉南平野に巨大プロジェクトを立てて10年かかって完成。万里の長城の約6倍に及ぶ長さの水路ができ、これがなかったら台湾の今日の発展は無かったと言われます。
後藤新平：
台湾は中国大陸から必要ない民を棄てるために使われた、病原菌をばら撒いたりして、世界有数の病原菌根源地の島でした。
後藤新平はそんな台湾で、衛生環境と医療の大改善事業と大規模なインフラ整備、日本よりも先に上下水道の整備を行ない、劇的に公衆衛生を向上させ、伝染病も激減させました。
高砂義勇軍：
台湾の原住民・高砂族による義勇軍。
素直で従順で責任感があって、とにかく強い。
ジャングルでは方向感覚に優れ、音を聞き分ける能力を持ち、夜目が利き、食料の調達では日本兵に食べさせるための食料に手も付けず、自ら餓死した兵士がいました。
2.28事件：
日本の敗戦後、中華民国･国民党軍が台湾人に対して略奪･陵辱･殺人などありとあらゆる悪事を働き、台湾人の有識者を3～5万人も殺害。汚職がはびこり道徳が乱れ、漢民族が台湾人へ酷い差別や迫害を加えました。
怒った民衆が立ち上がったが、中華民国の憲兵隊が台湾人を銃撃。この事件で10万人以上の台湾人がが殺されたと言われます。
日本統治時代にはこんな事はなく、日本軍は一糸乱れぬ行進で沿道の人々を魅了する存在だったそうです。
---------
私がこの本を読んで、日本人として戦った台湾の方々の言葉で一番胸に響いたのは、「日本人には大和魂なんて無くなったんじゃないですか。台湾にはあります。」の言葉です。
日本人こそ、しっかりしないと先人に申し訳が立ちません。
←
よろしければクリックをお願いします！