「働かざる者、食うべからず」 良く聞く言葉。
殆ど聞かない、似た言葉:
[一日不作 一日不食:一日(いちじつ)作(なさ)ざれば、一日食らわず]
(仕事を作(な)せなかった今日一日は、食事をしない)
「人を幸せにするという神の願いを作(な)せず、あまりにも申し訳なくて食事をする気にもなれない」が本来の意味。
禅修行者の正直な心情の発露が、
[一日不作 一日不食]という言葉として未だに語り継がれている。
統一教会の責任者がよく言う「ノルマ未達成者は断食しろ」など論外!
信仰者の言葉か!
「自然に”食事したくないこころ”が湧いてくる」という
心情的な言葉を聞く事が無い。
「和の精神の喪失」と同様。
こころで感じてこころで見る感性も退化している。
禅語は修行者による「魂の言葉」の宝庫。
後世に残せる「魂の言葉」をこころ深くに持っているか?
こころの中にお金しか無ければ、
人のこころの奥底に響く魂の言葉が出ようはずもない。
(参考文献:松原泰道「禅語百選」)
←よろしければクリックをお願いします!
にほんブログ村