愛用してきた草鞋(わらじ)が履きつぶされて、
破れて使い物にならなくなった時、
綺麗に洗って分解し、土壁に塗り込む下地に再利用したそうだ。
イエス様は、新しいぶどう酒(御言)を、新しい革袋(生まれ変わったこころ)に入れるとき、
草鞋を壁の下地に塗り込むように、
古い革袋と古いぶどう酒を、こころの下地へしっかりと据え付けて、古い御言の本質をしっかりとこころの奥に据えて、新しいこころで出発された。
あっさりと捨てて見向きもしないような事はなされなかった。
履き物は、人間にとって無くてはならない物。
しかし、時と共に色あせて、いつか役に立たなくなる時が来る。
禅者は破れた草鞋を、特別の感情を込めて、
破草鞋(はそうあい)と呼ぶ。
自分に教訓を得させてくれた経験や、
自分をあるところまで育ててくれた、一緒に連れ添った御言を、
破れ草鞋のように、こころの下地にしっかりと据え付けるのか、
それとも、ゴミ箱に捨ててしまうのか。
今一度、草鞋を拾い上げるように、眺めてみる。
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![土下座2](https://stat.ameba.jp/user_images/20140217/10/arashi-toranosuke/bd/1b/g/o0046002012849234184.gif?caw=800)
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